色々とバターバターしており、またもや1ヶ月以上更新が滞ってしまいましたが皆様お元気でしょうか。
こちらオハイオ州、今週は30℃オーバーの日が全くなく、残暑?何それ?と言った塩梅ですが、先月意を決して購入したプールが3回しか活躍していない事に憤怒している点には触れないでおきたい所です。
さて、我が家の車事情ですが、元々は
インフィニティQX80:旅行用兼出勤用
スバルフォレスター:マダム(嫁さん)の普段使い用
となっておりました。
この体制で1年を過ごし、旅行にも色々行ったのですが、
QX80の3列目が狭くて困る問題
が発生したワケであります。
QX80は2列目が無駄に豪華ですが、座席が前後スライド出来るワケでもなく、助手席に座れば良いモノをDVDが観たいが為に3列目に座る長女(中1)にとっては狭い構造となっております。
従い、
- 3列シート
- 2列目がスライド出来る
の2点を条件とすると、必然的にトヨタのシエナしか選択肢がない状態で、一方で最新モデルのオールハイブリッドになったシエナは弾不足で全くマーケットに出て来ない(これは去年からほぼ同じ)ので、じゃあどうやって買うの?ってのが本日のおはなしでございます。
我が家から50マイル圏内にはクソシエナばかり
ハナから新車は念頭にない為、まずcars.comというサイトで中古シエナを探します。
我が家から50マイル圏内、という条件をつけると、10数台見つかりますが、何れも古い or 走行距離10万マイルコースという実に残念な状態。
シエナ自体、アメリカでは従来はダサいofダサい車として扱われていた傾向にあり、実際年式の古いシエナはかなり野暮ったい感じで、エスティマのデザインを踏襲しようとして失敗したんかな?という印象があります。
こちら、今から10年前の2012 年式。
一方でこちらが今回購入した2018年式。
ほんの少しですが、ややシュッとした感じを受けます。なので、古い車は除外。
話がそれますが、以前カーメーカーのデザイン部の方と部品設計(外観)の打合せをした時、
もう少しシュッとして欲しいんですよね
とホザかれ、そこにいた弊社社員全員が
擬態語じゃなくてちゃんと要件定義しろや
と思ったとか思わなかったとか。普段デザイン設計の方と話す機会なんかない部品を生業としている我々には、相容れない感覚でありました。
話を元に戻すと、数ヶ月に渡ってリサーチし続けて来たのに、中古であっても我が家の近辺には弾がなかった一方で、シカゴだとかの大都市に範囲を広げるとかなりの上物が出てるワケで、
こうなったらネットショッピングに手を出すしかないんじゃないか・・・
というのが結論となりました。
Carvanaというサイトでリサーチ開始
Carvana以外にもVRoomとかいう業者が存在する様ですが、
- 在庫がCarvanaの方が多い
- Carvanaの方が見やすいし情報が多い
- 評判もCarvanaの方が良かった
という理由でCarvana一択で進めました。
今回は、
- 2018年以降生産
- 走行距離50,000マイル以下
- 価格$40,000以下
- 後席DVDプレーヤー付き
を条件にして検索。すると、先ほど写真を載せた白シエナがヒットします。グロス価格$36,990也。
この後の手続きは驚く程簡単。
- トレードイン(今持ってる車を売ってシエナを買うか)の選択
- トレードインする車の査定
- 買う車に保証や保険を追加するかの選択
- 残金をどう支払うかの選択(現金orローン)
- 必要書類のアップロード&電子サイン
- デリバリーデートの選択
これだけ!トータル30分もかかってないかと思われます。
トレードインの査定について
今回、QXとフォレスター両方を査定に出してみました。
ここ1ヶ月くらい、色んなディーラーに行って、両者の買取価格を聞いてみましたが、
- QX:$38,000~39,000(昨年の購入価格$50,000)
- フォレスター:$22,000~23,000(昨年の購入価格$25,000)
という、実に生ぬるい結果しかもらえておりませんでした。QXとか下がり過ぎだろ。
が。
なんと。
Carvanaさん。
査定結果が。
- QX:$40,590
- フォレスター:$25,427
なのであります。やるじゃん!!!
恐らく、当方が訪ねたディーラーも、一発目なので安い価格を提示して来たんだと思われます。ネゴればもうちょい上がった可能性も否定出来ません。
が、ここは当方がカーメーカーの調達担当から何回も言われた、
最初からベストプライスを出さない仕入先さんとはお付き合い出来ません
という言葉をお送りしたい所です。
何様なんだと。トヨタの看板があるから貴様と付き合ってるだけであって勘違いすんじゃねーぞこの若造が。
おっと、心の声が出てしまいました。
そんなこんなで、当方史上最大のベストプライスを提示してくれたCarvanaでのトレードインが決定。
あとは、当日までにナンバープレート含む全てのものを車から撤去して待つだけ。
全てを剥ぎ取られ、哀愁漂うフォレスターがこちら。
良く良く見ると、後部に小さい傷がついていて、これはマダムのガレージツッコミ事件によるものなのですが、Carvanaの兄ちゃん曰く、
こんなマイナーイシューは価格に影響しないぜ
との事。一安心なのであります。
当日のデリバリーも簡単
発注後、2日余りでデリバリー、というアメリカとは思えないスピーディーな対応には正直驚きを隠せません。やれば出来るんじゃん、と。
意気揚々とやって来るシエナ。
いすゞのトラックで来る辺り、かなりイケてるとしか言い様がありません。
荷下ろしの際にリアバンパーが擦れたりしたらギャグだな、とか思ってましたが、そんな事は一切なく、非常に丁寧な対応でありました。
この後、免許証の確認と保険にちゃんと加入したか、の確認を経て、テストドライブ。ディスクブレーキからやや異音がする気がしないでもないですが、とりあえず様子見をする事に。
このCarvanaさん、7日間のクーリングオフ大作戦が可能なので、気に入らなければ車を返せます。現段階ではまだお金は払ってもいない状態なので、そこに費用は発生しません。(と言っていた)
で、7日後にもし気に入った!となったらそこで初めて購入完了。お金の引き落としプロセスが開始される仕組みであります。
当方の場合、近所をパーっと一周して帰って来て、まぁ良いんじゃないの、という事で後は書類にサイン(15枚くらいあった記憶)をして終了。
車到着から30分ちょいで完了したし、デリバリーしてくれた兄ちゃんの対応も素晴らしく良かったので、
もしホントにこのビジネスモデルで利益がちゃんと出ているのであれば、ディーラーまで行って買い物する時代は終わるんじゃないか・・
と思ってしまうワケであります。
ネットショッピングであるが故に、上述の様にデリバリーしてからじゃないと当然テストドライブは出来ないのですが、もしクルマとしての基本性能を見たいのであれば近所のディーラーで同じモデルの別のものに乗ってみればだいたい分かるので、Amazonで買い物をするみたいに車もネットショッピングになる時代が来るのかな・・・等と考えておりました。
最後に、フォレスターくんが積み込まれ、寂しげに去って行ってオールセット。
という事で、ついに車をネットで買ってしまったおはなしでありました。
アメリカで車を購入される方、是非Carvanaを試してみてください!
なお、シエナの諸費用・税金を含んだ最終価格は$39,200くらい。そこからトレードインの$25,427を引いた価格に、12ヶ月のローン金利$600くらいを加え、$14,367が総支払い価格となります。ローンは組みたくなかった、というか金利だけは払いたくなかったけど、手元に$15,000ドルくらいがなかったので已む無し。
〜今日の教訓〜
一回コールセンターと電話したけど、マジで英語が難解だった。
仕事以外の英語力、マジで上達してない。