自動車業界の半導体不足が話題になって久しい。
自動車用半導体は、その厳しすぎる安全性の要求から最先端ではない汎用半導体が使用されるケースが多く、必然的に薄利多売の類のビジネスとなる為、サプライヤ側からすれば最優先で取り組みたくないコモディティになる、というストーリーが良く話されるが、まぁそうなんだろうなとは思う。
一方で、
じゃあ優先したいのって何なの?
というのはイマイチ良くわからない。
パワー半導体の様な最先端半導体はPS5等に使われてると思ってるので、サプライヤ側もそっちを優先したいんじゃないの?→PS5は弾がたくさん出て来るよね!となると思ってたのに、PS5も全く買えない状態が続いている。謎。
と、やや真面目な前置きになったが、2020年の発売以降、全く手に入らない事で有名なPS5。初代PS以降、PSを所有した事のないPS素人のくせに、PS5欲しい!と思い立ったのが半年ほど前。希少性の原理に完全にはまり込んでいる気がしないでもないが、その前提に立ったとしても脳内がそう反応してるのだから已む無し。
半年前にAmazonで鋭く購入の意思を表明し、その後ひたすらInvitationを待っていたのだが、先日遂にそのInvitationが来た!
普通のPS5だけじゃなく、このHorizon-Forbiddenとかいうゲームとのバンドルセットにも申し込んでたら、こっちの方が当選してしまったので、正直このゲームには全く興味がないんだけど力強く購入ボタンを押したのは言うまでもない。
ここでも希少性の原理に蹂躙されている自分を認識しているが已む無し。
数日後、厳重な梱包に包み込まれ、遂にPS5がやって来た!
こうやって見ると、このHorizonなんちゃらというゲームしかプレイする事の出来ない、ポンコツマシンが来たんじゃないか、と思ってしまう。
PS5だけじゃなくて、数百ドル単位の高価な買い物をすると、パッケージの写真から開梱のプロセスまで全部写真に撮ってしまうんだけど、この開梱している数分間が買い物という行為の中で最も興奮するのは当方だけだろうか。そんな事ないよね。
Horizonなんちゃらの主張が強すぎる箱をもぐと、中に更に箱がある。
上部を開けるとこんな感じ。ドキがムネムネする。
コード類が梱包された上部のエリアを取り除くと、遂に本体と思われる物体が顔をのぞかせる。
この梱包なら、物流過程でブン投げられてもサバイブ出来る気がする。
遂に本体が産まれた!おぎゃあ!
箱の中に入っていたのはこちら。HDMIケーブルが入っていたかどうか、忘れた。
テレビ台にセットし、微妙に爪が伸びただらしない親指でスイッチオン。超興奮する。
なんかものすごい近未来的な画面が映し出された。30年程前の初代PSからするととんでもない進化だ。
ファミコンにしてもスイッチにしても、PSで◯ボタンのある所がAボタン=決定ボタンなので、その癖でついついそこを押してしまい、力強くPS5から罵倒される当方。
そんなこんなで無事立ち上げを完了し、何をプレイしようかな〜とワクワクしながらストアに行くと・・・・
英語タイトルのものしかない。三國志とかドラクエとかFFとかどこ行ったんだ。
おい待てよ、と思って色々調べた所、アカウントを作った際に米国在住でありんす♡と宣言した事が諸悪の根源らしい。米国在住の人は、米国のストアで売られているソフトしか買えないんだとか。ちょっと待て。
とは言え、今更アカウントを作り直して再設定するのもめんどくさかったので、とりあえずその現状を受け入れ、米国ストアでしか買えないソフトでもいいや、と開き直って遊んでみる事に。
そもそも、PS5が欲しい!と思ったきっかけは、以下のゲームをプレイしたかったからなので、Amazonでこちらを購入してみた。
親父の実家が農家の当方、農業には昔から興味があったが、今の生活を捨てて農業に参入するワケにもいかず、このゲームで農家気分を味わったろ、という思いがあったのでやってみたかったのだ。
が、クソ難しすぎて、初期装備で持っていたピックアップトラックで田舎道を爆走し、看板をなぎ倒しまくっただけで心が折れつつある。
初代PSから進化していない当方の脳が完全に混乱していて、 どうやって視点を変えてどうやってコマンドを切り替えるのか、と言ったクソ基本的な動作が出来ない。たぶんだけど、中学生の頃とかであれば、プレイし始めたその日に全てキャッチアップしていたはずなので、人類として退化した気がしてならない。
いきなりファーミングシミュレーターはハードル高かったかな、と思い、子供の頃からプレイしまくって来た三國志を日本からわざわざ取り寄せてプレイしてみたが、視覚的な難しさはないにしろ、コマンドが複雑すぎてこちらも心が折れそうになっている。
じゃあどうすりゃ良いのよ!となったゲーム素人の当方が次に飛び付いたのがこちら。
米国ではタイトルが違い、みんなのゴルフ改め、Everybody’s Golf。そのまんまやんけ。
中肉中背愛染恭子似の角刈りのオッサンが、見た目日本人のSuzukiさんに英語で圧倒されている。
そもそもゲームをやってる時間があんまりないので、みんゴルもそんなに出来ていないが、英語力アップの為には英語でゲームやるのも意外と悪くないな、と思ったりもしている。
普段ビジネス英語しか使っておらず、近所のおっさんと話したりするとスーパー使い物にならなくなる日常会話素人の当方からすると、みんゴルに出て来る様な会話は新鮮で非常に良い。全く身についてないけど。
という事で、大してゲームもしないくせに、ソフトも合わせて$700くらい浪費した結果、己の無力っぷりに絶望しているおはなしだった。
当然ながら、バンドルとして付属していたこちらのゲームなんぞ、難しすぎて光の速さで心が折れている。
すぐ殺されちゃうのよね。
〜今日の教訓〜
いつでもメルカリ行き出来る様にパッケージは全て保存してある。
でも日本で売ったら保証対象外よね。。