アメリカでの出産を体験した件〜③病院食が実にアメリカンだったYO

シリーズ3作目。

最近は寝るか仕事するか子供を風呂に入れるか、くらいしかしておらず、これまで以上に何も書ける事がなく、不甲斐ないとしか言い様がない。

さて、前回及び前々回で、だいたいの流れは書いたと思うので、やや本質的ではないオマケのおはなし。ズバリ、病院食について。

<ご参考>

1作目:4女が生まれたおはなし

2作目:出産当日の流れについて

スポンサーリンク

前提:日本の病院食は豪華だった

我が家には今回爆誕した4女を含め、4人の娘がいる。

上の3名は何れも浦和の加藤クリニックという病院で生まれていて、当方はぬるく一度も立ち会っていなかったのだが、そこは病院食がやたらと豪華だった。

出産翌日の朝ごはん。

お昼ごはん。

夜ごはん。

退院祝い。

当たり前だが、マダム曰く、

こんなの全部食べ切れないでしょ

との事で、too muchではある。

さすがにこれはやり過ぎ感が否めないが、赤ちゃんを出産するというまさに生死を懸けた一大イベントをこなしたお母さんには敬意を払うべき、との観点からは納得出来る豪華さだ。

まずこれが事前情報。

個室にはメニューが置いてあった

入院、というか出産当日の朝に病院に到着して個室に入ると、おのぼりさんの当方は真っ先にこれを発見した。

なんという事でしょう。近頃全く旅行をしていない為、ルームサービスというワードだけでエンドルフィンドバドバなのは言うまでもない。

中を見てみるとこんな感じ。

曰く、

奥さんとあなたの分はフリーよ!

との事で、俄然盛り上がるのだ。

スポンサーリンク

出産直後に頼んだもの

13時半に四女殿がご生誕あそばされ、一通り感動に浸った後、まだランチ間に合うよね、って事で14時半頃にオーダー。部屋の電話から直接注文する形で、これまたハードルの高い行為だったが、当方がスクランブルエッグとコーヒー、マダムがチキンバーガーとレモネード、という内容だった。

こんな感じでホテルのルームサービスの如く、仰々しく運ばれて来る。一気に高まる期待感。

蓋を開けてみると・・・・・

・・・・・

・・・・

・・・

・・

おい。

スクランブルエッグってさ、フツーこんなんじゃないの?(ググったらこれが出て来た)

この病院のスクランブルエッグ、ハッシュドポテトが添えられてるのか、ハッシュドポテトがメインなのかすら良く分からない。もうちょい頑張れただろ。

なお、マダムがオーダーしたチキンバーガーとレモネードがこちら。

このチキンバーガーに至っては、ピクルスとかの野菜どころかケチャップ&マスタードも付いていないという気合いの入りっぷり。あれだけ苦労して産んでくれたマダムがあまりに不憫なので、家から持って来たじゃがりこやら柿ピーやらカステラやらを添えて誤魔化しているが、マジ?パン+肉+パンだぜ?

これには笑うしかなく、

夕飯はもう少し工夫しようね

という生ぬるいソリューションを提案する以外なかった。已む無し。

その後の食事は工夫してみた

前回の反省点としては、

1人前=何個メニュー頼んで良いのか把握してなかった上に、どう考えても一緒に頼めるはずのサラダ等のサイドオーダーを活用しなかった

というゲームルールの不理解が挙げられる為、その後のオーダーではそこを確認しながら頼んでみる事にした。

当日の夕飯は、家族全員が病室に押し寄せた事もあり、カフェテリアで自腹で購入したモノも持ち込んで食べたのだが、12歳児・6歳児・2歳児をマネージしながらの夕食では写真を撮っている余裕が一切なく、翌日の朝食以降の写真のみとなる。

朝食①:パンケーキとシーザーサラダとアップルジュース

朝食②:フレンチトーストとマカロニサラダとオレンジジュース

昼食①:チーズバーガーとシーザーサラダとマフィンとグレープジュース

昼食②:ブリトーとシーザーサラダとオレンジジュース

と言った感じで、初回と比べるとまぁ随分とレベルアップした内容になった。シーザーサラダを鋭くリピートオーダーしているが、シーザーサラダはフツーに美味しかった。

が、出産直後で体力的にも相当疲弊していると思われる母親に対しては、病院側が多少気を使って栄養管理とか体調管理とかをするモンだと思っていたので、

食べ物はそっちで勝手に考えてね!

的なおおらかな感じだったのにはビックリだった。アメリカすげぇ。

なお、チーズバーカーのトレイにケチャップ・マスタード及び挟み込む野菜類が載せられているが、これはつまり初日のチキンバーガーはこれを置き忘れたんじゃないのか、という疑惑を生むものだ。この点を確認出来ないのは実に残念なので、是非どなたか当地で出産されて確かめて頂きたいところだ。なお、このチーズバーガーはツーフーにマイウーだった。(普通に美味い)

カフェテリアもあるしミニスタバもある

先ほど書いた様に、出産当日の夕食は、一部をカフェテリアで調達した。

カフェテリアの入り口はこんな感じ。

中に入ると、企業のキャンティーンって感じではある。病院スタッフもここで食べてるから当たり前か。

買ったものは隣のこのスペースで食べる事も出来る。

ちなみに、出産当日の朝、ソワソワしていた当方が食べた朝食はこちら。ハムの入ったクロワッサン。そこそこ美味しかった。

良く考えたら朝食もルームサービスで頼めた気はするが、朝から絶食を強いられてたマダムの横でモグモグするワケにも行かなかったので已む無し。

自販機もそこそこ充実しており、この病院で勤務するスタッフがここで食事を摂る事を考えればもうちょい充実させてても良いんじゃない?とも思ったり。

こんな感じでスタバの出張所的なカフェもあるが、なかなかの確率で長蛇の列だった。みんなスタバ好きなのね。

なお、分娩室というか入院する部屋のあるフロアにはこんな感じの談話室的なスペースがあり、クソ田舎の風景を楽しみながら食事をする事も可能。

ただ、2日間通ってみて、誰一人としてここでくつろいでる人はいなかったので、何の為のスペースなのか、はイマイチ理解出来なかった。恐らくだが、仮にここで全裸で踊っていたとしても、數十分単位、下手したら数時間単位で逮捕されずに生き永らえる事が可能なものと思われる。


という事で、オハイオ州の、それもクソ田舎の街の病院の病院食を紹介してみた。

都会の病院はもっと豪華だったりする可能性もあるし、在米の方の99.9%にはほぼ何の参考にもならないだろうが、この病院で出産する方がいらっしゃればこれ幸いなのだ。

〜今日の教訓〜

マダムは出産直後は塩むすび。

朝飯食えなかった分、おむすびはなかなか美味しかったらしい。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする