安倍ちゃんの暗殺を受けて5年前のグジャラートのイベントに思いを馳せる件

ご存知の通り、安倍ちゃんが暗殺された。

暗殺 なんて言葉は、教科書か海外のニュースでしか見ないワードだと思っていたのに、まさか日本でそんな事が起きるとは・・・というのがほぼ全ての人の感想なのではないか。

平和ボケと言われればその通りだろうし、声高に平和ボケだ!と言っている連中だって大半が平和ボケしてるはずで、

自分の身は自分で守らなければならない

という、ある意味当たり前の考え方を再認識せざるを得ない。

で。

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安倍ちゃんと言えば、2017年にグジャラートに来て、モディさんと一緒にスピーチをした時の事を思い出す。

スズキのインド合弁会社のマルチスズキに、

グジャラート工場の開所式やるからサプライヤのみんなは出席してね!

と半分以上騙されて召集され、結果的にはサクラとして集められただけだった、ってなイベントだったのだが、今思えば良い経験だった。時間と金はクソ浪費したけど。

モディさんと一緒にデカデカと映される安倍ちゃん。

抜かれる安倍ちゃん。

スピーチをする安倍ちゃん。

当方とツーショット的に写る安倍ちゃん。

街には何故か奥さんの看板も。

この時のスピーチで印象的だったのは、

  • インドを初めて訪れた日本の首相・岸信介は自分の祖父である
  • 敗戦国でまだ当時貧しかった日本の首相を、インドは温かく迎え入れてくれた
  • 当時のネルー首相は、岸をリスペクトしていると言ってくれた
  • その瞬間、岸はインドラブになった
  • 自分が初めてインドに来た時、5万人もの人が出迎えてくれた
  • 自分もその瞬間からインドラブである

というロジックで話を組み立て、インド人の大声援を受けていた事。まぁ本気かどうかは知らんが、良いスピーチだった。この話をした瞬間、サクラ含めたインド人の反応が目に見えるレベルで変わったので、やっぱうまかったんだなぁ、と思う。そして繰り返しになるけど、良い経験ではあった。

気になるのは、この会議でブチあげたバラナシのコンベンションセンターがどうなったか、という点。

JICAのウェブサイトを見ると、実に豪華なハコモノが出来る計画だった事が書いてあった。

いやいや待てよ、現状こんなんだったんだぞ、さすがに無理あるだろ!

と思ってたら!!

既に!

去年!

まだ菅さんが首相だった頃!

完成してた。知らんかった。

すげーーーじゃん。

でも不思議なのが、観光客しか来ないバラナシにこんなハコモノ作ってどーすんの、って点。維持費大変じゃん。

安倍ちゃんがこの話をした時、インド人スタッフに、

バラナシって結構行くの?

と聞いてみたら、

一回も行った事がないサー

バラナシは聖地であり、人生の最後に自分の罪を洗い流す為に訪れる所サー

まだ30代の自分は行かないサー

と、なかなか納得感のある回答が返って来た。だとしたら絶対コンベンションセンターなんか不要じゃん。そう捉えてたのはこいつだけかもしれないけど。

兎にも角にも、安倍ちゃんの置き土産の一つとも言えるこのコンベンションセンターが無駄なハコモノ化しない事を祈る。併せて、安倍さんのご冥福もお祈りします・・・

〜今日の教訓〜

会社にもガンマニア的なヤツはフツーにいる。

怖いっつーの。

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