《クソ長いので要注意》
9月末に4連休がある!と言う事に気付いたのが9月中旬。
最近は、と言うか最近も、が正しいのだが、最近やたらとストレスが溜まっていて、ちょっとの事ですぐに憤怒する状態に陥っていたので、ここはもう国外脱出しかない!と固く心に決め、まずはバンコク行きを検討した。
ところが、みんな同じ事を考えていたのか、タイ航空のチケットがまさかの完売。
マレーシアには翌週行く事にしてたし、ディワリはシンガポール行くし、、って事で、『あれ?東じゃなくて西に行けば良いんじゃね?』と言う話になった。
良く考えたら、インドにいる利点って、日本からは行きづらい西方面に行きやすい、と言う点。
モルディブとかスリランカとかその真骨頂なワケで、今更ながらその点に気づき、西方面で検討を開始した。(厳密にはスリランカは南だけど、まぁ同じって事で)
ホントは、イタリアとか南アとか行ってみたかったけど、1歳児連れての長時間フライトはキツいので、Max5時間くらいが限界と考えると、意外と候補がなくて、中東じゃね?って事でオマーンに白羽の矢が立ったのである。
と言う事で、前置きが長くなったけど、オマーンに行って来たぜ的な内容をダラダラと書き続けるので、未来永劫オマーンなんか行かないぜ!って御仁は、そっと離脱する事をオヌヌメする。
フライト
オイルマネーの匂いがプンプンするオマーンエアをチョイス。
子連れには絶妙の時間帯に設定して来ており、行きは9時半チェンナイ発、帰りもオマーンを9時に出てこっちに14時半に着く、ってな感じの楽ちんぽんなスケジュールなのだ。
オイルマネーがプンプンする割に、JALとかANAで貰える子供用のおもちゃみたいなのは一切なかった事については、恨みつらみと共に書きなぐっておく。
4時間程のフライトでオマーンに着くと、マスカットの空港は意外とショボくれていて、飛行機からまさかのバス。
と言っても、この距離(左側の建物まで)なんだけどね・・・金あるんだから、ドバイ並みに豪華な建屋にしようぜ。。
ビザ
オマーンは、アライバルビザが必要なんだけど、オマーン大使館の情報では、ショートステイ用のビザがあったはずなのに(下記画像)、あっさり廃止されていた。おい。
と言う情報は、先月オマーン旅行をした人に聞いていたので、一人当たり20リアル取られるんだろうな、、と覚悟はしていたが、やっぱり取られた。
腹立ったのが、日本円で払おうとしたら、明らかにマーケットレートよりも高い金額で請求された事。
300円近辺を行ったり来たり、ってのが事前に確認してた内容だったのに、まさかの354円台。
おいおい兄ちゃん、冗談きついぜ、と言って詰め寄るも効果なし。超むかつく。
この頭部発光野郎に、3万円を毟り取られ、幸先の悪いスタートとなったのだ。
一応解説しておくと、20OMR×4人×354円、って事で、ほぼほぼ3万円なのだ。悔しい。
ここまでが入国編。これはかなりの長丁場になりそうなので、ストレッチをしながら読んで頂ければ幸いなのだ。
ホテル
今回は、グランドハイアットをチョイス。
いつものリージェンシー宿泊で稼いだポイントで、パァーッと行こうぜ!的な感じで選んだのだが、如何せん、所詮インドで稼いだポイントなので、3泊をまかなえる程は溜まっておらず、一部キャッシュ、一部ポイント、と言うやや手ぬるい泊まり方となった。
ホテル自体はさすがにグランドハイアット。なかなか良いが、お値段は全てにおいてクリビツテンギョウ。
レストランがクソ高い
まず、金曜の昼に着いたので、なんか食おうぜ、って事でレストランに行ったら、ちょうどこんなイベントにぶち当たった。
こんな感じでチョコレートフォンデュがあったり、
外でステーキ焼いてくれてたり(ちなみに灼熱地獄なので、料理人は大変そう)、
かなり豪華な感じなのだ。
当方のバカ舌はその全てにガチで感動、うまいうまいと言って、アホみたいに食いまくったのだが、驚き桃の木山椒の木なのがお会計。
じゃん。
ぐはっ!!!
まさかのランチで2万円オーバーなのだ。むむむ。
これはオマーン到着初日の話なので、ここまででビザ3万円、空港→ホテルのタクシー10OMR=約3,000円、このランチ、トータルで既に6万円程失っている計算になるのだ。
その他、ちょっと休憩して茶シバこうぜ、と言って飲んだオレンジジュースが千円超えだったり。。
なんかもうすんません、って感じなのだ。たけーよ!
ファシリティはチョベリグ
まぁでも、高いだけあって、プールは綺麗だし(しかもあったかい)、
建物もなんとなくディズニーランドホテルっぽい感じを醸し出してるし、
海へもダイレクトアクセス可能だし、
海の水も結構透明度高いしあったかいし、
ってな感じで良い事づくめなのだ。当たり前だけど。
でもちょっと息苦しい
高級ホテルだから、って事なんだろうけど、やたらと客もみんなカッチリしたカッコで歩いていて、我々の様なペーページャパニーズ的には、風呂後の外出は億劫になってしまうのだ。
なので、夕飯は3夜連続でルームサービス。
こやつは、リブアイとサーモンなんだけど、マジで美味かった。
当方の中では、伊勢丹の地下のサーモンが今までの人生の中で一番美味い、と思ってたんだけど、感動指数的にはそれを超えて来るクオリティだった。
とは言うものの、サーモンのお供には白米が必要で、こちらの米は美味くなかったので、翌日はサーモンは選から漏れてしまった。
その代わり、リブアイは2夜連続の登場となり、タマさん大感動なのである。
残念ポイントとしては、ルームサービスのテーブルを運んで来たボーイ君が、通り道にあった子供のサンダルを足でどかした点と、食べ終わったから片付けに来い、って言ってんのに、結局翌朝まで取りに来ず、食器の残骸と共に就寝した点。
後者についてはまぁ良いんだけど、前者はホテルマンとしてどうなの?と思う。教育って大事。
ちなみに、このルームサービスも当然ながらなかなか良い値段を取りおる。
リブアイで17OMR、サーモンで15OMRだったと思う。確か。たけー
何にしろ、さすがグランドハイアット、ってな感じで、場違い感は甚だしかった、と言うのが総括か。
ホテルの部分でかなりのウェイトを占めてしまったが、今回は前回のスリランカ旅行の反省(やたらと予定を詰め込まない)を活かし、ほぼ殆どをホテルでダラダラ過ごしていたので、ここから後はかなり手抜きとなる。
お買い物(マスカットグランドモール)
初日のホテルランチに驚愕し、朝ご飯も諭吉コースやで!って事が判明したので、2日目はグランドモールに逃げ込んだ。
下調べで、Paulが入っている事は確認していたので、喜び勇んで突入したのだ。
この景色だけで感動出来る。
ただのクロワッサンなのに、君は何故こうも愛おしいんだい?と、バラードが作れそうな高揚感に浸る。
当方は、愛して止まないエッグベネディクトを注文。
インドのエッグベネディクトって、なんか黄身の色が変なんだけど、オマーンのはちゃんとした色をしとる。
味も激ウマなのだ。
んで、会計はこちら。どん。
あれ?
結局6,000円オーバーで、大してダメージ軽減になってないじゃん!と思いつつ、美味しかったからいいもんね、ともはや開き直りの境地に達しつつPaulを後にしたのである。
んで、その後満足感に浸りながらモールを彷徨っていると、こんなおもろい店を発見。
ダイソーやんけ〜
店の中も完全日本。
置いてある製品も、完全日本コピーで、現地に馴染む気1mmもありません!状態で、それはそれで好感が持てるし助かるのだ。
パソコンですら、日本のものまるまる持って来ました感満載。
値段は全て0.7OMRって事で約200円。日本の倍なのだが、当然我が家はアホみたいに買いまくり。
結果、これだけの戦利品をゲットしたのである。
その他、スタバのご当地マグやら、ネスプレッソのカプセルやらを買い、買い物フィットネスが切れた辺り(約2時間が限界)で退散。
振り返りとしては、当たり前なんだけど、どれもこれも高い!と言うトコだろうか。そりゃそうでしょ、って話なんだろうけど。
お買い物(マトラスーク)
スーク、って市場って意味らしいんだけど、せっかくオマーンに来たんだから、ここは行ってみたい!と言うマダム(嫁さん)の指示でタクシーでばーんと行ってみた。
こんな感じの海岸沿いののどかな街並みから一歩中に入ると、店がぎっしりと詰まった市場が姿を現わす。
どん。
ほぼ全ての店の前で声を掛けられつつ、自称シルクや自称カシミアのショールとかを物色。
一応、値切る事は可能な様で、マダムは7OMRのものを3OMRね、とか言って店員をドン引きさせていた。結局5OMRくらいで決着した様な。
うろついていると、こんな変なモンも発見。
ドロウモン??
お土産に買おうかな、と思ったけど、店員の態度がムカついたのでやめた。
グランドモールはエアコン全開の中を快適に歩いていたので2時間程耐えられたが、基本屋外のここでは、買い物フィットネスは1時間未満で切れ、早々に退散。
売ってるものも、ショール系・香水・靴・服、が8割がたを占める、って感じだろうか。あとは、置き物とかマグネットとかの小物系で、そこまで真剣に見なかったからかもしれないが、終いには全部同じに見えて来てしまったので、本当に買い物に向いてないんだろうな、、と感じつつ、マトラスークに行く人は、こんなクソフィードバックは当てにせず、是非ご自分の足で確認して頂きたいのだ。
観光(グランドモスク)
買い物したら観光もしとこう!って事で、モノグサな我々は、空港→ホテルの道中で見えたグランドモスクなる、超巨大なモスクに行ってみる事にした。
当方の薄っぺらい知識からすると、このモスクは2001年に完成した、比較的、と言うか超新しいモスク。らしい。
タクシーの運ちゃんに、マダムはショールをかぶって行くべきだぜ、とアドバイスされ、黒いショールで頭部を完全ガードして臨んでいた。
当方も一応気を使って、短パンは避け、ジーパンで参戦。
お姉ちゃんは謎にインド服で参戦。
とにかく、綺麗・でかいの二言に尽きる。
まず正面。
シンメトリーの景色を、そんな感じに撮れない自らのカメラテクの低さを呪う。
奥の丸い建物の中に入るとこんな感じ。
完全ガードのマダムと、謎のインド服のお姉ちゃんの後ろ姿をチラリ。
チラリじゃなくてモロだけど。
シャンデリアさんも超豪華。
この写真も、シンメトリーに撮れない辺りがショボすぎるのだ。
外からアングルを変えて撮るとこんな感じ。
人も鳥も何も写らない様になるまで、1分くらい待ったが、まーキレイ。
11時までが非ムスリムへの開放時間、って事で、10時半に到着した我々には30分しか時間が残されていなかったが、まぁ30分あれば十分かもしれない。暑いし。
余談(帰り道)
ここからは完全に蛇足になるが、チェンナイへの帰り道で結構ストレスが溜まったので、一応書いておく。
まずチェックインカウンター。
このオバハンは超絶使えないので要注意。
お前、何にそんなに時間かかってんの?と思うくらい、と言うか直接言っちゃうくらい捌けなかった。
結局、右側のおっさんに助けて貰いながら、10分程かけてチェックイン完了。
こいつは避ける様にしよう。
あと、既述の通り、マスカットの空港にはボーディングブリッジがないので、待合室→バス→タラップを使ってボーディング、と言うフローになる。
となると、インド人お得意の、並べない・横入りする・機内で大渋滞、の三重苦が炸裂する。
ホント、教育って大事。タラップの下から座席まで、リアルに10分かかった。
ちなみに、待合室から外に出る時、謎に横入りして来た女に対して、お前並べよ、と恫喝した所、後で見てみたら、そいつが悠々とビジネスクラスに座っていて、何となく敗北感に浸ったのだが、それはまた別の話。
てな感じで長々と書いて来たが、今回のオマーン旅行、結局フライトチケット以外に15万くらいかかったワケで、早速今日から倹約生活をスタートさせているのは言うまでもない。
恐らくもうオマーンをリピートする事はないと思うが、このダラダラ文章が何かしらの参考になれば幸いなのである。
※グランドハイアットマスカット
※マスカットグランドモール
※マトラスーク
※グランドモスク
〜今日の教訓〜
インドにいると、自分が金持ちだと錯覚する。
勘違いすんな、って事を十二分に思い知りましたごめんなさい。