コーヒー好きを称してみるものの結局良く分からない件

最近、って程もないが、コーヒーマイスター、なる資格が存在する事を知った。

日本スペシャルティコーヒー協会、という立派な名前の団体が発行している資格らしい。

残念ながら実技講習がある為、海外在住の当方はひっくり返ってもゲット出来ない資格の様だ。

もうちょっと調べてみると、アメリカでもIBCA(International Barista & Coffee Academy)とかいう団体でコーヒーのバリスタ資格を得る為のコースも存在するっぽいが、興味はあるもののこんなん英語で全部やられたら無事に即死するので厳しい。

そもそも、バリスタレベル1を取るだけで$597、レベル2で$905、プロレベルの3には$1,365もかかる、とか書いてあるので、その時点でありえん。店開くんじゃないんだから。

なんでのっけからいきなりコーヒーの事を書いているか、というと、タイトルにもある通り当方がそれなりにコーヒー好きだから(自称)、になる。

何かを好きである、という事自体は基本的に全て主観的なものなので、(自称)などという記載を改めて書く必要もないよな・・・と思ったものの、

あの人、クソコーヒー好きらしいよ・・・

等と後ろ指を指される状態だと、コーヒー好き(他称)って現象も起こり得るのかな、とくだらない事を考えてしまった。実に無駄な時間である。

さて、コーヒー好きを他称ではなく自称する当方。我が家には2017年製の既に販売されていないネスプレッソ殿が鎮座しているのだが、、

少し引いて写真を撮ると、他にもコーヒーグッズが出没する。

生活感丸出しの写真で恐縮であるとしか言い様がない。

何を写したい写真なのか、既に良く分からないので、ネスプレッソ以外のコーヒーアイテムがこちら。

HARIO(ハリオ) V60 オリーブウッドスタンドセット 1~4杯用 コーヒードリッパー VSS-1206-OV
created by Rinker
HARIO(ハリオ) コーヒーミル ブラック セラミック スケルトン MSCS-2B
created by Rinker
HARIO(ハリオ) V60ドリップケトル・フィット ガス火・IH対応 実用800ml マットブラック 日本製 VKF-120-MB
created by Rinker
HARIO(ハリオ) V60メタルドリップスケール ヘアラインシルバー コーヒースケール VSTMN-2000HSV
created by Rinker
HARIO(ハリオ) V60 計量スプーン シルバー コーヒー粉すりきり12g ステンレス コーヒー メジャー 日本製 M-12SV
created by Rinker

一応、ひとまとめにしてみたのがこちらの写真。最初からやれよ、と罵声を浴びせられ圧倒されても文句は言えぬ。

要は、自分で豆を挽いてコーヒーを淹れる為のツールである。

なお、何れの写真にもしれっと写り込んでいるのは、先日シカゴのスタバロースタリーで買って来たクソ高い豆。

憧れのロースタリーで一杯千円以上するコーヒーを片手にご満悦のヒゲの殿下。おのぼりさん丸出しとしか言い様がない。

10月末のシカゴが寒すぎて、クルーネックのヒートテックみたいなのを着ざるを得ず、それが首元で見え隠れしているのが絶妙にダサい。

話を戻すと、これまでに色々な豆を買って自分で挽いてみた。

だいたい、一袋あたり$10とかそれ以下で買えるんだけど、スタバの激エクスペンシブ豆は、まさかの$40オーバー。ヤバすぎ。

そんなハイエンド豆から低価格帯の豆まで、色んな豆を挽いて来た当方、結論としては当然、

どの豆で挽いても淹れ方次第で味は全然違う、っつーか良く分かんない

になる。それが今回のポイント。

以前、なんかのテレビ番組から、4×6メソッドというなかなかスグレモノな情報をゲットした。超ザックリ書くと、豆というか粉の量に対して3倍のお湯を5セット注ぐだけで誰でも美味しいコーヒーが作れる、というもの。

例えば30gの豆であれば、90ccのお湯を5回注ぐ事で、誰でも美味しいコーヒーを淹れられますよ!みたいな話だった。

スポンサーリンク

4と6については、5回に分けて淹れるお湯を、前半の2回(4割)と後半の3回(6割)に分けて考えているから、らしく、

最初の2回で味(酸味vs甘み)が決まり、後の3回で濃さが決まる

との事。

実際やってみよう。

どこで得た情報か覚えてないが、91~94℃が最もコーヒーが美味しい、というウソかホントか分からない情報に踊らされて92℃近辺に設定する当方。

今回は粉が30gなので、注ぐお湯は90cc×5セットになる。ちなみにせっかく買った計量スプーンは全く使っておらず、だらしなくオブジェと化している。

先ほどの4-6メソッドに教えてもらった通り、甘いコーヒーにしたいので、一投目は90ccより少なめに注いでみる。

やや少なすぎた説、或いはもっと少なくて良かった説、両方あるが、二投目で180ccになる様に調整。

ここまでで味は決まったらしいので、後は濃さを決めるプロセス。

それぞれのセットの間隔が30秒とかになっていて、それで良いのかは謎だが、、、

とりあえず開始2分くらいでお湯の投入は終了。

これまたどこで仕入れた情報か分からないが、お湯を淹れ始めてから3分以内に全てのプロセスを終了すべし、みたいな事を聞いた気がするのでそれに則ってやったのだが、真偽のほどはこちらも不明。大丈夫か。

という事で出来上がった頭でっかちなコーヒー。狙いは甘め&ミディアムな濃さ。

飲んでみると・・・・

・・・

・・

マジで良く分からない。

少なくとも不味くはない。と思う。が、甘くする事を狙って淹れたものの、甘いのかと言われても甘いですとは言えない上に、そもそも甘いコーヒーの定義が良く分からないのでどうしようもない。

また、再現性という意味においても、当方としては同じ淹れ方をしているにも関わらず毎回微妙に味が違う気がするし、どうやら豆の挽き方でも味は変わるらしいので、もはや手が付けられない。

今回のは、ロースタリーで買った、ウィスキーバレルなんとか、という確かにウィスキー臭のするややクセのある豆だったのだが、結局この感想になるのであれば、一袋$40以上も出して買う必要は全くない、と言えると思う。$10くらいの豆でも似た様な味になるんだろう。実際なってるし。

従って、

  • 器具を集めてそれっぽい雰囲気を出した上で、
  • コーヒーも豆から挽いてやってる感を出し、
  • 4-6メソッドを参考にそれっぽい淹れ方をして、
  • 思考停止してうめぇうめぇと言っておけば幸せ

これが結論なんだろう。さっきも書いた通りで店出すんじゃないからね。

とは言え、せっかく少し足を踏み入れた世界なので、もうちょいと色々と調べてみよう、とは思っている。

美味しいコーヒーの定義を自分で明確にした上で、安定的にそれが淹れられる様になれれば今度こそは偉そうにブログを書いてみたいところだ。

〜今日の教訓〜

キッチン周りを整理すべし。

幸せが逃げるで。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする