インドはご存知の通り、紛争とかが意外と多い。テロの発生件数だって、実は世界で第3位。
ちなみに、1位はイラクの2,965件、2位が1,340件のアフガニスタンと来て、インドは堂々の3位、927件でランクインなのだ。
特に南部の方はあまりテロとかがないので、生活しててそこまで実感はないのだが、やっぱりテロ発生件数は圧倒的に北部が多い。
で、冒頭の紛争の話ともリンクするが、北部でテロが多い理由は、パキスタンとのいざこざ。
パキスタンは元々インドの一部だったのに、イスラム教の人たちが『イスラム国家作るもんね』と言って分離・独立した歴史的な背景があるので、ヒンドゥーメインのインドとはそりゃ揉めるのだ。
ジャム・カシミール地方は印パの間で揉めてる
そのインド北部の、パキスタンと隣接している『ジャム・カシミール地方』。
ここは印パ双方が領有権を主張しており、Googleさんもどっちに味方すれば良いのかわからなかった様で、普段地名検索するとこんな感じで赤枠で囲まれるのに、
カシミールを検索しても、赤く囲まれないのだ。
先日、このエリアではなくて、東部の西ベンガル州にある『ダージリン』で、自治州の成立を目指すデモ活動が紛争化して、ダージリンのお茶っ葉が取れない!大変!みたいなニュースをやっていた。
あーインド大変だなー ダージリンもカシミールもお茶の産地なのに、経済活動停滞しちゃうじゃん とか思っていた。
カモミールってどこで取れるお茶なんだっけ?
当方、宿泊出張に行くと、だいたいホテルにティーバッグが置いてあるので、それを持って帰って来て会社にストックしておき、熱湯を持って来させてお茶を嗜む、って事をしてるのだが、そのティーバッグリストの中に『カモミールティー』が入っていた。
それを手にして、紛争を乗り越えて良く俺の所に来たね、とか思ってたら、なんか脳が『名前違くね?』と信号を出して来てやっと気付いた。
カシミールとカモミール関係ねー!
会社で思わず、うぉっ!と叫んでしまったのも已む無しと言える。
この手の間違い、結構あって、MBAまで取得した優秀な友人が月極駐車場の事をずっと『げっきょく』と言っていたり、そう言うネタを聞くたびに、ばーか!と言っておちょくっていたのだが、まさか自分がハマるとは。
恥ずかしいので、冒頭のテロの話に戻して軌道修正を図る。
上記のデータは2016年の実績で、まとめると以下の様な形になる。
昨年3位だったパキスタンは、734件で4位に後退(むしろ前進)
インドのテロによる死者は337人で前年比17%増
負傷者は636人で27%増
誘拐は63%減の317件
1回のテロでの死者は0.4人で世界平均の2.4人を下回る
攻撃手法は、爆弾や爆発物が47%、武器によるものが18%(残りは?)
エリア別には、カシミールが19%、チャッティスガルが18%、マニプールが12%、ジャルカンドが10%
カシミールの発生件数は前年比93%増
ってな感じ。
上記エリアに旅行に行く計画がもしあれば、是非気をつけて頂きたいのである。
〜今日の教訓〜
紅茶も緑茶も烏龍茶も葉っぱは同じ。
意外と知らない人が多い。
ちなみにアイキャッチの紅茶は、ミルク入れて飲むと結構美味いのと、タージの絵によるインドっぽさ効果が半端ないので、毎回お土産に購入しているが、たったの100ルピー程度。やすっ!