幸せの持続力を考えてみる件

前回記載した様に、久しぶりに中国出張に行って来た。

成田と上海なんて3時間くらいだし、毎週チェンナイとデリーを行ったり来たりしてた身からすると全く苦にならないので、航空会社は正直どこでも良かった。

が、一応天下のJALをチョイス。何故ならば、

グローバルクラブなのでラウンジも使えるし優先搭乗があるから

に他ならない。

当方は、お猪口どころか、お猪口の裏の受けくらいの非常に小さい人間なので、グローバルクラブの特典である、

  • 成田でセキュリティチェックの優先レーンが利用出来る事
  • ラウンジが利用出来る事
  • 優先搭乗の案内を受けられる事

に限りない価値を感じてしまう。

グローバルクラブには確か2013年から加入しているので、既に6年が経過しているのだが、6年経ってもこの感覚は衰えない。

何なら、インドでも気合と集中を注ぎ込んだ結果、シンガポール航空のゴールドメンバーの資格をもぎ取り、なんちゃってスターアライアンスのエアインディアでもゴールドステータスを振りかざしていたので、自分でも何故この感覚がいつまでも続くのか、不思議である。

ちなみに、エアインディアはなんちゃってではなく、ちゃんとスターアライアンスメンバーだが、クオリティはなんちゃってでしかない。あともう一個ちなみに、シンガポール航空のゴールドステータスは、帰任とほぼ同時に生ぬるく失効した。ガッデム。

※参考エントリ:シンガポール航空のゴールドステイタスを失って泣いている件

この状況を、便宜的且つ学術的に

幸せの持続性

と称しているのだが、そこで思い出すのがインドから帰って来た後の食事への感動である。

スポンサーリンク

当方は、前世での行いが良かったのか、幸運な事に生まれも育ちもそこそこ良く、且つ遅くに出来た長男なので、かなり甘やかされて育って来た。

結果、高校生くらいまで、人格はかなり崩壊しており、大学の体育会で徹底的に人格の再構築を施され、ようやくそこそこの真人間に戻る事が出来たのだが、幼い頃は気安く他者をバカにする極めて嫌なヤツだった様だ。

それは食の面でも如何無く発揮されており、外食をした時に味の良くない食事が出て来ると、

なんだよこれクソ不味いんだけど

と平気で言えてしまう人間だった。なんて嫌なひと。

そんな嫌な殿下も、インド赴任を経て、ご飯が食べられる事の幸せを噛み締められる様になった。ようやく大人になれたのだ。

日本に帰国した日、長女の要望を聞き入れ、その足でステーキガストに向かったのだが、そこで頼んだチーズハンバーグが美味過ぎて、リアルに涙を流す勢いで感動した。

頭の中では、所詮ガストのハンバーグだし、価格も安いし、ミート矢澤のハンバーグと比較すると圧倒的な劣りっぷりである事は理解出来ているのだが、美味いモンは美味い。脳が美味いと感じているのだから美味いのだ。アーノルドシュワちゃんは、筋肉がNoと言っても私はYesと答える、と言ったらしいが、脳がYesと言っているのだから私もYesと答える、それだけである。

なお、その時のステーキガスト自体は、客の民度が低く、座席に横になってテーブルよりも上に足を上げてスマホでゲームをしているクソガキと、それに対して何も注意をしない、40-50くらいにもなって未だに金髪・ジャージ姿をカマしているバカ親がいたので、極めて不愉快ではあった。

バカ親かどうか、は金髪・ジャージの姿からは事実とは断定出来ないが、子供がクソガキである事は事実だ。そして、我が子がそんな態度を取っているにも関わらず、それを正さないのだから、やっぱりバカ親判定確定である。

子供の頃、

人は見た目で判断してはいけません

と教えられたが何言ってんだと。人は外見と顔つきで判断するんだよ馬鹿野郎、と心の底から思う。(当たり前だが、イケメンかブサイクかは論点ではない。)

スポンサーリンク

興奮して話がそれたが、帰国した日に味わったあの感動を、帰国して5ヶ月経った今も、実はあまり変わらない鮮度で毎日感じている。

1,000円くらいする八重洲のランチは、正直高いな、とは毎日思っているが、味に関してはどこに行っても感動モンだ。

こんなの、チェンナイでは食べられなかった!とか毎日思いながら食べている。(グルガオンの話は出さない)

これも、幸せの持続性と言う点では興味深い現象で、何故こうなるのか、不思議だ。

恐らくだが、インドに行ってから、幸せの尺度が変わったんだと思う。

小さな事にも幸せを感じる事が出来る様になったし、有り難みも感じる様になった。

時々起こる事象だが、仮に不味いメシが出て来たとしても、

チェンナイの工場のキャンティーンより全然マシでしょ

とか思ってしまう。

さっき書いた様に、単純にようやく大人になれた、と言うだけの話かもしれないが、これもインドに赴任して良かったな、と思える点である。

その反面かもしれないが、食事を残す事に対しての罪悪感が余計に大きくなった。

飲食店で良く見る光景ではあるが、残されている食事を見ると、

このメシがあればインド人何人か生きられたのにな

とかマジで毎回思ってしまう。

インドでは、サトウのご飯とかも、最後の一粒まで必ず食べてたし、娘たちにも

メシは残すな

作ってくれたお百姓さんの事を考えろ

米を一粒残すと目が一つ潰れるぞ

我が家の家訓は行儀礼儀義理人情だ

と厳しく指導していたが、飲食店で自分が頼んだメシを平気で残す連中は、どれだけムダな事をしているか、考えて欲しい所だ。

長々と書いて来たが、最も重要な点は、

ディズニーランドでプリマハムが提供しているプラザパビリオンとか言うレストランのメシは死ぬ程不味かった。顔洗って出直して来い。

である。

(既に出直して来てたらゴメン♡)

マジでクソ不味かったから!!

〜今日の教訓〜

ウソをつくな、負けるな、弱いものをいじめるな。この3つしか教えてない。

昨日長女がウソついてたけど。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする