明日、当方は華々しく帰国する。もう、本当に楽しみだ。
本帰国じゃないから、楽しみなんだろう、とも思う。これが本帰国だったら、インドの事を散々disっていても、やっぱり寂寥感は確実に出るだろう。
当方の前任者は本帰国の時、感極まって泣いていたが、当方もそんな感情になるのだろうか。
と言う事が脳裏をよぎっているが、ここは一旦、男らしくうんこについて集中したいと思う。
上述した通り、当方は明日からの帰国を前に、底知れない高揚感に支配されている。
そんな当方のウキウキ感を直腸くんも察知したのか、今日、インドに来て1年半で最強クラスと言えるうんこがたたき出された。
今年の漢字を今決めろと言われたら、北ではなく糞になる。それくらい圧倒的なうんこofうんこだった。
良識的な観察眼を持った読者諸賢であれば、ここまでの記述を見て、眉を顰められている事だろう。
いや、むしろもうこのページから離脱してしまっている可能性もある。
不快な気持ちにさせたとしたら、全力を以って全身全霊で全裸でお詫びしたいと思う。
でも考えて貰いたいのだ。いつから貴方はうんこを嫌いになってしまったんだい?と。
当方には小学生の娘がいる。
娘、なので当たり前だが女の子だ。
女の子らしく、プリンセスが好きだ。
ソフィアも大好きだし、ベルもシンデレラもアリエルも大好きだ。
でも笑いのツボはいつもうんこと共にある。
うんこと言う言葉がそこにあれば、常に彼女の笑顔が横にある。
まるで、うんこと彼女は付き合っているかの様な相思相愛っぷりだ。父親である当方もたまに嫉妬してしまう。シットだけに。
だが、うんこは尋常ならざる浮気者だ。
うんこは、娘の友達の女の子も常に幸せにしている。
もっと言えば、男子からは更に大きな信頼感を得ている。
そう、うんこは男子からも女子からも愛される、最強のラブ・マシーンなのだ。
思えば、当方も小学生の頃はうんこと共にいた。
結果、馬糞と言う極めて不名誉なあだ名をつけられた友人まで出現した。(最初のあだ名はフンコロガシだったけど、長いからって理由だけで馬糞になった)
彼が当時の事をどう思っているかは一旦置いておく。
そんなラブ・マシーンたるうんこと、人はいつしか距離を置く様になる。
人前でうんこと発言する事をしなくなり、うんこの話をする当方の様なクソ人間を白い目で見る様になるのだ。
人は何故、うんこと距離を置く様になるのだろうか。物理的には片時も手放していないくせに。
一般的には、人間は年齢を重ねるにつれて社会性を学び、社会性を学ぶと、この様なお下劣なワードを使わなくなる、とされている。少なくとも人前では。
従って、仮にも公共の場であるブログと言うネット空間において、既に何十回かうんこと言うワードをまるでうんこの様に垂れ流している当方は、社会性が全くないクソ人間、もというんこ人間だ、と言われても致し方ないのかもしれない。
でもそれでは、好き勝手に当方に使われているうんこと言うワードがあまりにもかわいそうだ。
初めて、あっちゃんの気持ちがわかった気がする。
私の事は嫌いになっても、うんこの事は嫌いにならないでください!!!
では、うんこはどうすれば人前で生きていけるのか。諸手を挙げてその辺を歩く事が出来る様にしてあげたい。小学生の間では圧倒的な市民権を得ているうんこに、大人の中でも市民権を与えてあげたい。
以前何かの番組で誰かが言っていた事をふと思い出す。
京都っ子である安田美沙子が、
『うんこはん、出はったんですね』
と言っていて、それがとてつもなくかわいかったんだ、と。
この事は非常に示唆に富んでいて、興味深い。
まず、うんこは、使われる人によっては非常に強力な呪文になると言う重大な事実を再認識出来る事。
そして、『はん』と言う敬称をつける事によって、うんこの格が一気に上がる事だ。
安田美沙子がかわいいのは誰もが認める所。
安田美沙子にうんこがついても、安田美沙子はかわいい。
つまり、
安田美沙子+うんこ=かわいい
と言う仮説が立てられる。
同時に、お笑い芸人がうんこをネタにしていると、それはだいたいの場合において面白い。
つまり、
芸人+うんこ=ウケる
となる。
一方で、NHKのアナウンサーが、7時のニュースでうんこと言った瞬間、視聴者から抗議の電話が殺到する。
つまり、
NHKのアナウンサー+うんこ=抗議電話
となる。
ここから導き出される解は、やはり、使う人によっては最強の武器になるが、使う人によっては自らを傷つける事もある、両刃の剣と言う事だ。
次に、敬称の件。
上記の通り、『はん』と言うしゃなりしゃなりとした敬称をつける事で、うんこの格は圧倒的に上がる。
『うんこはん』には、汚らしさが微塵も感じられない。むしろ神々しい。
さっきの
安田美沙子+うんこ=かわいい
の式は、
安田美沙子+うんこはん=超絶かわいい
に一気にグレードアップする。
敬称をつける事で格が上がる、つまり、うんこに不足しているのは、うんこを栄光の架橋へと進める為の、世間一般の敬意なのだ。
『はん』は、京都における『さん』なので、我々の様なout of 京都人は、うんこさん、とでも表現しよう。
ちょっと弱くなるが、それでも十分に世間で戦って行ける戦闘力を手に入れたと思う。
以上の事をまとめると、
- 自分がうんこを使いこなせる人間なのか、つまりうんこマスターなのかどうかを見極める
- 更に、使う時は『うんこはん』或いは『うんこさん』と表現する
たったこの二つの確認事項だけで、貴方は人類史上最強クラスの破壊力を持つに至るのだ。
どうだろうか。
どうでしょうね。
インド関係ねっ!
うんこってワード、45回登場したよ。白鵬超えやで。
コメント
我が家では毎日うんこの話題です。うんこのことを『ふぅ』と呼んでいて、『今朝は3ふぅだったよー』という風に使います。やはりうんこサーにも敬意を示すことで、より身近な存在になると感じました。
ちなみに便意を催すときは『ふぅチャンスきた』といいます。
ふぅ?
ふぅあぁゆぅ?って言うと、お前うんこ?って感じになりますなぁ。