戦後、74年が経過した。
来年は75年。どんどん戦争経験者がいなくなっていく中で、我々世代はこの戦争をしっかり理解する義務がある、とマジで思っている。
こう言う事を書くと、
タマは右寄りだ
と言われる可能性があるが、当方は左曲がりである。覚えておいて頂きたい。
さて、昨日、録画していたNHKスペシャルの、
激闘ガダルカナル 悲劇の指揮官
を見た。
※NHKの参考リンク:こちら!
一木支隊の全滅の裏には陸軍と海軍の確執あり、と言う事で、本質的には日本人は何も変わってないな、と思わされる。
自分達の組織の都合を優先し、全体の目標を見失う、こんなのは大企業で往々にして起きているだろう。
男たちの大和、と言う映画をご存知だろうか。その中で、長嶋一茂が放っていた名台詞が以下。
いずれは死ぬ者同士が殴り合ってどうする。日本は”進歩”ということを軽んじてきた。進歩よりも精神主義を重んじてきた。
しかし進歩のない者は決して勝たない。歴史がそれを証明している。幕末、薩英戦争で負けた薩摩、馬関戦争で破れた長州はその後、攘夷鎖国を捨てて、ヨーロッパから新式の武器を輸入し幕府を倒した。敗れて目覚める、それ以外に日本が救われる道はない。今、目覚めずして、いつ救われる。俺たちは日本が新しく生まれ変わるために、その先駆けとして散る。まさに本望じゃないか。
この言葉は臼淵磐と言う大尉が言ったものらしいが、原文はこんな感じ。
進歩のない者は決して勝たない。負けて目覚める事が最上の道だ。日本は進歩という事を軽んじ過ぎた。私的な潔癖や徳義に拘って、本当の進歩を忘れてきた。敗れて目覚める、それ以外にどうして日本が救われるか。今目覚めずしていつ救われるか。俺達はその先導になるのだ。日本の新生に先駆けて散る。まさに本望じゃあないか。
そもそもそんな事ホントに言ったのか?後で作った話じゃないか、との指摘もあるらしいが、そこはどうでも良くて、このセリフは本当に日本人みんなに考えて貰いたいと思う。
現状維持しか考えていない連中は、こんな思いを持って戦争で死んでいった英霊に顔向けが出来るのか?と同時に、お盆休みにダラダラ遊んでばかりで、トレーニングもサボりまくり&勉強もしていない自分も同じ話だよな、と反省である。
で、書きたいのはそこではなくて、この一木支隊の話以外でも、NHKが扱っている戦争関連の特集は極めて良い(ケースが多い)と思うので、皆さん是非見て頂きたい、である。
映像の世紀なんか、気が滅入った時とかに見ると、自分はなんて幸せな人生を送ってるんだと改めて認識出来る、と言うメリットまである。
※過去エントリ参照:こちら!
なので、立花くんがNHK云々とか吠えてるけど、是非この辺りに一度注目して頂ければ、と思うのと、自分の子供にはちゃんと戦争について理解をさせておかないといけないな、が今日の結論。
英霊に合掌。
そうそう、来年の5月に、今年インパールに出来た記念館で75年の式典が行われるらしいんだけど、そこに当方の友人の神主くんも出席するらしいので、在インドの方、インパールへGo!!
〜今日の教訓〜
腹が出過ぎている。
努力しろ、俺。