4年生の作文にやられる件

今、日本の小学生どもは、俗に言う夏休みをウルトラエンジョイしている最中である。

ちょっと油断すると勉強しなくなる、或いは腹が出る、と言う点は殿下一族の遺伝なので、それを回避すべく、我が娘は夏期講習に叩き込まれているが、今週は塾自体もお盆休みに突入しており、完全にオフ。

従って、満を持して小学校の宿題をこなしている。

その宿題には2つほどテーマがあり、1つは星空の観察、もう1つは作文。

星空の観察については、先日、奥多摩にある会社の保養所に泊まりに行った際に、一家総出で敢行し、何とか夏の大三角形を発見。当方も実に25年ぶりくらいとなる星空観察で、なかなか面白かった。

夏の大三角形以外にも、アンタレス・アルクトゥルス・北斗七星の3つくらい、が見えたと勝手に思っている。

で、今日のネタは、後者の作文について。

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学校から与えられたテーマは、『小さな親切』らしい。

そのテーマを聞いた瞬間、何をネタにすれば良いか、閃いた。チェンナイのアメスクで、すごく親切にしてくれた友達がいたじゃん、と。

その事を言った所、娘も合点がいったらしく、マダム(嫁さん)と相談しながら作文を書き上げて来たのだが、その内容が当方の想像を超える内容で、

お前も苦労したんだな・・・頑張ったな娘よ。オヨヨ

となったので、全文ご紹介。と言いつつ、実名は出せないので、仮にXちゃんとYちゃんと言う子を登場させてみる。

私は、小学校1年生の冬にお父さんの仕事の関係でインドへ行きました。インドでは、インターナショナルスクールに通うので、コミュニケーションは基本的に全て英語です。私は、学校もお友達も新しくなることへの不安もあるのに、さらに英語が出来ない不安でインドに行く前の日は眠れませんでした。

初めて学校に行く日、まず面接があって、私だけ違う部屋に連れて行かれました。見送るお母さん、お父さんも心配そうな顔をしていて、私は、ずっと下を向いて先生の後をついて行きました。席についた後、私は、あいさつと自分の名前を言うだけで精一杯でした。あとは、先生の動いている口を終わるまで見つめていました。その後、クラスに連れて行ってもらいました。お父さん、お母さんとは、クラスの前でお別れをしました。私は、とても心細くて、涙が出そうでした。

クラスのドアが開いた瞬間、担任の先生が走って来てくれて、何を言っているのか分からなかったけれど、先生の優しい表情から、とても歓迎してくれているように感じて、少しほっとしたのを覚えています。周りを見てみると、色んな国のお友達が、私のことを見ていて、話しかけられたらどうしようとドキドキしました。どこに座っていいか分からなくて困っている時に、日本人の女の子が教室に入ってきて、すぐに私に気づいて、

「タマちゃんでしょ。待ってたんだよ。嬉しいな。私は、Xだよ。よろしくね」

と笑顔で声をかけてくれて、ふわっと優しい気持ちと安心感で、自然と笑顔になり、握手をしていました。

翌日から学校生活がスタートして、授業の時も、ランチの時もXちゃんが一緒に過ごしてくれて、他のお友達とのコミュニケーションも手伝ってくれたので、英語が分からなくても何とか無事に過ごすことができました。Xちゃんがいると思うと、毎日学校に行くのが楽しみで、英語も少しずつ聞こえて理解出来るようになっていきました。

ある日、Xちゃんに、

「いつも聞いてごめんね」

と言うと、

「大丈夫大丈夫。私も最初はそうだったから。お友達に助けてもらったから!」

と言っていました。私は、自然と困っているお友達に親切な対応ができるXちゃんは、とてもカッコいいと思いました。

私は、この経験から、不安なお友達がいたら、自分がXちゃんにしてもらったようにしたいと思うようになりました。

3年生になった時、Yちゃんという女の子がインドに来ました。彼女も2年前の私と同じように、初めての海外で緊張しているのが伝わってきました。私は、出来るかぎり彼女が不安にならないように、頑張ろうと思いました。頼りにされる存在になりたいと思うことで、自分の英語の勉強も、より一生懸命取り組むことができました。

私は、Xちゃんのくれた親切が私の中で色んな力になったと感じています。これからも、人からされた親切を大切にし、次の経験につなげて行きたいなと思います。

当方の前では、不安だなんだと言った感じの素振りは全く見せなかったので、本心ではそう思ってたんだなぁ、と思うと、親父の都合でインドに連れてってしまってすまんな、と感じてしまう。

確かに、言葉もわからん中にいきなり放り込まれる気分は、ゴリゴリのドメスティック野郎だった当方にはわからないし、かなり大変なんだろう。

我が娘は、上述のXちゃんだったり、担任の先生に恵まれたり、で結果的に馴染む事が出来たけど、ラッキーな事、と考えた方が良いのかもしれない。

チェンナイでは、今月からアメスクの新学期が始まり、それに伴って新しく来た子供もたくさんいるんだろうが、

馴染むのが当たり前

なんて思わない方が良いんだろうな、と今更ながら感じた。

良く頑張った娘よ。

保護者の皆さん、お子さん頑張ってまっせ!!!

〜今日の教訓〜

下の娘はぱっぱらぱー。

しょーがないよね。

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コメント

  1. ipanema より:

    素晴らしいお嬢さんですね。
    なぜだか、目から水がしみ出ております。

    ラグビーネタでPVが上がらないという問題も、 この作文の素晴らしさで帳消しになるのではないでしょうか!?
    引き続き、ラグビー記事を注目、応援しております。