今更感が過ぎるが、初めてデリー⇒成田のANAのビジネスに乗ったので、そのおはなし。
結論としては、タイトルにある通り、快適でしかなかった。こんなに快適で良いんだろうか。
初めて使うラウンジもあったりなので、写真中心にご紹介したいと思う。
既に、何度もANAのビジネスなんか乗ってるよ、と言う方からしたら何を今更感満載のエントリになるが、ご容赦頂ければと思う。
たったの10分ディレイで謝るANA
まず最初に説明しておくが、当方の様な最下級戦士は、ビジネスで出張に行ける様な格の人間ではないので、エコノミーでしかチケットは取れない。
ただ、深夜便のエコノミーはマジでキツいし、昼過ぎに成田に着いてから出社する必要があったので、なけなしのマイルを使ってアップグレードしたものである。
そんな背景があったものの、事前にアップグレードが出来ていたので、ウキウキ気分でチェックインカウンターへ。
お姉さんが、ディレイしてすみません、と謝って来たのでふと見るとたったの10分。
10分で謝らなきゃいけないんだったら、インドの航空会社の連中は毎回土下座か切腹する必要があると思う。
そう言えば、去年北海道旅行した時、5分のディレイでJALが謝ってて、大変だなぁ、と感じた事を思い出した。
この3年間のインド生活で、
遅刻＝悪ではない
くらいの感覚が身に付いてしまった当方からすると、日本ってすげー国だよなぁ、と感じてしまう。
ついでに、ちょっと前には、まさかの前倒しが起きていた事も思い出した。↓デリー行きのヤツね。
そんな事起きる？？
深夜のデリー空港はクソ混んでる
写真は撮っていないが、まーとにかくクソ混んでた。
イミグレのゾーンには、一応ビジネスクラス専用のレーンがあり、10分程並んで無事通過したが、エコノミーの方は30分くらい並ぶ必要があるんじゃないか、と思うくらい混んでた。深夜にデリー空港を使う人は気を付けましょう。
と言うか、こんなのオペレーションがショボい事による人為的なモノなんだから、
お前らこの状況恥ずかしいと思えよ、こんなトコで競争力落としてんじゃねーよ
と普通に感じる。
ラウンジはいつものエアインディアラウンジじゃない
ANA＝スターアライアンスだから、いつものエアインディアのショボいラウンジ（広いけど）かな、と思っていたら違った。
ITCと言う文字が書いてあり、チェンナイでITCホテルにカモられてる当方の胸は一気に躍りんぐ。
しかしいつも思うんだけど、このラウンジインビテーションのカードっていらなくない？
日本みたいに、チケットに
あなたはここのラウンジが使えます
と言う一言を書けば良いだけな気がするんですけど。
時間と資源の壮絶な無駄遣いにしか思えない。
ITCのラウンジは特筆するべき点もなかった
と言うのが結論な気がする。
勿論、ラウンジを使えないよりも使えた方が良いに決まってるんだけど、想定内としか言い様がない。
そもそも、インドの空港のラウンジで何かご飯を食べる事を全く考えていないし、フライト前の飲酒はカラダに良くないと思っている事から酒も飲まないので、当方の中での評価軸は
- 居心地が良いかどうか
- 静かかどうか
の2つしかない。
まず入り口。
ラグジュアリーへの責任 みたいな事が書いてあるが、それについては否定しない。このエアインディアの入り口と比較しても、センスあると思う。
入った瞬間に、マッサージチェアとフットマッサージ。
一瞬魅力的に感じてしまったが、誰が使ったかもわからん様なフットマッサージに足を突っ込むのは気が引けたので、華麗にスルーした。
マッサージはマッサージで、左端のインド人が剛直に独占していたので、ぬるく諦めた。已む無し。
中はこんな感じの構造になっていて、左側に写るデスクで仕事する事が可能。
一般のソファと言うか椅子には机がついてないので、膝の上にラップトップを置いて仕事するしかない。そう言う点ではあまり快適とは言えなかった。
飲み物については、こんな感じでソフトドリンクとビールが取り放題。
先程の全体像の写真の青く光ってる所では、ハゲがカクテルとかを作っていた。
メシについては、こんな感じで何種類かあったが、当然カレー系ばっか。
全く興味がなく、味については不明なのだ。
居心地◯ 静かさ◯ と言う事で、特筆すべき点はなかった。
ボーディングゲートの手前で高鳴る日本感
10分遅れまぁす♡と言っていたANAだったが、最終的には1時間程遅れた。おい。
まぁ別に良いんだけど、さすがに26時を超えると眠い。早く寝たいなーと思いながら搭乗口に行くと、こんなバナーが。
当方は、こう言うのを見るだけで嬉しくなってしまうのだが、ANAはそこまで見越してこれを設置しているのだろうか。であれば、完全にカモられているし、お見事としか言い様がない。
体半分くらいがもう日本に行っている様な感覚に支配されながら、ウキウキ気分で搭乗した。
独立シートって最高だよね
もうここからは完全に浮かれポンチの行動。
席に座るとこう言う光景になり、画面の下のスペースに足を突っ込んでフルフラットで寝る事が出来る。
結局使わなかったけど、こんな感じの敷き布団的なモノまで用意されていて、ビジネスクラスってすげぇなぁ、と感じてしまう。
パソコンの電源は、インドでいつも使ってるタイプだと刺さらないので、アダプターが必要。ここは気を付けよう。
おのぼりさんの当方は、これ何のスイッチ？どうやったら寝れるの？どこにどんなスペースがあるんだい？と言った塩梅で完全に右往左往していたので、ご参考までに見取り図的なモノを載せておく。
さすがANA、非常時の対応の説明については、絵も手抜きせずに描いている。そんなに複雑な作業じゃあるまいに、手を抜きまくってるどこぞの航空会社とは大違いだ。
非常時だからラリっちゃった感を出してるのかな。※参考
なお、この非常時の説明についての動画が、歌舞伎役者を登場させていて、かなり凝っていた。
普段、他の航空会社であれば、こんなの絶対に見ない所だが、これはつい見てしまう。
内容は他社と全く一緒なので、ムダな時間ではあるのだが、結局最初から最後まで見てしまった。ここでもまたANAにしてやられた感がある。
ご飯はやっぱりイケてる
飛行機がお空まで上がった瞬間にフルフラットにして即寝したのだが、なんだかんだ5時間くらいは寝られたんじゃないだろうか。
いやー予想外に良く寝れたわ～朝飯食って気合入れるか、等と思いながらメニューをちぇけら。
むむっ？離陸後のお飲み物と共に、とか言って何か食えたっぽいぞ、と言う所に気付くも、既に後のフェスティバル。
和食か洋食かのチョイスでは、洋食をチョイス。
非常に美味い。美味いとしか言い様がない。
あと、先程のメニューに、『お好きな時に』と称して一風堂が食べられる事が書いてあった。
これは是非食べてみたかったのだが、残念ながらお腹いっぱいになってしまい、太刀打ち出来そうになかったので泣く泣く諦めた。ちくしょー
せめてもの抵抗、と言う事で、茅乃舎のスープだけは飲んでおいた。
普通に美味い。
今回、マダムに指示されて、東京駅に出来た茅乃舎のショップで温素麺と出汁を大量に買ったが、茅乃舎は良い仕事をしていると思う。
そんなこんなで無事に日本に着き、元気溌剌と出社したのだが、深夜便を使う場合はビジネスクラスOK、みたいな決まりが出来れば良いのになぁ、、と感じた。2万マイル使っちゃったしね。
なお、帰りもデリー便を使ってデリーで入国手続きしたのかと思いきや、入念な根回しをした上で策略的にバンコク経由で帰チェンしたので、デリートランジットの内容についてはこちらのエントリをご参照頂ければと思う。
デリーにしろムンバイにしろ、一回荷物をピックアップする必要があるし、ANA便でデリーに入っちゃうとイミグレが死ぬ程混む時間帯なので、全くオヌヌメしない。デリー経由で帰チェンするなら、JALが絶対条件になるだろう。
参考になれば幸いである。
～今日の教訓～
でもやっぱりシンガポール経由が一番好き♡
なんでこんなにシンガポール好きなんだろ、ってくらいシンガポールが好きで、最早恋してるんじゃないかと思うレベルだ。