うわこいつやだな と言う直感は大切にした方が良いのだろうか?と考える件

当方、どうやらアクの強い人間らしい。

親父とおかんを除いて、人生で一番長く同じ時間を過ごしているマダム(嫁)が言うんだからきっとそうなんだろう。

だが残念ながら当方自身にはその自覚がない。

基本的には誰に対しても分け隔てなく親切で、正義感が強く、家族の事を第一に考える素晴らしい人間だと自己評価していたのだが、どうやら違う様だ。

自分の目が節穴なのか、マダムの目が節穴なのかはわからないが、とにかく一人の人間に対する評価ですらこんなに違うと言う事実は驚きである。

で、どうやら節穴人間らしい当方は、アクが強い事も相まってトモダチがあまりいない。

トモダチの概念については過去エントリを参照頂きたいが、トモダチとは世界征服を一緒に企む仲間の事を指す。

平和的で親切な当方にそんな大それた野望などあるはずがないので、当方にトモダチがいないのは当然の帰結とも言える。

なお、あまりトモダチがいない、と書く事により同情を誘い、俺がトモダチになってあげようか?と言う誘いを待っている事は言うまでもない。

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そんな当方も、何時の間にかもう40歳が見えるくらいの年になって来た。

そうなると、そろそろ人生折り返し地点なのかな、とか思う様になり、過去の半生を振り返る事が時々ある。

過去、世界征服を考えていた若い頃には、トモダチを作りたいな、と思って色々な人物と付き合った事があるが、

やだなこいつ

と最初に感じたにも関わらず、その後も付き合い続けたケースにおいては、結果的に何が得られたのか?と自問すると全く納得のいく答えが出て来ない。

恐らく、ガマン強くなった、とか、人間としての幅が広がった、等と言う抽象的な効果はあったのかもしれないが、そうであったとすればもう過去の半生でその経験は充分に積んだと言える。

となると、この先に同じ事を繰り返す必要はあるのか?もうその直感に従って生きれば良いのではないか?等と感じる事もある。

そんな事を頭の片隅に置きながらインドにいるのだが、その中で一人のインド人と出会った。仮にV君としておこう。

V君はなかなか面白かった。とにかく陽気だ。

頭の良し悪しは今一つわからないし、どっちかと言うとバカ寄りだったが、こいつめちゃおもろい、一緒に呑んでると楽しいわ と言う感じだった。

つまり、先に述べた

うわ、こいつやだな

の真逆の直感である。

V君とは複数回一緒に呑んだ事があるのだが、ある日を境に疎遠になった。

そしてその辺りを境に、やたらとワケのわからないホテルからの営業電話がかかって来る様になった。

ホ;タマさんはうあーゆー!◯◯ホテルです!

僕;誰お前?知らないんだけど、何?

ホ;タマさんの会社の人にうちのホテルに泊まって欲しいです。タマさんにも来て欲しいし、日本からの出張者を紹介して欲しいです。

僕;いや、俺お前の事知らないし、チェンナイに住んでるから泊まる必要ないし、なんで紹介しなきゃいけないか良くわからないからバイバイ。

と言って返事すら待たずにブチっと切る。こんな馴れ馴れしい輩は、駆逐する以外の選択肢がない。

なんなんだようるせーな と不愉快になっていたら、翌週また電話がかかって来た。

そんな営業電話の電話番号なんていちいち登録してないから、誰かな?と思って出ると、

タマさんはうあーゆー!◯◯ホテルです!

完全にデジャブだ。

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僕;何?忙しいんだけど。

ホ;この前お願いした件、どうですか?

僕;お願いって何よ?

ホ;うちのホテルに泊まって欲しい!ってヤツです!

僕;だからお前の事知らないんだって。泊まる気も紹介する気もないから。

と言ってまたブチっと切る。

完全に時間の無駄遣いだ。

さすがに2回目なので番号を登録しておいたのだが、翌週、また電話がかかって来た。

めんどくせーな、とすら思わず放置しておくと、懲りずにまた電話を鳴らして来やがるので、ぶっ殺してやる!と息巻いてピック。

僕;お前俺の言った事忘れたの?話す事ないんだけど。

ホ;まず挨拶行きたいんですが、今日会社にいますか?

僕;いるけど忙しい。来年の今日なら会ってやる。

ホ;じゃあ明日はどうですか?

僕;マジで会う気ないからバイバイ。

ホ;わかりました!HR(人事)の方紹介してください!

I really don’t have any intention to meet with you、って全盛期の松坂バリの超絶ストレートを放り込んでいるつもりなのに全く響かない。そして打ち返して来る。

全盛期だと思っていたのは自分だけで、実は昨今の松坂レベルの球しか投げていなかったのか、相手がパック並みの強打者なのか。

ちなみにパックとは、ファミスタにおける最強チーム、ナムコスターズ&ブラックナムコスターズの4番を務める中肉中背愛染恭子風の男性であり、1シーズンに80本以上のホームランを打ち込む、恐らく人類ではない生命体の事である。

なお、ナムコスターズには、ピッチャー真正面に転がったバントですら100%の確率で安打にしてしまう超俊足選手『ピノ』もおり、子供のころに初めて『ピノ』のアイスを見て以来、未だに彼を目にするとファミスタの事が頭に浮かんでしまう。

それくらい強烈な俊足であり、一たび出塁すればその後の二球で三盗まで持って行くのは確実なので、ボルトなんて目じゃないレベルなのだ。

閑話休題。その後のやり取りに話を戻そう。

僕;君はクレイジーなのかな?誰も紹介する気ないって言ってんじゃん。そもそもなんで俺の電話番号知ってんの?

ホ;V君から聞きました!

僕;はっ?V君?

ホ;いえっさー!

僕;なんでだよ。俺許可してないし。だったらHRの人間の連絡先もV君に聞いておいて。バイバイ。

この電話を最後に、その後パックからの電話はかかって来なかったが、電話を切った後に、頼んでもいないのに5メガもあるクソ重い紹介資料を送って来やがった。

当然、添付ファイルなんか開かずに光の速さで削除。かと思いきや、一応気になるので見ておいた。心の弱さを露呈している。

何れにしろ、V君が当方の連絡先を勝手にシェアしていた事が明らかになった。

そしてこのパックは、後日マジで当社のHRまでたどり着いたので、まぁ大したモンだ。

このストーリーを要約すると、

良いヤツだな、と直感的に感じたインド人が、実はただのお調子者のアホタンで、当方の携帯番号とメールアドレスを業者に売り払う様なクソ野郎だった

と言う事なので、自分の直感なんてアテにならないって事なんだろう。

なので、今後の人生においても、自分の直感が微妙だと言っていても、それが正しいとも限らないので、積極的にトモダチを増やして行くべきだ。

つまり、

直感がNoと言っても私はYesと答える

と言うシュワルツェネッガー理論(過去エントリ参照!)だ。

それを実践して行けば、どんどんトモダチが増えて行き、世界征服も夢ではない。

ムスカを超える王となり得る僕とチェンナイで握手!

~今日の教訓~

最近は1人でウェイトしてるから、筋肉がNoって言ったら自分もNoって言っちゃう。

だって誰もヘルプしてくれないもんね。

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