世の中には色んなランキングがある。
以前、渋谷の井の頭線から山手線に向かう途中に『RanKing RanQueen』みたいな名前のお店があった。
ランキンランキンって読むはずだけど、そこでは様々な商品のランク付けを行い、上位商品を陳列してるよん、ってのがコンセプトだったはず。
今は店舗自体はもうない様な気がするが、『ランキング上位』と言うカテゴライズをされる事は一種のステータスであり、日本人に結構好まれる分類手法だと思っている。
外国人がどの程度この手のランキングを好むかは謎ながら、インドでこんなランキングのニュースが載っていた。
曰く、『お金持ちの街ランキング』。
どうやって集計してんのかな、とは思うものの、まず、お金持ちの国ランキングから見て行くと、最新では以下の様になるらしい。
- アメリカ(64,584b USD)
- 中国(24,803b USD)
- 日本(19,522b USD)
- イギリス(9,919b USD)
- ドイツ(9,660b USD)
- インド(8,230b USD)
- フランス(6,649b USD)
- カナダ(6,393b USD)
- オーストラリア(6,142b USD)
- イタリア(4,276b USD)
すごいじゃん。インド6位じゃん。フランス抜き去ってんじゃん。
と言いつつ、これってその国に住んでる人の総資産をはじいたものらしいので、絶対人数が多いインドが上位に来るのは当たり前っちゃ当たり前なのだ。
で、お次は都市ごとのランキング。
1位は何となく予測がつくけどニューヨーク。
2位ロンドン、3位東京、、、と続いて、なんとムンバイが図々しくも12位に入ったらしい。すご。
ニューヨークが3兆USDで、東京も2.5兆USD、、と来て、ムンバイは900億USDらしいのでかなり差はあるが、何れにしろすごい。
どうやらムンバイには資産が10億USD以上の大富豪が28人いるらしいが、単純計算で奴らだけで300億USD以上保有してるはずで、残りの600億USDをウン千万人で分け合っている形。
たぶん、ムンバイの人口は2,000万人くらいだと思うので、平均は3,000USDって事になる。え、少なくね?
日本の総資産19,522b USD÷人口1億2千万とすると、約162,600USD。ムンバイの50倍にもなる。
いやー、日本金持ちだなー なのか、ムンバイ金少ないなー、なのかはともかく、さっき書いたムンバイの平均3,000USDって数字ですら、それでもかなり上乗せされた数字な気がする。
28人の大富豪の総資産は300億USD以上だろうし、2011年時点で1,841万人だった人口は、今はもっと膨れ上がっている上にカウントされていない人数もいるだろうし。もっと言えば28人の大富豪以外にも結構な金持ちがいて、そいつらにかなりのウェイトを占められているだろうし。
なので、結局の所3,000USDも持ってる人なんて一握りなんじゃないかな、と言う感じで、貧富の差は歴然なのだ。
結局これがインドの現状で、
貧富の差がでかい→教育水準のバラツキも大きい→クソみたいな行動を取るアホが出て来る→人口ピラミッド的に考えるとそっちの方が大多数→そのクソみたいな行動がスタンダード化される
かなり雑に書くとこの図式も間違ってないと思う。
ただ、日本だって昔は今よりも激しい格差社会だったワケで、戦後とかの余裕がない時代はもっと殺伐としてた、ってのは以下の動画を見ても何となくわかる。
が、しょっぱな30秒くらいに出て来る交通渋滞のシーンでも、一応みんな一列にちゃんと秩序を保って並んでるワケで、倫理観的な所はかなり差がある様な気がする。
なので、インドにおいては、あと10年20年経って、もっと経済力をつけたとしても、根っこは変わらないんじゃないかな、と感じてしまうがどうなんだろうか。
今20代30代でインド赴任している人は、もう一回転のインド赴任が充分にあり得ると思うので、この予想が的中するかどうか、体を張って確認して貰いたい所だ。
ちなみに、上の動画の7分過ぎに登場する、警察による子供達への交通マナー教室、みたいなシーン。
これ、うちの会社でも近所の小学校でやったりしてるんだけど、誰が教えに行ってるの?と聞くと、人事の担当者とドライバー、との事。
交通ルール守んないヤツが教えても意味ないだろ・・・とは思ったけど、かわいそうだから一応言わずにおいてあげた、ってのはまた別の話。
〜今日の教訓〜
工場のワーカーとか、月収2万円だったりする。
マックで週3で3時間/日のバイトしてた俺以下やぞ。