友達と言う概念を考える件

日本に帰国していると、娘が『お友達に会いに行く』と良く言う。

そもそも友達とは何なのか?と言う超深い話を、浅はかな事で有名な当方がする、これ以上迂闊な事が世の中にあるだろうかと思うレベルのエントリである。

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いきなり今世紀最大のカミングアウトをするが、当方は友達があまりいない。

小学生の頃は神童と呼ばれ、サッカーは嫌いだけど野球がそこそこ出来て、相撲は学校で一二を争う強さ。

バレンタインでは、同学年の神主の息子とどちらがチョコを多くもらったかの頂上決戦をする所謂人気者で、陽の当たるサイドのクソガキだった、と言う事だろう。

ちなみに、相撲は殆どやってるヤツがいないので自動的にトップレベルになるし、バレンタインもテストの時に答えを教えてやる見返りだった可能性は否定出来ない。

ところが中学に入ると男子校である事に絶望して即グレし、中途半端な人間関係構築に終始。

ラグビーと競馬以外に興味がなく、結果、中高の同級生にはほぼ友達がいない。

しかも、中学から私立に行ってしまった為、貴重なはずの小学校時代の友達=所謂地元の友達はほぼ清算されてしまった。

大学に入ると、ラグビー部の寮生活を中心に超絶濃い人間関係が醸成され、その関係で今でも飲みに行くのはラグビー部が中心。

なので、大学以降の知り合いとしか基本的に人間関係が続いていない。

あれ?友達いるじゃん、何いきなりウソのカミングアウトしてんの?

そのツッコミに対するクロスカウンターとしては、

じゃあトモダチってなに?

である。

本質的すぎる。

そもそもトモダチとは何なのか。トモダチと何をするのが正解なのか?

一緒に飲みに行ったり旅行をするのか?

ラインのやり取りの数だけトモダチ偏差値が上がるのか?

それとも、お互いの顔を見ずにスマホだけを見つめて、その話超やばーい とか言ってるのがトモダチなのか?

いや、或いは20世紀少年の如く、世界征服かもしれない。

あれ?トモダチってフクベイ?カツマタ君?カツマタ君の目的って世界征服じゃなかったんだっけ?

最後まで読んでないからわからんが、とりあえずカツマタ君の目的は世界征服と言う事にしておこう。

以上の話からすると、トモダチを作る目的は世界征服と言う事になる可能性が高い。

なので、冒頭の娘の

トモダチに会いに行く

は、

世界征服の打合せをしに行く

になってしまう。

それはまずい。止めないとまずい。

当方はラグビー部の連中と飲みに行っても、世界征服をしようなんて話は持ちかけられないので、向こうからも当方はトモダチだと思われていないんだろう。

よって、冒頭の『当方にはトモダチはいない』と言うカミングアウトが証明されるのだ。参ったか。

と、ここまで書いて、荒唐無稽且つインドが全く関係ないので、インドの話をちょいとしておこうかと思う。

インド人は『トモダチ』に関しての垣根が異常なまでに低い。当方の腰くらい低い。

一度会ったらトモダチで〜毎日会ったら兄弟さ〜♪

リアルにこんな感じだ。

メイドからもドライバーからもFacebookのトモダチ申請は来るし、インドで4回シャウトしたうちの2回、つまりタマさんシャウトの5割のシェアを持つ、デリーの人事担当君も当方からの光の速さのリジェクトにもメゲず、何回もトモダチ申請をして来る。

ちなみにメイドもドライバーも全神経を集中させてリジェクトした。

仕事面でも、例えば新規顧客開拓をしようとした時、

僕、その会社にトモダチいるんで簡単です!任せてください!

みたいなノリで前のめりに臨んで来るヤツがいるので、どんだけ仲良いのかなと思って期待して背景を聞くと、

この前展示会で会いました!

と何ともまぁ不安すぎる回答。マジかお前。

ちなみにこの計画は案の定頓挫した。何という安定感。

こんなノリだから、恐らく、当方も毎日顔を合わせている部下からは兄弟だと思われているんだろう。なんかむかつく。

ただ、こんなノリのインド人も、助かるわ、とか思う事はある。

例えば先日の黒船に初めて行った時の件。

場所がマジでわかりにくいので普通に迷っていた。

この辺りなんだけどおかしいな。。。とかブツブツ言いながら、スマホを片手に眉間にシワを寄せてウロつく日本人を見て、恐らくインド人は

『こいつ道に迷ってるな』

と思ってくれたんだろう。

ワラワラと集まって来る。(2人)

イ;どうしたんだいメーン(タミル語)

僕;このショップ知ってる?黒船黒船!(日本語)

イ;携帯見せて!(タミル語)

僕;場所わかる?(日本語)

イ;ジャパニーズ?

僕;イエスイエス!

イ;ついて来な!(タミル語)

たぶんこんな感じの謎のやり取り。コミュニケーションの体を為していない。

ところが、最初の2往復くらいで我々は瞬時にトモダチになったと言う判断だろう。

なんとこのインド人は黒船を一緒に探してくれたのだ。頼んでないけど

黒船を征する者は世界を征する。

この瞬間、1人のインド人と1人の日本人は、世界征服を企む同志となったのだ。

最終的に、チラシに書いてある電話番号に電話をして店を発見する、と言う超絶原始的な方法で黒船を発見。

一緒に探してくれなくても良かったんじゃあ。。。とも思うが、この親切さと言うか馴れ馴れしさ?はインド人の良い所なのだ。


日本時間で26時を超え、酒も入って何を書いてるか良くわからなくなってきたので整理すると、

トモダチを作る目的は世界征服

タマノミヤは世界征服を考えていないのでトモダチがいない

トモダチ100人出来るかな♪は100人の小隊を作る歌

インドでは簡単に大隊が作れる

インドにいれば世界征服も視野に入って来る

みんなインドに来よう!

と言う事だ。

寝ます。

〜今日の教訓〜

友達は無理矢理作るモンじゃない。

まさにこれ。

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