ジャパンvsサンウルブズの感想を書いてみる件

久しぶりにラグビーの話でも。

ラグビーの話を書くと、元々少ないPVが更に少なくなるので、やっぱりラグビーってまだまだ人気のないコンテンツなんだろうな、、とやや残念な気持ちになるが、冷静に考えると昔と比べればラグビーのプレゼンスは相当上がったと思うので、地道に書き続けていきたいと思う。

先週末、ほぼ2年ぶりにジャパンの試合があった。vsサンウルブズ。

ジャパンの試合が観れる事もそうだし、この日限りとは言えサンウルブズが復活した事も嬉しかった。

自分のやっていたポジション柄、どうしてもバックロー(6-7-8番)とバックスリー(11-14-15番)に注目してしまう。僭越ながら、この試合を観ての感想でも。

バックロー

ジャパンのスタメンは、リーチ・小澤・マフィ。リザーブにタタフとコーネルセン。

サンウルブズのスタメンが、モリ・カーク・ガンター。リザーブに布巻。

メンツ外では、体調不良で欠席したラピースとNZで修行中の姫野。ヴィンピーもバックローも出来るがロックカウントだろう。

注目していたのは小澤くん。彼が大学1年の4月にグラウンドで見た事があるが、ちょっと前まで高校生だったとは思えないレベルの体の仕上がりで、全盛期の自分ですら遥かに及ばない立派な体格をしていて、そりゃこんなのがいたら桐蔭も強いよね、と思った記憶がある。

ワークレートの高い選手であり、後半に1回ヘルウヴェに対するタックルミスがあっただけで、60分余りの出場で10回くらいはタックルしていたのではないか。ブレイクダウンへの参加もそこそこで、起き上がりも早いし、目立たないけどポジショニング含めやっぱりワークレートは高い。

ただ、7番を背負うにはややパンチに欠けたのも事実かなと思う。実際、ジャッカルはゼロだったし、ボールキャリーで計算出来る様なプレーヤーでもないだろうから、球際でもっと目立たないと7番はキツいのではないか。

上述の8人の中で、一番目立っていたのは恐らくガンターなんだろう。タタフも日本人相手であれば無双出来るっぽいが、彼らが強豪国相手にどれくらいやれるのかは未知数。

マフィはややフィットネスに懸念があるし、後半からインパクトプレーヤーとして投入した方が効果的だ、と昔から思っている。

と言う事で、殿下的に見てみたいバックローのメンバーは、

6:リーチ
7:小澤
8:姫野
20:マフィ

なんだけど、現実的に小澤くんがこのまま7番を背負い続けるのは難しいかもしれない。

姫野も19日までNZだし、ライオンズ戦のメンツは、

6:リーチ
7:ラピース
8:マフィ
20:タタフ

とかになっちゃうんだろうな、とは思う。ラインアウトの高さ次第ではコーネルセンが入って来るかもしれない。

ゴリラパイセンも布金も村田も跳ね返された日本人7番、是非小澤くんに勝ち取って貰いたい所だ。

スポンサーリンク

バックスリー

バックロー同様に、まずメンツを書いてみる。

ジャパンのスタメンは、ファンデンヒーファー・レメキ・山中。リザーブにフィフィタ。

サンウルブズのスタメンが、尾崎・高橋・野口。リザーブに竹山。

メンツ外では、欧州で修行中の松島とマシレワ。

結論から書くと、山中先生は及第点かなと感じた一方、他の2人はなかなか厳しいパフォーマンスだったと思う。

当方はレメキがジョーカーだと昔から言い続けてるが、同じジョーカーであれば、キックがそれなりに蹴れるマシレワの方がベターかもしれない。2人とも身体能力はハンパなくて、ハマった時の活躍っぷりはとんでもないんだけど、リスクと言う意味ではどっこいどっこいである。まさにハイリスクハイリターン。

ファンデンヒーファーも、でかくてキックが飛ぶ、って言うメリットはあって、そのでかさがボールキープ力に繋がったりもするんだけど、DF時に球際でファイトするワケでもなく、どこを評価されているのかが今一つ理解出来ない。

先週の試合を見ても、バックスリーのコミュニケーションが明らかに足りてなくて、ウィングとフルバックの2人でチェイスに行っちゃったり、裏が空いていて山沢に蹴り込まれるケースが多発していた。コミュニケーションの所自体は、チーム力を深めていく中で改善はされるものだろうけど、肝心の判断(詰めるのか詰めないのかとか)は特にレメキは怪しい。

試合に出ていた8人の中では、間違いなく尾崎が一番スキルフルなんだけど、惜しむらくはサイズがない事。公称174cmだけど、当方と同じ172くらいなんじゃないかな、とも感じる。

ただ、レメキを使うなら尾崎の方が良いんじゃない?とすら感じるレベルであり、今回のメンバー選定はセレクション要素が強かった、と信じたい所だ。

やっぱり福岡が抜けた穴は結構でかくて、松島は当確だろうから残りの2枠を誰でどう埋めるか、且つ松島をウィングとフルバックのどっちで使うか、なんだろう。

松島がフルバックなんだったら面白いのは

11:フィフィタ
14:高橋
15:松島
23:マシレワ

とか?マシレワはフルバックも出来る、って事で。

山中先生が頑張ってフルバックをやってくれるなら、

11:マシレワ
14:松島
15:山中
23:フィフィタ

なんだろうか。

ただ、ライオンズ相手ではジェイミーはフィジカルを優先するだろうから、

11:ファンデンヒーファー
14:松島
15:山中
23:フィフィタ

とかにするのかな?松島が合流後10日でフィットするかどうか、がキモの様な気がする。

ジャパンの課題は立ち上がりのゲームの入りなんだろうけど、先週の前半の様な感じでライオンズ戦に臨むと光の速さで蹂躙される気がする。

ラインアウトも間違いなく苦戦するだろうし、ブレイクダウンでも少しでも2人目が遅れると確実に持っていかれる。先週のゲームでは、2人目の入り方がまずくてターンオーバーされる(ちゃんとブレイクダウンには参加しているのに相手を剥がせていない)ケースが多発していたので、残り2週間で確実に修正して貰いたい。

ガンバレジャパン。現地に観にいきてーーーー

※ファンデンヒーファーとレメキのファンの人、ゴメン。悪口じゃないYO。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする