2016年の12月に、いきなりモディちゃんが記者会見をして、
明日から1,000INR札使えなくなっちゃうよん♡
とノーモーションでアナウンスをした事件は記憶に新しいかと思う。
その後、こんな感じで大混乱した人民が銀行に押し寄せ、えらい騒ぎになった。
当方は基本的にデビットカードを活用していたので、そこまで被害を食らわなかったが、現金支払いが必要なタイミングではやっぱり困った。
ついでに言っておくと、赴任前の出張時に両替して、そのまま別の財布に入れていた旧紙幣を2,500INR所持していたが、もはや完全に紙屑になってしまったので、地味にもったいない事をしたのだ。
で、今日はその
まだ旧紙幣持ってんだけど交換してくれや
と言う思いについて。
政府によると、旧紙幣の交換は、昨年の3月で正式に締め切られてしまった。
なので、その3月以降に日本の自宅で旧紙幣を回収した当方は、当然ながら交換が出来ていない。まぁしゃーないか、と思っていたら、当方だけじゃなかった様で、こんなニュースが流れていた。
- ネパール政府はインドに対して旧紙幣の交換を求める方針
- ネパールにはインドの旧紙幣が1億4,600 万米ドル(約156 億円)相当残っている
- 首脳会談で、ネパールのオリ首相がインドのモディ首相に対して、旧紙幣の交換を求める見通し
- 国境を接するネパールでは、ビジネスの取引や貯蓄でインドの紙幣が使われていたため影響が大きかった
- 両国の金融当局は17 年3月、4,500INRを上限にネパール国民が旧紙幣を交換できることを大枠で取り決めたが、正式合意には至っていない模様
なるほど。
ネットを色々調べてみたけど、オリ君は4/6からインドを訪れてたっぽいものの、どう言う会談になったのかは不明。
まぁ良くわからんけど、あっさり交換なんかしてくれるんかな?無理じゃね?とか想像を巡らせてたら、今度は超絶インドっぽいこんなニュースが。
- インドの一部の造幣所で、200INRと500INRの印刷が停止している
- 印刷を止めたのは西部マハラシュトラ州ナシクの造幣所
- 原因はまさかのインク切れで、輸入品だから現調化出来ないらしい
- 最近、国内の至る所で紙幣不足が発生している
- 紙幣不足=ATMから金が出て来ないパターン
- 政府は紙幣不足への対応として、造幣所に対して7,500億INR分の増刷を指示
うーん。
2,000INR札登場時も同じ様なインク切れ事件が起きていたので、またかよ感が尋常じゃない。
一般企業、特に製造業では、過去トラを蓄積してそれを製品設計だったり日々のオペレーションに活かす取組は常識になってるけど、『同じミスを繰り返さない』ってのは人間としての基本動作だと思うんだよな。
これだからインド人は・・・とか言ってしまいそうになったけど、良く考えたら当方の周りの日本人にも
何度も社内メールを客に間違って送ってしまうヤツ(outlookの宛先予測にハマるパターン)
とか
女の子宛のラインを奥さんに何回も送ってしまうヤツ
とかが普通にいたので、前言を撤回する事にする。アホなヤツはどの国でもアホや。
なお、当方は昔マックでバイトしていた時、ゴミ捨てを別のバイト君にやらせまくってたらチクられて、店長殿から注意されたにも関わらず、同じ事を繰り返しまくって最終的にクビになる、と言う珍プレーをカマした事があるが、それはまた別の話。
話を戻す。
7,500億INR追加!と書くと500INR札で言うと15億枚追加が必要になって、うわすげーって思うんだけど、インドの市場では既に17兆5千INRが流通している、と言われており、7,500億INR追加しろよ!ってのは4%ちょっとをプラスするだけ、とも言い換えられる。
4%分紙幣が足りないだけで、あっちこっちで紙幣が足りなくなる様な事が起きるんだろうか?と言うのは当方には想像が出来ないんだが、見方を変えれば、
17兆5千INRの大半はモチカネ野郎が現金保有しており、市場に流通している金はもっと少ない⇒7,500億INRの全体における割合はもっと高い⇒だから現金不足になる
と考える事も可能なのかもしれない。
なるほど、やっぱり諸悪の根源はモチカネにある様だ。
モチカネがモチカネたる所以は、浪費なんぞせず、しっかりと蓄える能力を兼ね備えてる事にあるんだろう。
インド赴任して、ハードシップ手当とか、単身赴任手当とかで小金持ちになる機会があったにも関わらず、単身赴任中の8ヶ月で4回も帰国しちゃったり、後先考えず海外旅行とかに金を使いまくった結果、全く金が貯まっていない我が家を見習って欲しいモノだ。
金は使わんと経済が回らんのだぞ。
〜今日の教訓〜
ネパール人の底力に期待。
何の話してるか忘れちゃってたけど、こいつらが頑張ってくれたら、俺の2,500INRが帰って来る。