田舎に帰って思う事①〜空き家どうするんだ問題

書きたい事は色々あるのだが、話が長くなり過ぎて、まとめるのが難しい。

今、PCとにらめっこしながら考えているのは、先週末に行った田舎の墓参り@長野県伊那市で感じた事。

大きく分けると、

  1. 今は無人の本宅はどうするのか問題
  2. 伊那は田舎のくせに意外と物価が高い問題
  3. 観光荘と言うウナギ屋はテイクアウトも美味かった問題

と言った所だろうか。あまりにまとまりがなく、無駄に3部作にしてみようかな、と考えている。

まずはイントロと言う事で、伊那&当方の実家(親父の)がどんな環境なのかのご紹介がてら、1番目の話でも少し書いてみようと思う。3部作と書いたが、第2話と第3話は世に出ずに終わる可能性も充分にある。已む無し。

景色は結構良い

これは墓場から撮った写真。

来週には売却されようとしている愛車くんが写っている。元気でやれよ。

で、これがビニールハウスから撮った写真。但し7年前。

ご覧の通り、そこそこの高台にあり、伊那市街が一望出来る。&南アルプスも見えるので、土地代なんてタダみたいなモンだし(ってか貰えば良いし)別荘作っちゃっても良いなぁ、と何度も思い、その度に5年で飽きて終わりだな…と思い直している。

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名物がエグい

この写真は、グリーンファームと言う道の駅みたいなマーケットで撮ったものだが、伊那では結構虫を食べる。らしい。

食わず嫌いなだけで、実は結構美味いらしいが、その勇気はない。と言うか、その勇気を出す必要性に迫られた事がない。

ちなみに、これは去年の10月の画像で、今回はシーズンではないので売られていなかったが、伊那では蜂も食べる。らしい。(2回目)

親父曰く、

昔はこれが貴重なタンパク源だったんだ

との事。

我が親父が子供だった頃(戦後直後〜1950年台)は、食べる肉はイノシシくらいだったらしく、大学生になって東京に出て来た後に初めてすき焼きを食べ、

牛肉ってのは不味いんだな

とずっと思っていたらしい。

殿下の実家は農家&牧場

で、そもそもなんで伊那なの?って話なのだが、当方の親父の実家が農家と牧場をやってるよ、っておはなし。

コメをやってるからこんな写真も撮れるし、

牛小屋はこんな感じで、田舎感満載。

昔は20頭くらいいたのに、去年の夏が暑過ぎて牛が死にまくったらしく、その後コロナ禍の影響で牛の値段が上がってるとか何とかで全然増やせていない。

当然収入はかなり下がったらしいんだが、当方は経営には関係ないのでそこはノータッチ。

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本宅どうするんだ問題

と言う事でやっと本題。

親父の生家は、一応本家らしく(分家の人は一人しか知らないけど)、『本宅』などと大層な呼び名で呼ばれる家がある。

それがこれ。

本宅なんつー名前で呼ばれてるくせに、写真で見るとスーパーボロ家だが、実際ボロ家だ。本宅のくせに。(2回目)

この前中に入ったら、玄関には郵便物が散乱してるし、仏壇に供えられてる砂糖菓子はネズミに食い破られてるし、その辺にネズミのウンコが落ちてるし、そもそもネズミはどこから湧いて来たんだと思って天井見たら天井は破れまくってるし、目線を下に落としたらネズミ捕りにハマったネズミが干からびて死んでたし、それはそれは見事な荒れっぷりでござった。

2017年に前牧場長(親父の兄貴)が死んでからこの家には人が住まなくなってしまった為、已む無しとも言えるのだが、子供の頃遊びに行って何回も泊まった事のある家が荒れ果てて行くのを見るのは忍びない。

ちなみに、↑の写真の真ん中が玄関?なんだけど、昔は家の中にトイレがなく、写真の左側の見えてない所にあるボットン便所まで行かなくてはならず、夜そこに行くのは子供心にスーパー怖かった。

大人になった今でも、真昼間ですら家の中は薄暗いので、一人でこの家に放り込まれたら怖くて失禁してしまうレベルだ。

そんな本宅。

古民家活用、とかそんな事が出来る様な内装ではないので、もはやぶっ壊すしかないと思っている。

親父に

これ残しといても仕方ないだろ、早くぶっ壊せば良いじゃん

と言った所、

親族でもその話になったんだけど、ぶっ壊すのに700万円以上かかるらしく、話が立ち消えになった

との事。マジか。

ここは当方が一発サマージャンボでも当てて、破壊工作費用をポンと出してやりたい所だが、サマージャンボが発売される頃には日本にいないので残念ながら力になれない。

親父が、

いっその事燃えてくれた方が有難いよな

とボソっと言ったのが非常に印象的だったのだが、こんな問題抱えてるのは我が家だけではないと思う。

この前、世田谷区ですら5万戸の空き家がある とか言うニュースが流れてたし、ちょっとノリで調べたら3年前の段階で全国に空き家は846万戸もあったらしく、クリビツテンギョウなのだ。まさに氷山の一角。

あと10年くらいサラリーマン生活続けて、そこそこの金額が貯蓄出来て子育てがある程度目処ついたら農家の経営にもタッチしたいなぁ、とか思っていて、でもこれを考える度に、

あー、俺虫嫌いだったな

と言う超絶クリティカルな問題にブチ当たってしまう。

ま、結局思ってるだけで行動しないまま終わるパターンだよね。アスパラは美味しいんだけどね。

〜今日の教訓〜

墓参りに行くの俺だけ問題。

爺さん婆さんの下にぶら下がる親族は50人くらいいるんだけどな。

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