無事にビザが発給されそうな件

直前まで正直ドキがムネムネしていたが、結局ドタキャンされる事なく、先週の木曜日にビザ発給面接の為アメリカ大使館に行って来た。

タイトルにもある通り、無事ビザは発給される見通しだが、色々と思ってたのと違う事があったので、そのおはなし。

大使館に入るまでがすげー厳重

今まで、この『外交官がいる建物』と言う括りでは、チェンナイの総領事館をパスポート更新で訪ねた事があるくらいで、人生で2回目だ。

チェンナイの総領事館は、入り口はこんな感じになっていて、さすがに建屋の中に入る時のセキュリティは厳重だったが(過去エントリ参照!)、

敷地の周りのセキュリティはザルで、人間も犬も牛も歩き回り放題だった。

それに対し、アメリカ大使館は建物の入り口だけじゃなく、そこに至る横断歩道の手前にまで殴打されると痛そうな棒を持った屈強な警察官が配置されていた。

地図で示すとこんな感じ。

良く見ると、一番左側にも横断歩道があり、理論上はそこにも配置しないといけないはずだが、そっちまでは見ていないので良くわからない。

とにかく、チェンナイの日本領事館とは雲泥の差、鯨と鰯、月とすっぽんぽんと言った感じでセキュリティのレベルが違った。

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全く並ばずに入れたYO

後から知ったのだが、大使館のHPにビザを取るまでの流れとか言う動画があり、それを見ると、前提としてかなり混雑している可能性がある事が示唆されている。

動画曰く、大使館の外にこんな行列が出来てる時もあるのよ!的な感じ。

雨の日とか悲惨過ぎるだろ・・・・

が、当方の時は一切こんな事なく、警官の向こう側にいるのは我々だけ、ってな状態で、1秒も並ばずに敷地に入る事が出来た。

中に入るセキュリティはチェンナイ総領事館と同じ感じ

敷地に入った後は、建物の中に入る手前でセキュリティチェックがある。

事前にビザのエージェントから、

持って入って良いのは書類と携帯電話1台と25cm×25cm以下のバッグだけよ!

と言われていたので、クソ真面目な当方(とマダム)はマダムのバッグにペットボトルのお茶を無理矢理突っ込んでセキュリティに突撃した。

例の動画では、ここでもちょっと行列が起きている様な絵面になっていたが、全く並ばずに入れたのは言うまでもない。むしろ、我々(2人)よりも職員(5人)の数の方が多かった。。

ちなみに、↑の職員に、

Bluetoothだけoffにしてね♡

と言われたのだが、理由は謎。盗聴とかしない様に、って事?でもそんなのoffにした後にonにしちゃえばわからんだろうに。と思いながらセキュリティは無事通過。

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受付の後はかなりスムーズ

セキュリティを通過した後、こんな感じの所で書類チェック1回目を受け、ようやく建物の中に入る。

↑の画像で言う所の真ん中の入り口の奥に鎮座するお姉さん(日本人が1人だけ座ってた)に書類をチェックされたのだが、更にその後ろ側のガラスの向こうから、推定握力200kgの軍人感ゴリゴリの米人が尋常じゃない眼力でこちらを見ており、おしっこチビるかと思った。

その後、番号がたくさん振られた窓口のあるこんな空間に通される。

まず1番でもっかい書類チェックがあり、その後4番で指紋採取、最後に9番で面接、ってな流れだった。

説明動画には20〜30人規模の人が映っているし、エージェントからも

待ち時間が長くなるので本の持参をオススメします

とか言われていたんだけど、当方の前には4組、後ろに4組くらいしかおらず、1番で5分くらい待ってから4番は待たずにそのまま指紋採取、9番の面接でまた5分くらい待ったかな?と言う感じだったと思う。ラッキー。

って事でスムースなのは良かったんだけど、その面接になかなかの問題が・・・

アントニーの英語がマジでわからない

そもそも、面接=個室に呼ばれて会話だと思ってたので、衆人環視の中での面接っつーか会話ってのにやや面食らった。

当方も前の人の会話がそこそこ聞こえてて、前の人はダイレクターとしてアメリカに行くらしい事がわかったし、当方の会話も後ろで並んでる人には筒抜け、と言う事だ。

その環境下で、領事がマテンロウのアントニーにしか見えないと言うのがまず一点目のツッコミ所だったのだが・・・

マダムとアントニーにしか見えないよね的な話をしてたら、いよいよ当方の番。

アントニー:君は○○○○(当方の赴任先)と言う会社に行くんだね?
僕:(でかい声で言うなよ)・・・いえす
ア:おー、フェイマスカンパニーだね。
僕:サンキュー

と言う所から面接がスタート。後ろの人には当方の所属企業がモロバレだったと思うが、以下、流れを書いていく。

ア:ポジションは?
僕:セールスのマネージャーです。
ア:部下は何人いるんだ?
僕:今の所4人か5人と聞いてます。
ア:会社はどこにあるの?
僕:オハイオですね。

何と言う滑らかさ。俺は英語の天才なんじゃないか。と思ったのも束の間、アントニーが話題を変えて来やがった。

ア:おー、オハイオか。ミシシッピが*=sっk+rql*j[。。。
僕:??ソーリー??
ア:ミシシッピが*=sっk+rql*j[。。。
僕:はっはっは。

ヤバい、ヤバ過ぎる。マジで何を言っているかわからない。なんでこいつは俺がオハイオっつってんのにミシシッピのネタを出して来るんだ?ひょっとして、うちの会社の関連会社がミシシッピにあってそれを知ってるって事か?と思い、とりあえず

ミシシッピにあるのはうちの関連会社で違うディビジョンなんだよね!

とか適当に言ってみたが、後で調べたらうちの会社はミシシッピには何もなかった。恥ずかし過ぎる。

ただ、当方の返答も謎だが、それを聞いてもアントニーはI see I seeとか言いながらミシシッピの話を継続しており、マジで何が起こったのか謎。

間違いなく言えるのは、

米人の英語やべー

である。

前置詞含め単語が全て繋がって聞こえるので、単語を拾うのもかなり難しく、ミシシッピのくだりはポジティブな話題なのかネガティブな話題なのか含め、マジで何を話題にしているのかすらわからなかった。前途多難としか言い様がない。

と言う妙な部分はあったものの、最後のI approveでビザはone weekで発行される、と言う部分だけは聞こえたので、今までの人生でインド人にしか言われた事がなく自分で言った事のない

サンキューサー

を必殺技の様に繰り出し、笑顔で力強く立ち去る事に成功した。めでたしめでたし。

ちなみに、後でマダムに、アントニーが言ってた事わかった?と聞いてみたところ、

わかるワケないじゃん。アントニーがラルフのかわいい色のベスト着てるなぁしか考えてなかったよ。

との剛直過ぎる回答で、さすがインドの荒波に2年半揉まれ続けて音を上げなかった御仁だな、、と感服したのはまた別の話。


ってなワケで、無事にビザは発給されそうだよ、と言う事をお伝えしたかった。

以前、こちらのエントリでも書いたけど、似た様なネタしか話さないビジネス会話なんかより、どの角度から弾が飛んで来るかわからない日常会話の方が100倍難しいはずだ。

なので、最初はさすがに苦戦するだろうが、慣れてしまえばインドと同じで仕事の上での会話はそんなに問題ないとは思っている。一方で、娘の学校関連だったり病院だったり、普段あまり接しない単語を羅列される会話だと瞬時に蹂躙される事間違いなしだ。

英語頑張ります。。

〜今日の教訓〜

大使館周辺が都会過ぎて怖い。

早く着いたからオークラでお茶でもしようかと思ったら完全に迷ってトイレだけ借りて出て来た。

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