今朝の日経の広告欄に、目を引くタイトルの本が載っていた。
高学歴エリート女はダメですか と銘打ったこの本、買って読んでないので何とも言えないが、広告のキャッチコピーとしては、
東大法・総長賞→財務省官僚→ニューヨーク州弁護士・・・で37歳で未婚。
恋に仕事に打ち込むほど、なぜかややこしくなる私の12ヶ月。
とある。
追加の説明で、
- 「東大首席」か「おバカでかわいい女の子か」
- 女子アナの結婚は時代を映す鏡
- 東出不倫はなぜ人を惹きつけるのか
- 弁護士になりたての私が超音波のように高い声で話していた理由
- 「財務省婦人会」で見た足の引っ張り合い
- 「20代半ばはババァ」発言で身につまされた女の「若さ」の価値問題
とキャッチーなフレーズが並んでおり、ちょっと気になる本だ。
だが、今買うワケにはいかない。何故ならば、数ヶ月前に買った本すらまだ読めてないから。この本↓。
これはこれで面白いんだけど、ボリュームが多過ぎてなかなか進まん、と言う状況。
なので、前出の東大のお姉さんの本、ほぼ同い年だし気になるんだけど、硬派の当方としては恋愛と同じ様に順序を守って進めていきたい所だ。
で。
東大卒の山口さんが学歴について本を出してくれたので、ちょっと学歴絡みの話をしたいと思う。
当方、こう見えてもそこそこの受験アスリートだった。
勝率で言うと、中学受験は3戦1勝、大学受験は7戦3勝なので通算10戦4勝で負け越しているのだが、まぁそこそこの学歴を有しているので、我ながら頑張ったな、とは思う。
そんな元受験アスリートの当方には娘がいて、その長女殿(小5)も、今まさに受験戦争に突入しようとしている。
塾の授業も、ちょっと前まで国語と算数だけだったのが、今回の夏期講習から理科と社会も入って来た。
入って来た、とか言っておきながら入れたのは親である当方なのだが、今の様子を見ていると
2学期以降、そんなにこなせるのかな・・・
と感じてしまう。それは、娘だけではなくて親である我々も。
せっかくチェンナイで毎日英語のシャワーを浴びてたんだから、それはキープしないと、と思い英語の塾も別に行かせていて、且つDMM英会話も毎日やってるし学校の宿題もあるし・・・って事で、全てを余裕で回している感はゼロだ。と言うか、毎日毎日我々からギャーギャー言われて文句言いながら何とかやっている、ってのが正しい表現かもしれない。
こちらもこちらで、早くやれよと言いつつも、
やらされてる勉強じゃ身につかないよなぁ
とか
あいつもストレス結構溜まってるんだろうなぁ
等と思っているのだが、そう思っているくせに尻を叩き続ける背景にはやっぱり自分の成功体験があるのは間違いないと思う。
当方も子供の頃は、激烈教育ママンだった母親に半分虐待なんじゃないかと思われる程追い立てられ、それこそテレビなんてNHK以外見せてもらえず、B’zとWANDSの違いも分からないまま、そしてその影響からか身長も141cmしかない状態で中学生になった。
当時は、
なんなんだこのくそばばぁ
と心の底から思っていたが、あの時あれだけやらされて私立の中学に入れたから、そしてその流れで大学に入れたから、今の会社に入れて嫁さんとも結婚出来て・・・と言った塩梅で、当時の母親の狂気が今の当方を形作ってくれた、と結構本気で思っている。
平たく言うと感謝なのだが、それに気付くには相当時間がかかったし、じゃあ同じ流れを長女に用意するのが正解なのか、と言うとそんな事はないとは思う。が、その人生しか知らないので、どうしてもそっちに流れてしまうのだ。
かと言って、
子供の特性を見て、やりたい事をサポートしてあげれば良いじゃないか
みたいな考え方も微妙だ。
そもそも長女は自分でも何をやりたいのかわかってないし、それが何なのかを一緒に探す余裕もない。もっと言えば、その『やりたい事でメシが食える』様な人なんて一握りだし、仮にその一握りに入るにしてもベースの部分としての地頭の良さは間違いなく必要だ。
じゃあその地頭の良さってのは受験勉強で手に入るのかい?と言うとそんな事もないと思うのだが、なんだかんだ思いっきり学歴社会が色濃く残る日本においては、受験アスリートである事で拡がる可能性、ってのも全体の傾向としては間違いなくある。
うちの娘の様子を見ていると、どう見ても前述の山口さんの様に筑附から東大文Ⅰに受かって〜みたいな人生にはなりそうもないので、
学歴だけ高くて結婚出来なかったらどうしよう
なんて事は1ミクロンも考えていないんだけど、先ほども書いた様に学歴ってのはあればあるほどその後の人生の可能性が拡がる、ってのも世間の傾向的には間違いなく事実。娘が将来何をやるか、或いは何をやりたいと思う様になるのかはわからないけど、その決断をする際、その決断が出来る様な立ち位置に置いておくのも親の義務なのかなぁ、なんて事を思ってしまう。
みたいな考え方が当方の脳みそを非常に強く支配しているので、結果的に本人(娘)が望んでるんだかどうか良くわからん受験勉強を強制している、と言う状況に陥ってしまっている様な気がしてならない。
まぁ、結局この手の議論って正解もないし、親が信念を持った上でどうするのか腹をくくり、子供にも納得感を持たせた上でやるしかないんだとは思う。
世の中のお父さんお母さん、なんで受験させてるんですかね?そして子供ってどうやったらそこに納得感を持ってくれるんですかね?マジで教えてください。
〜今日の教訓〜
日本の大学に行く必要あるのかっつー話もある。
生まれ変わったらニュージーランドかオーストラリアの大学通いたい。