何度か書いている様に我が家には4人の娘がいる。
この話を米人にすると、なんか知らんけどやたらウケが良い。
ぼく:I have 4 daughters!
米人A:Wow, were you trying to make a boy?
米人B:Wow, still are you looking for a boy?
みたいな感じだ。
米人Bに対しては、アメリカに来てから覚えた
Thanks anyway❤️
というナイス過ぎる返事を返すのだが、それもそれでそれなりにウケが良い。使い方として正しいとは思ってないけど、ボケて返す的な形になっているんだろうと理解している。
で。
4人いる娘は、今年度でそれぞれ14・8・3・1歳になる。一番上と一番下の差は13学年。長女が早生まれなので、まさかの干支が一緒の姉妹の誕生なのだ。
それだけの年の差の娘たちを異国の地で育てていると、色々と難しさが出て来る。
超簡単に書くと、
- どうしても長女を基準に設計をしてしまう問題
- 四女の子育てが難しい問題
ってトコだろうか。長くなりそうなのでまずは最初の点から。
長女はアメリカに長くいたいらしい
インド・チェンナイのアメリカンスクールにて、小1〜小4まで英語の基礎を叩き込まれた長女は、小6でアメリカにぶっ飛んでからすぐさま英語に対応。とは言え、さすがに序盤は苦しんでいたが、少なくとも2年半以上経って未だに米人の英語に苦しんでいるどこかの親父とはレベチのスピードで環境適応していった。
今では電話でもペラリーノだし、バス停から家に帰って来る途中に近所のジジババに絡まれても、一人で数分世間話をして颯爽と帰って来るレベルなので、
出来れば高校はアメリカで卒業したいなぁ
とほざき出した。マジなのか。
仮にあと4年くらいいるとして・・・
現在、長女は日本で言う中2、こちらでは8th Gradeなので、こちらの高校を卒業するにはちょうど4年必要となる。(場合によっては3年でイケるケースもあるらしいけど)
サラリーマンなので、いつ日本に帰るのか、なんつーのはなかなか自分で決めがたいのだが、じゃあ仮に4年後に帰国になるとすると、長女自体はちょうど大学受験のタイミングだし、日本でもアメリカでも行きたい大学行けば良いんじゃないの、みたいにサラッと結論が出せる。
一方で、次女以下に関しては、
- 次女:小6の冬帰国→人生初の日本の小学校登校→そのまま中学受験?漢字書けないし整列とか出来ないけどどうすんの?下手したら家の前でスクールバス待つクソ嫌なヤツになるぞ
- 三女:小1で帰国→アメリカの幼稚園とかプレスクール行ってるから英語は多少話すだろうけど絶対すぐ忘れるでしょ
- 四女:5歳で帰国→プレスクール行き始めくらいで帰るから英語なんてサッパリ→小生意気にもミドルネームを持ってるのに英語しゃべれないウェンツの追っかけ爆誕
こんな感じになるだろうか。
要は長女だけが進路を決めやすくなってしまう
今の時代、昔と違って選択肢は色々あるんだろうけど、この感じで行くと英語をほぼ完璧にマスター出来るのは長女だけだろう。
次女は継続すれば結構な確率で何とかなると思うが、三女と四女が英語を武器にするにはかなりの気合と集中を要すると思われる。ついでに金も。
次女以降は、やや中途半端な形で日本に放り出され、文化の違いにアジャストするのに苦労する可能性がある。特に次女。
アメリカの学校、こんな感じなので、ちゃんと一列に並ぶ、とか先生の話をちゃんと聞く、とか当たり前の事が全く以って出来ない気がする。
これ、フツーに授業中だからね。。
かろうじて我が家の次女は椅子に座っている。えらい。↓
この環境なので、英語はスムーズに上達して模様なのだが、やっぱり日本語が相当怪しい。未だに鏡文字?を書いてるし。
長女は英語まっしぐらの人生で良いと思うのだが、次女以降は日本に帰国する年齢によってはどっちつかずの中途半端な状態になってしまうのがリスクだなぁ、と感じる。
とは言うものの
色々と心配は尽きないのだが、よくよく考えたら長女だって13年間の人生で既に6回も引越しを経験しており、それなりにアジャストして来ているので、次女以降もそれなりに何とかするんだろう、とも思っている。楽観的すぎ?
次女以降の事も考えはするんだけど、すぐに
長女も何とかなってるから次女以降も何とかなるだろう
と思ってしまうし、その次の瞬間には長女の方が気になってしまうのだ。
従って、まずは長女になるべく選択肢の広い人生を・・というのがどうしても最初の優先順位になってしまう。
義務教育の中身を見ていると、正直、
アメリカの方が良いな・・・
と感じる部分もあり、出来れば四女までもなるべくアメリカの学校に・・と思うのだが、仮にミドルスクールを卒業するまでアメリカにいるとなるとあと13年。さすがにそれは今のビザでは不可能なので、やるならどこかで転職orグリーンカードをゲットしなければならない。
ちなみに現在当方が持っているビザはLビザと言って、専門職&マネジメント職に与えられるビザ。最初はEビザという投資ビザ的な名称のヤツで来てたのに、色々あって今年からLに切り替えなければならなくなってしまった。
このLビザのままアメリカに滞在出来るのはMax7年。7年以降は、一旦1年以上アメリカ国外に出てビザを取り直すかグリーンカードに切り替えるかしかない模様だ。
四女は初の夫婦だけでの子育て
で、話は変わって、米国籍持ち&ミドルネーム持ちの四女殿について。
当方、義理の両親の家のそば、つまりマダム(嫁さん)の実家の近くにマンションを買っているので、上3人の子育てはかなり楽をさせてもらっていた。
土日になったらマダムが子供たちを連れて実家へ行って、当方は寝っ転がってテレビでラグビー観ながらノンビリ、みたいなクソナメた子育てを10年あまりに渡って続けて来たが、四女殿に至っては悪阻の時から当然親なしなので、普通であれば夫婦2人で協力して処理すべきであろう事にすら四苦八苦した。
何とか、無痛分娩という名の痛み軽減分娩(マダム曰く)で四女殿が誕生した後も、全ての物資をアメリカで調達しなければならないので非常に難儀した。というか未だにしている感は否めない。
細かい所で言えばオムツとか。メリーズ教徒だった当方、インドに行く時もこれくらいの物量を投下したし(ソッコーなくなった)、アメリカに来る時も三女殿用にかなりの気合を注入したのだが、四女殿は米国産の為、スタート時点で当然弾切れを起こしていた。
代替品として何が優れているのか、結局答えは未だに持ち合わせていないが、とりあえず1年以上パンパースを使い続けている。問題は起きていない(時々漏れるけど)のでまぁこれで良いんだろう。
それ以外にも食べ物だったり薬だったり、全てがアメリカベースなので、毎回毎回対応がめんどくさい。
周りの日本人に聞けば良いじゃん
とも思うのだが、同じ街の中でも超片隅に住んでいる事もあって日本人とはあまり付き合えていないし、そもそも日本人が100人いるかいないかの街であり、こちらで出産した人がそもそも少ないのでどうしようもない。
という事で、次回、
オッサン目線で見るアメリカでの子育てグッズ特集
というどこに需要があるのか分からない上に正しいのかも分からない内容を書いてみたいと思う。
なお、次回予告の様な書き方をしているが、次回が発生しない可能性もある事は皆様ご存知の通りかと思われます。毎度おおきに・・・
〜今日の教訓〜
最近、長女と次女が家の中で英語使い始めてウザい。
大和魂を忘れるんじゃないよ!