昨日、世の中ではバレンタインデーと言うイベントが行われていた様だ。
当然、バレンタインの事は認識しているが、昨日がそのイベント当日である事は頭から抜けていた。それくらい、重要度の下がったイベントになってしまった、と言う事なのだが、何故か。
ズバリ、
インドでの3年間で誰からも何も貰わなかったから
だろう。
いやいや、家族帯同だったでしょ、嫁さんからは貰えるっしょ
とか言うなかれ。
我が家のマダム(嫁)は絶対に当方には何もくれない。
理由は極めてシンプルで、
結婚前にくれたチョコに文句をつけたから
らしい。
あんまり覚えてないのだが、マダムがくれたチョコだかスコーンだかに対して、当方が不味いと言うパワーワードをぶつけた様だ。
こんな事を書くと、今まで高止まりしていた殿下への世間の女性陣からの好感度が音を立てて崩れて行く様な気がしてならないが、不味いモンを美味いと言うワケにはいかない。
とは言え、ストレートに
これ不味いんだけど
等とは言わないと思う。さすがに。
言うとしたら、
俺はもうちょっと甘味があった方が好きかな〜
的な感じでビブラートで厳重に包んで表現するはずだ。
だが、マダム曰く
あんたは不味いと言った
との事。
こうなると、極めて分が悪いとしか言い様がない。戦わずして潔く負ける・・・である。
マダムがくれなくても娘が・・・なんつー淡い期待も、ボッサリ野郎の長女には通用しない。
どうやら昨今の小学生は、チョコを学校に持って行ってはいけないらしく、我が家の娘は
チョコを誰に配るとかくだらん事を考えなくて済む
くらいに思っている様だ。
当然、昨日は誰にも何も用意していなかったのだが、学校から帰宅すると、同じマンションに住むお友達(女の子・複数)が別々にチョコを持って来てくれたらしく、こちらからは何も返すモノがないんですけど状態に陥ったとの事。已む無し。
小学校で思い出したが、当方こう見えても小学生の時分は
学年で1位か2位を争うチョコハンター
だった。
殿下のライバルは、神社の家の息子であり、小学校の女子は神官か宮様かの難しい選択を毎年していたんだろう。
気付かなくてはならないのが、神官も宮様も顔面偏差値は全く以って高くなく、イケメソくんは他にたくさんいた事。
ここから導き出される仮説は、2人ともチョコの数は多かったけど義理チョコ率の高さが圧倒的であり、所謂本命チョコ的なモノは全くなかったのではないか、と言うものになる。
では何故義理チョコをそんなに貰えたかと言うと、
- 神官:死ぬほど良いヤツであり、且つ将来神主になると言うステータスは破壊力抜群だから
- 殿下:チョコで釣っておけばテストの答えを見せてくれるから
であると思われる。
当然ながら、神官の方には本命チョコが含まれていた可能性も否定出来ないのだが、当方に関して言えば、中学進学後にぱったりとチョコがなくなった事からも、真理に近いと判断出来る。仮説立証。ガッデム。
先ほど、チョコハンターと書いたが、それは言わば見せかけの人気によるもの、砂上の楼閣とでも表現出来るのではないだろうか。
しかしながら、幼い頃の当方は、
ガチでオレはモテる
と堂々と思っており、中学生になった瞬間に全く貰えなくなってしまった現実を受け入れる事が出来ず、手っ取り早くグレた。
その後、まともにチョコを貰う事もなく大人になってしまったので、冒頭の
マダムのチョコにケチをつけた
と言うのも、育って来た環境に問題があると言う情状酌量の余地があるのではないか、と声を大にして訴えたい所だ。
とりあえず、仕方ないので、来週自らチョコを買って来ようと思う。
当方の一番のお気に入りはデルレイのチョコ。銀座にあるから買ってみてね!
〜今日の教訓〜
中学校と高校は男子校。
チョコはおかん以外から貰った事ないと思う。