昨日、チェンナイ日本人会の忘年会って言う一大イベントがあったんだけど、その件はまた別で書くとして、その忘年会で日本人が盛り上がってる裏で『タミルナドゥ州の知事が死にそう』と言うかなりの事件が勃発していた。
え、なんでそれが大事件?ってのが普通の感覚だと思うんだけど、インド人、いや、タミルナドゥ人にとってはえっらい事件なのである。
まず、タミルナドゥ州知事についておさらい。
名前はじゃやらりーた と言う。噛む。
こんなおばはん。
元ムービースター と言う肩書きで、娯楽の少ないインド人的にはどうやら超絶雲の上の人、って感覚らしい。
このおばはん、インド社会にありがちな『賄賂』大好きばばぁ(おばはんから格下げ)らしく、最近の動きとしては、
賄賂受け取りすぎて起訴 → 有罪判決 → 州民大暴動 → 裁判官買収で結局不起訴(この辺曖昧。ウソかも) → 今年の5月に選挙 → 当選したら全員にスマホ配るよ♡と言うありえないばらまき公約を提示 → でもみんな投票しちゃう(アホか) → あっさり再選 → 9月くらいに危篤情報 → 熱狂的なファンが自殺 → でもばばぁは復活(死に損) → 昨日心停止 → 入院先をファンが囲み、警官隊出動 ←イマココ
ってな感じなのである。めっちゃはしょったけど疲れた。
本日の病院の前はこんな感じ。
なんでこんなに騒ぐんだこいつらは。。。
今日の夕方、勢い余った地元ローカルテレビ局が
『遂にジャヤラリータ死去!』
と言う報道を流した結果、病因側がわざわざ文書で否定する、と言う謎の茶番まで起きている。
はっきり言って、どーでもいー!なんだけど、我々日本人の生活にも影響が出ている。
日産を始めとした各社は、日本人派遣者を強制退社にする等の措置をしている。理由は『ばばぁが死んだら何が起きるかわからないから』と言うもの。
入院先のアポロ病院の周辺は通行止めになっていて、その近辺に勤めている人は当然大渋滞に巻き込まれている。
死んだ場合、民衆が暴徒化する恐れがある。投石等の行為が行われるらしいのだが、なんで?と思ったら、要は『大切な人が死んで喪に服さなければならないのに、営業してる店やタクシーが許せない』と言うなんでやねんが100回くらい出て来てしまう理由によるものらしい。
そして一番の問題は、本日の深夜フライトでフランスに出張に行こうとしている当方にある。
現時点でばばぁ死去情報は出ていないものの、先日の高額紙幣無効化事件と同じ様に、この手の重大発表は夜に行われる可能性があり、それってボクが空港に向かう時間帯ともろかぶりじゃない♡と言う状態なのだ。
現在インド時間20時半過ぎ。さーて何が起きるやら。。空港まで行けるかな・・・
※画像は各インド報道機関のHPより頂きましたぁ♡