ワクチン副作用でぶっ倒れてる時にドラクエをやったら中学生時代を後悔した件

やたらと情報量の多いタイトルになってしまった。

先週の金曜日にワクチン2回目を叩き込み、週末は大人しく過ごしていた。

特に土曜日は副作用がそこそこキツく、ずっと臥せっていたんだけど、そうは言ってもずっと寝ていられるワケではないので、寝っ転がりながら出来る事、と言う事で久しぶりにニンテンドー3DSを引っ張り出してみた。

ダウンロード版含め、手元にあるソフトは見事にドラクエのみで、ⅢとⅥとⅪの3本。

まず、Ⅲを開いてみたら、勇者タマが男らしく一人で旅を続けており、レベル97になっていた。

淡々とモンスターを殺戮し続けた結果、20分程で究極の男タマが完成。

RPGをやり始めて25年〜30年が経過するが、今までは全クリしちゃったらその瞬間にやめるケースが多く、レベル99とかまでやり込んだ経験がほぼないので、これはちょっと嬉しかった。

まず、その足でゾーマに挑戦。不甲斐なく、ゾーマの直前のバラモスゾンビに1回殺害されてしまうハプニングはあったが、バラモスゾンビもゾーマも、当方がやいばのよろいを装着している事に気付かずに物理攻撃を何回もカマして来る愚か者なので、それが原因で命を落としていた。極めてぬるい。

良く考えたら、2年ほど前にレベル77でゾーマを倒していたので(参考エントリ←クリック!)レベル99ならそりゃ倒せるでしょ、って感じではある。

こうなると、次のターゲットは2年前に成し遂げられなかった神竜退治だ。

2年前は神竜にたどり着く前に、てんのもんばんやらバラモスエビルやらに蹂躙されていたが、今のタマは文字通りレベルが違う。77から99に一気に3割増なのだ。

が。

素直に戦っていると、全くたどり着けない。運が良ければ勝ち抜けるが、荒々しく痛恨の一撃を連発して来るてんのもんばん3体なんかが出て来ると、やいばのよろいでずっと防御を繰り返し、相手が自滅するのを待つしかない。

それは極めて非効率なので、ここは男らしく逃げるしかない。誰が出て来ようがひたすら逃げ続ける。そもそもこいつらを倒した所でもうレベルは上がらないし、何もメリットはないのだ。

レベル99ともなると、全く回り込まれる事もなく、楽勝で逃げられる。やたらとエンカウントが高く、神竜にたどり着くまでに20回くらい敵に絡まれるし、1回はぐれメタルが出て来たけど、素早いはずのはぐれメタルすら撒けた。さすがレベル99、神官に『たまはもうじゅうぶんにつよい!』と言わしめるだけはある。クリーチャー共も一定の敬意を表している様だ。

そしてたどり着いた神竜、どう見ても姿形はドラゴンボールのシェンロンなのだが、さすがシェンロン、最初のターンでいきなり眠らされた上に押し潰され、その後も噛み砕かれたり凍える吹雪を吐かれたりして、5ターンであっさり殺戮された。

その後5回ほどチャレンジしたが、ひどい時は眠らされる→潰される→起きない→吹雪と炎を喰らう→目が醒める→ベホマする前に噛み砕かれる→昇天みたいな流れの時があり、こんなモンやってられっか、と言う事で男らしくやめた。

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ドラクエⅢで1時間程時間は潰せたので、次はドラクエⅥをやってみた。

ドラクエⅥは、当方が中2の時に親に買って貰い、文字通り青春真っ只中でやり込んだゲームなので、大学時代に初めて本格的にやり込んだドラクエⅢよりも実は思い入れが深い。

始めてみると、勇者チェンを中心としたパーティが、ほぼ全員ドラゴンを極めた状態になっていた。

なんでチェンなのかな、中日のチェン?とも思ったが、たぶんチェンナイに絡めたチェンだと思われる。

ドラゴンを極めていないのは、ぬるい男として著名なアモスと、HPの低さでは折り紙つきのバーバラちゃんだけだったので、とりあえず50回くらい作業の様に戦闘を行い、出て来るモンスターをかがやくいきで殲滅し続けた結果、遂に全員ドラゴンマスターになった。最強。

と言う事で早速裏ボス・ダークドレアム退治に向かったのだが・・・

マジで楽勝で倒せた。誰もHPゲージが黄色くなる事もなく、オールドラゴンのチェンパーティの前では、ダークドレアムも雑魚でしかなかった。

チェン御一行様に蹂躙されたダークドレアムは、別にこちらからは一言も頼んでいないのに、その足で魔王デスタムーアを抹殺しに行き、強引にエンディング。

やった事ある人ならわかるかもしれないが、ドラクエⅥはエンディングがせつない。

ドラクエⅥのストーリーを超ザックリ書くと、

  • 主人公はとあるお城の王子様
  • 未熟な状態で魔王(実は雑魚)退治に行き、あっさり惨敗
  • その時に魂は夢の世界(もう一つの世界)へ飛ばされ、記憶を失ってしまう
  • 夢の世界では別人格として妹(扱い)のターニアちゃんと2人暮らし
  • ある日精霊のお告げを受け、世界を救う旅へ
  • 夢の世界と現実の世界を行き来するうちに現実の世界にいる自分(魂が抜けた自分)に会う←この村にも現実のターニアちゃんがいる
  • 精神と肉体が融合、完全体になって魔王討伐へ

的な感じだ。

魔王デスタムーアが無残にも倒された後のエンディングでは、皮肉な事に夢の世界の住人だったターニアちゃんがいなくなってしまう。デスタムーアがいた事で夢の世界は保たれていた、と言う設定だ。

ターニアちゃんは消えていく前にこんな事を言っていた。

チェンにいちゃんさよならだね。でもきっとまた会えるよね。チェンにいちゃんだいすき… さよなら…。

当方に妹はいないが、このセリフで号泣した人類は相当数に上ると考えられる。

ちなみに、我が家の娘は3姉妹なので、2人の妹ちゃんがいる事になる。

一番下は0歳なのでまだかわいいだけだが、真ん中の5歳児は猪口才にも姉の失言や失態を的確にキャッチしてイジる能力に長けており、姉は苦しそうだ。そう考えると、自分に妹がいたら毎日ケンカになってしまいそうで、こんなターニアちゃんみたいな妹は想像がつかない。

そしてエンディングの最後。同じく夢の世界の住人だったバーバラも消えてしまう。

さみしいけれどそろそろおわかれの時がきたみたいね…ほらっあたしはみんなとちがって自分の実体がなかったから…さようならチェン…みんなにもよろしくね…あたしはみんなのことぜったいにわすれないよって…

これは泣ける。

HPが低いとか、戦闘ではほぼ使えないとか、ずっと馬車乗ってろとか悪口言ってゴメン。まぁこのエンディング見るのも下手したら20回目くらいだと思うんだけど。


とかくだらない事を考えながら中学生時代に戻ったかの様に昔懐かしい思いに浸っていたのだが、ここで急角度で差し込むのが先日ツイッターで流れて来たこちらの動画。


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懐かしい!とか、わかる!とかの反応が多かった中、

ペン回しと下ネタくらいしか共感出来る所がないな・・・

とは思った。

まぁ、男子校だった、と言うのもあるんだけど、この映画のサブタイトル的なキャッチコピー的な形で動画の後半に出て来る、

学校が、世界のすべてだった頃。

と言う言葉は刺さった。

確かに自分にとっても、学校が世界の全てだった時期があったはずだ。が、殆ど記憶がない。

ラグビーで頭を打ち過ぎて記憶喪失になっちゃってるんじゃないか、或いは実は激しくいじめられてて記憶を封印したいがために意図的に覚えていないんじゃないか、そんな事を考えてしまうくらい記憶が薄い。

もちろん、断片的には色々とあるが、両手両足の指に収まるか、ちょっと溢れる程度の記憶だと思う。マジで。

今思えば、ラグビーも中途半端だったし、高い金払って進学校に行かせて貰ったのに勉強はせずにこれまた中途半端にグレてたし、グレると言ってもゲーセンに行ってぷらぷらするくらいのクソガキだったし、どうしようもない記憶ばっかりだ。

もっと言えば、当方には中学・高校時代の友人が極めて少ない。中高一貫校で、6年間ずっと一緒だったにも関わらず。

もちろん知り合いだけならたくさんいるし、それこそFacebookなんかでも繋がったりはしているが、先方からしたら名前を知ってる程度の人間と思われている可能性は極めて高く、俗に言う親友的な友人は本当に少ない。

そう考えると、

俺って中学時代をまるっと損したのかな・・・

と言う思いにどうしてもなってしまう。

今の生活、今の人生には全く不満がないし、自分の中では相当幸福度が高いと思っているので、人生あの頃に戻って人生やり直したい!とはこれっぽっちも思わないんだけど、今となっては何をどう考えて行動していたのか全く以ってわからない中学生時代に戻って、先ほどの動画に映る様なザ・青春時代的な有意義なものにしてみたいなぁ、とは感じる。ここは我が人生における唯一の残念ポイントだな、と改めて感じた。

来月帰った時、この映画観てみようかな。その前に来月ホントに日本帰れるのかな。

〜今日の教訓〜

今を一生懸命生きるべし。

それはわかってるんだけどね。

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