最近、すっかりこってりご無沙汰になっているラグビーネタ。
最後いつ書いたっけな・・・と思ってみたら、先週書いてた。全然ご無沙汰じゃなかった。
さて、サンウルブズである。
初戦のレベルズ戦に勝ってしまい、99%の人が驚いたのではないかと思う。
第2節のレベルズ対ブランビーズを観たが、正直レベルズはチームとしての完成度は低い気がする。個々が個々の能力で勝負してる感じ。
なので、そのバラバラなチームに勝っただけ、と言う厳しい見方も出来るが、スーパーラグビー参入後初の開幕戦勝利、と言う事で素直に喜ばしい話ではある。
この勢いでチーフス戦も・・・とは思うのだが、チーフスはどんなメンツなんだったっけ?って事で今日発表があった内容をコピペ。(カッコ内はチーフスでの経験試合数っぽい)
1. Aidan Ross (27)
2. Bradley Slater (4)
3. Atu Moli (40)
4. Tyler Ardron (28)
5. Michael Allardice (42)
6. Adam Thomson*
7. Lachlan Boshier (46)
8. Dylan Nel**
9. Brad Weber (74)
10. Kaleb Trask (1)
11. Solomon Alaimalo (40)
12. Alex Nankivell (24)
13. Quinn Tupaea (2)
14. Shaun Stevenson (45)
15. Damian McKenzie (73)
16. Samisoni Taukei’aho (24)
17. Ross Geldenhuys (1)
18. Reuben O’Neill**
19. Naitoa Ah Kuoi (2)
20. Mitchell Brown (35)
21. Te Toiroa Tahuriorangi (34)
22. Tiaan Falcon (3)
23. Orbyn Leger (2)
写真の方が見やすいね。
注目は、つけ麺かよ!と言うツッコミをしたくなる3番のアツモリくん。ではなくて15番のダミアンマッケンジーだろう。
彼がいれば、W杯ではニュージーランドは優勝してたんじゃないか、と言われるくらいの選手である。
W杯前に前十字靭帯を断裂、残念ながらスコッドから漏れてしまったのだが、あんまり今までに見た事がないタイプの天才的な選手であり、実際に1人で局面を打開出来る選手である事は確かだ。
ゴールキックの時に、謎に微笑むルーティーンで知られており、こんなシーンが見れるかもしれない。
ただ、従来のキレキレのプレーは戻っていない可能性がある。
一般的に、スピード系の選手が前十字靭帯を断裂すると、ピークまではスピードは戻らないと言われている。
例外がジャパンの福岡くんで、彼の場合は高校3年生で前十字をイワしたにも関わらず、全くスピードが落ちていない。あれは不思議。
どうやら、理論上は
ちゃんとしたリハビリを施せばスピードは戻る
と言う事らしいのだが、マッケンジーがそれに適合するかどうか、見ものである。
なお、当方は後十字靭帯を失っているが、医者曰く後十字靭帯はなくてもまぁ大丈夫なモノらしく、スピードにあまり変化はない。
そもそも、後十字靭帯紛失によるスピード減よりも、加齢に伴う自然減速の方がよっぽどクリティカルだし、クリティカルって意味では、ジジィになった時に膝が曲がらなくなるリスクに今から怯えている。
マッケンジー以外で言うと、ニュージーランドの2011年のW杯優勝メンバーでもあるアダムトムソンが6番に入っている。
W杯の後、2013年からトップリーグのキヤノンに加入、2017年にはNECに移籍して、日本で普通にプレーしていたのだが、ある時を境にぱったりと見なくなった。
帰国?と思ってたら、どうやら腰の椎間板炎とかで選手生命の危機に瀕していたらしく、日本で見るのは2年ぶり以上になると思われる。
ニュージーランド代表のNo8として活躍していた選手であり、間も無く38歳を迎える選手とは言え、圧倒的な実績であるのは間違いない。
瞬発力が戻っているかどうかはわからないけど、彼のプレーにも注目。
なお、彼とは1mmも面識はないが、その昔、当方がオマーン旅行についてアップしたインスタに、何故かトムソンくんがいいね!をしていた。
謎すぎるが、なんか嬉しくて、無駄にスクショしてしまった。(そしてそれを更にインスタにアップしてみた)
と言った感じで、2人しか紹介してないのに大仕事したった感に浸っているが、初戦のレベルズ戦を見た限り、今季のサンウルブズの強さはハングリーさなのではないか、と期待している。
チームとしても、今シーズンを最後にスーパーラグビーから除外される事が決定しているし、誰がどう見ても寄せ集め感が満載であるので、ダラダラとしょうもない試合を見せられるのでは・・・と失礼ながら思っていた。
が、初戦ではガシガシタックルに入るし、バッキングアップもみな精力的だった。それだけでも、『おっ』と思っていたのに、まさかの勝利。(失礼)
恐らくだが、日本人選手にしても外国人選手にしても、今シーズンのサンウルブズへの加入によって、スーパーラグビーでラグビーが出来るチャンスを得た選手が多い事がポジティブに働いているのではないか、と感じる。
スーパーラグビーにおける経験値が高い選手は数えるくらいしかいないし、レベルズ戦がスーパーラグビーデビューだった選手もたくさんいた。
ラグビーって、結局の所はメンタルの要素が強いスポーツなので、
ここで活躍しないと死ぬ
的な、ある意味追い込まれた精神状態でラグビーに取り組む選手が一定数いると、チームにそれが伝播して凄い力を発揮したりする事がある。
過去、学生レベルではあるけど、早明戦や早慶戦でもそう言う事は度々起きているのは事実。
なので、今週末も、下馬評的には当然チーフスの方が上ではあるけど、地味に昨シーズン勝ってるし、何とか今回も頑張って頂きたい所。
サンウルブズの注目選手は、ヘンタイ・ベンテオ選手・・・ではなく、SHでスタメン出場する早稲田の齋藤くんだろう。
ジュニアジャパンで、スーパーラグビーレベルの強度も体験してるし、何よりも先週しっかりとやれていたし、全然心配はしていないが、SOのエイプリルと共にどうゲームをコントロールしていくのか、注目したい。
〜今日の教訓〜
恐らく26-49。
負けるんかい!