当方、欧米人への憧れが強い。と言っても、見た目の話ではない。
そりゃ、ジョージ・クルーニーみたいになれるならなりたいが、それはゲノム単位での修正作業が求められるので考えていない。
憧れているのは、彼らの『オンとオフの切り替え方』についてだ。
中学生の時に家族でハワイに行った時、シェラトン(今のウェスティン)でプールに入っていたら、親父が隣の欧米人と話をしていた。
当然、我々は4日か5日くらいで帰るのだが、その欧米人一家は、なんと3週間滞在するらしいぞ、と親父から聞いた。
まだ幼かった当方は、
すげーな外国人って会社にも夏休みがあるんだな
とかズレた感想を抱いていた。
その後社会に出てからも、3週間ハワイで休暇、の様な生活を夢見て来たが、1mmもその域に達していないし、そもそもそんな事したら財政的に破綻する事が理解出来るくらいの常識は備わった。
恐らくあの欧米人家族は、ガチのモチカネだった、と言う事だろう。
なので3週間ハワイ、はヘボリーマンの当方には難しいにしても、会社に3週間行かない、と言う事は可能であるはずだ、と考え、今回の冬休みは超強引に3週間日本に滞在する事にした。
残念ながらインドは1/2が仕事始まりなので、来週になったらザ・ジャパニーズとしてちょいちょいメールチェックとかはしてしまうのだが、この2週間では特に何も起きていない。
結局、『自分がいないと会社が回らない』の様な事はある程度の組織では起きない様に組織設計されていて然るべきだし、逆に起きる様であればそれは組織としてのリスクでしかないのだ。
当方はペーペーなのでまだ良いが、この考え方はマネージャー以上の日本人全員が持つべきである。そしてマネージャー以上も休む時はガンガン休むべきだ。
実際、急病やら事故やらで突然誰かが来なくなったとしても、みんなでその穴をカバーして何とか持ちこたえるはずだ。
従って、前もっていつからいつまで休みます、と言う話をしておけば、事前準備出来るし、絶対に回せるはず。
と言うか、それが組織のマネジメントだし、そうでなければならない。
但し、会社にいる間は、組織の構成員全員が効率的にアウトプットを出して行く方法を自発的に考える必要があるけれど。
前の部署でシリコンバレーの連中と、それからインドに来て、インド赴任している欧米人と関わって来たが、連中は、結構な人間が休む時はガンガン休むぜ!スタンスだ。
その代わり、普段の仕事へのコミットはすごいとも思う。
社内でも用のないミーティングは出ない、サプライヤから面談アポが入っても不要と判断すれば会わない、等、合理化効率化の鬼と言っても過言ではない。
日本人とはアウトプットの質が違うと本当に思う。
新聞でも、働き方改革とか騒がれているけど、残業時間だけ減らすとかじゃダメで、自発的にどうやって効率的にアウトプットを出して行くか、を会社側だけが考えるんじゃなくて、個々人がボトムアップで考えて行かないと破滅する。
受け身のヤツはどんどん駆逐されて行くべきだ。
日本人よ、もっと考えよう。脳みそは考える為についてるんだ。考えないなら動物と同じだ。
と言う事で2018年は、
良く仕事し良く子供と遊び良く旅をする
をコンセプトとした生き方を致します。
興味のないミーティングなんか出ないし、部下からの『ちょっと良いですか』も許容致しません。
○○の話をしたいので、今日何時にお時間ください と来なかったヤツには高速日本語罵倒パンチがお見舞いされる事になります。
邪魔するヤツはシバくしかないのであります。
来年も宜しくお願い致します。
珠宮殿下より