【読書の冬】国境を越えたスクラムをオヌヌメしたい理由を書いてみる件

さて、相変わらずバターバターしていてどうしようもないが、前回の続きである。

前回=こちらの本が極めて良著である、と言う話だった。

[amazonjs asin=”4120052222″ locale=”JP” title=”国境を越えたスクラム-ラグビー日本代表になった外国人選手たち (単行本)”]

筆者の山川さんと言う方、全く以って面識はないが、山形中央高校でラグビーをやっていて、ラグビー推薦で東北学院大学に行った、との事なので、結構良いプレーヤーだったんだろう。

作中に出て来る、ブレンデンニールソンの事は高校時代から知っていた、と言う事で、花園を狙うレベルでラグビーをしていた人に対しては純粋に憧れを抱いてしまう。

当方、中高一貫のお勉強ボーイズ学校で中学1年の時にラグビーを始めたのだが、どの部活も高2の秋の大会で引退してしまい、高3の一年間はひたすら勉強をして東大を目指す、そんな学校だった。

高校のチームは、引退した高3を除き、高1と高2の2学年でチームを組む事になるので、部員が15人も揃わない。

何とか10人ギリギリ集めて、東京都の10人制の大会に出ていたので、15人制の試合をした事は高1の時に数回あったかどうかだし、そもそも全く記憶にないレベルだ。

そんな環境だったので、

花園を狙える高校でラグビーをやっていた人

と言うのは、それだけで尊敬と羨望を持って見てしまうのだ。

話がズレたが、花園を狙う青春を送っていたであろうこの山川さん、この本では、色んな人脈を伝って、色んな留学生選手に話を聞いている。

留学生選手、と言うと、直近で言うとリーチとかホラニとか、昔で言うとラトゥとかそんな名前を思いつくが、この本ではあまり知られていない様な選手にもインタビューをしていて、深みが増している。

この本にも書いてあるが、人格形成に重要な時期、且つ絶対的に親の愛情が必要とされる時期である中学生・高校生の頃に、親元を離れて異国で生活を続けて来た留学生の苦労はちょっと想像がつかない。

しかも、この本の最初に出て来るノフォムリとかホポイの頃は、日本に外国人自体が少なかっただろう事を考えると、日本に馴染み、後進に道を切り拓いた彼らの功績はすごい。

その辺の苦労話がたくさん書いてあるので、是非、と思うのだ。

全然関係ないが、この本を読んで、自分が高校生の時、交換留学とかになんで応募しなかったかな〜とちょっと後悔した。

大学の時に、フロリダに留学?に行ったが、たった1ヶ月だった上に、別に学校に通ったワケではなく、プロテニスコーチのスクールでひたすら肉体改造&スピードトレーニングだったのでちょっと違う。

インドで生活してみて、やっぱり海外に出る事は人間としての幅を広げる事になる、と確信したので、漫然と過ごしていた高校の時の夏休みの1ヶ月とか、どっかに行けば良かったな、とマジで思う。

最近の若者たちは、海外に行きたがらない、と良く聞く。実際のところは知らないが、一応グローバル企業とされる当方の会社でも

海外赴任?全然したくないっす。

と言うヤングが多いので、その傾向はあるのかもしれない。じゃあなんでうちの会社来たんだよ、とも感じるが。。

海外に出ると言っても、その国でずっと生きて行くワケではないし、先ほどの本に書いてある様なラグビー留学生たちが味わった様な苦労もないだろうから、声を大にして言いたい。

若者よ海外に出ろ

である。

何のこっちゃ。

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