イタリア代表主将のセルジオ・パリッセのコメントが辛い件

パリッセと言えば、W杯5大会連続出場の超絶絶倫鉄人No8である。

2003年からW杯に出続けており、獲得したキャップの数は140を超え、もう凄いとしか言い様がない。

今週末、土曜の試合2試合が中止となった。イングランドvsフランスと、ニュージーランドvsイタリア。

当方は、イングランドとフランスの試合を見に行く予定にしており、それがキャンセルされるのはなかなか辛い。

唯一の救いは、タイミング良く先週のイングランドvsアルゼンチンの試合が買えたので、そこで人生初の生スウィング・ロウが聞けた事。試合内容は、アルゼンチンのレッドカードで完全に壊れたけど。

生Swing Low。

ついでに、生God Save the Queen。


この試合に行ってたから、まだ今週末のフランス戦がキャンセルになってもガマン出来るが、選手達はどんな心境なんだろう。

この為に4年間頑張って来て、やっとW杯の舞台に立てる人、或いはこの試合を最後にラグビーの一線から退く人、色々いたと思う。

イングランドとフランスは、決勝トーナメントに行けるからまだ良いとして、自動的にプール敗退が決まったイタリアは非常にかわいそうだ。(やったとしても結果はたぶん一緒だけど)

以下、記者会見の丸パクリだけど、コーナー・オシェイ監督コメント。

残念だ。オールブラックスとの対戦は我々にとってはチャレンジだったし、恐らくパリッセ、ザンニ、ギラルディーニ にとっては、最後のW杯の試合となるはずだった。それに若い選手たちも試合に出る機会を与えられなくなってしまった。

ワールドラグビーも難しい決定だったと思う。しかし、私たちは唯一ベスト8への可能性が残されていた。選手たちに伝えるのはとても辛かった。イタリアのラグビーを見せようとすべてをかけてきたW杯が、ピッチではなく練習場で終わりを告げた。

パリッセや選手たちにファンの前で、そしてロッカールームで一緒にW杯を終えたかった。現実を受け入れるのは辛い。

ピッチでは何が起こるか分からない。(4年前に日本が勝った)南アフリカ戦でわかったように。長期間準備してきたし、チームの精神状態も良かった。

ベスト8に残るチャンスがあったのに。試合をしたら勝っただろうと言っているのではない。でも、ピッチの上で結果を出したかった。ニュージーランド戦は我々のW杯最後の試合ではなく、新しい旅路に行くためのきっかけにしたかった。

次のコメントの方が、感情的な分、無念さが溢れ出ている。パリッセのコメント。

素晴らしいチームと試合をする機会が失われたことは辛い。ニュージーランドが、この試合で一定の勝ち点を取らなければならない状況だったら中止にならなかっただろう。こんな決定はおかしい。日本に台風が来るのは珍しくないのだから、他のやり方を用意していないのはおかしい。

オシェイ監督の言う通り、相当難しい判断だったんだとは思うが、一方で、中止以外の方法を考えておくべきだった、と言うパリッセのコメントは選手の立場からすると確かに一理あるだろう。

現実的に、電車も何もかもが全て止まるであろう事を考えると、別会場でやるにしても誰も動けないし、じゃあ会場移す移さないにしても無観客試合でやりますか、って言う選択肢くらいしか当方には思い浮かばない。何か良い代案あるだろうか。

今まで盛り上がって来た中で、プール戦の最後でこれはちょっと悲しいが、もう今更どうにもならないので仕方ない。

これで台風が全然大した事なかったら、ふざけんな、って話になるだろうし、逆にホントにエグ過ぎる台風で被害甚大だったら、それはそれで目も当てられない。どっちに転んでもみんなが不幸になるこのくそったれ台風が憎い。

12日には通過して、13日の日本とスコットランドの試合は確実に開催して頂きたい所。この試合も行くしね。。。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする