【ラグビーW杯】先を見ていると足元を掬われてしまうぞと思う件

先日のサンスポにこんな記事が出ていた。

ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会の1次リーグA組第3戦でサモアを下し、3連勝の勝ち点14で同組首位に立った日本代表は6日、試合のあった愛知県豊田市から東京都内へ移動し、記者会見した。

日本ラグビー協会の藤井強化委員長は選手のコンディションに関し「現時点で次の試合に出られない選手は1人もいない。全員が出られる状況にある」と説明した。肋軟骨を痛め、大事を取って第3戦を欠場したナンバー8マフィ(NTTコミュニケーションズ)らも問題なさそうだ。

1次リーグA組を1位突破すれば、B組2位が有力な南アフリカと準々決勝で対戦する可能性がある。選手は13日のスコットランド戦に集中しているが「コーチ陣は絶対に(南アを)食ってやろうと分析を始めている」と明かした

これは危ない。

マスコミに対してホントにこう言う事言ってるんだとしたら、1999年のニュージーランドの二の舞になる。

20年前になるが、現在のジェイミー・ジョセフヘッドコーチが日本代表のNo8として出ていた1999年のW杯。

クリスチャン・カレン、ジェフ・ウィルソン、ジョナ・ロムー、タナ・ウマンガ、と言う圧倒的な才能を抱えたスター軍団のニュージーランド代表だったが、準決勝のフランス戦を前に、ジョン・ハートヘッドコーチが、決勝までの練習スケジュールや宿泊ホテル等をマスコミに公開したのだ。

要するに、

フランスとの試合なんて通過点に過ぎない

と言っている様なモノで、これに奮起したかどうかは知らないが、フランスが謎のハイパーパフォーマンスを見せ、ニュージーランドはまさかの準決勝敗退。その後2011年まで、優勝出来ないどころか決勝にも進めず、W杯の呪いがここから始まった、なんて事も言われていた。

今回の日本代表の

準々決勝の南ア戦の分析を始めている

と言う発言は、これはスコットランドには当然勝って1位通過で決勝トーナメントに行く、と言う意味になる。

心意気は良いし、ウケは良いのかもしれないが、それはマスコミに言ってはいけないと思う。

なんで2位通過の可能性も考えてニュージーランドの分析を始めていないのか、そもそもスコットランドの分析は完璧なのか、とか思ってしまう。

フィジーやアルゼンチンをはじめ、既にW杯最後の試合を終えたチームがある中で、なんだかんだ日本はまだ3日も準備期間があるので、スコットランド戦の分析を十二分にやって、完璧な試合運びを見せて欲しい。

スコットランドの初戦と2戦目を見ていると、意外とレイドロー君が調子良くなさそうなので、そこは重点的にプレッシャーをかけたい所。

後は、ポッドの裏を通す角度がかなり深く、外側から覆いかぶさる様なディフェンスをしてもカバーし切れない可能性があるので、人数で余られない様にラックに入る人数を見極める事と、シンプルだけど寝たらすぐ起きる事か。

ちなみにレイドロー君、周りの女子(我が家のマダム含む)に聞くと、5人中5人が

尋常じゃなくイケメンである

と答えるので、ジャパンの選手には、レイドロー君をボコボコにして貰えれば、と思う次第だ。

レイドロー君のイケメソ具合にもご注目!!!

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