今年、ロシアでのワールドカップで大躍進を見せたサッカー日本代表。
メンバー選考に対して、開幕前はかなりの批判が噴出していたが、当方はサッカーは完全に門外漢なので、メンバーについては全くわからず、
そうは言ってもみんな上手いんでしょ、応援してやろうよ
みたいな感覚で見ていた。
その裏には、
監督には監督の信念があるんだろうから、素直に応援してやろうよ
と言う、一見オトナぶった対応が見え隠れする。
翻ってラグビー日本代表。
今週の土曜(明日)、世界最強のニュージーランド代表・オールブラックスと試合をするチャンスがある。
そのメンバー発表が昨日されたのだが、
は?勝つ気あんの?
と思ってしまった。正直。
先ほどの、
監督には監督の信念があるんだろうから、素直に応援してやろうよ
と言うカッコつけた発言はどこへやら。サッカー日本代表のメンバー選考に対してウダウダ言っていたサッカーファンの事を何も言えなくなってしまった。申し訳ない。
当方が気になるのは、ポジションで言うと2、8、15、20。
坂手は堀江がいないから仕方ないけど、庭井の方が良いと思っていた。仕事量的にも。
ツイもマフィがいないから仕方ないけど、そもそもプレースタイルがあまり好みじゃない。昔から肝心な所でミスするし。
山中も、松島・野口がいないから仕方ないし、体はでかくてキック力もあるけど、ワールドレベルじゃない。笹倉と同じ評価。
中島君とか、完全にトップリーグレベルでしょ。ちょっと強い外国人の域を脱せていない。
等と言う文句を抱えてしまう。
特に、山中に対するジョセフの『神戸製鋼での活躍を見て起用を決めた』発言は、そりゃあんたトップリーグレベルの話でしょ、と。カーターがいてくれる事も多分に影響してるでしょ、とマジで思ったが、怪我人が多い中で、これがベストメンバーとジョセフが判断したんだから、ファンとしては素直に応援すべきなんだろう。頑張って欲しい。
但し、この4人が何かしでかしたら、モルディブの地で絶叫するのは間違いない。
対するオールブラックスは、完全に若手主体。
日本代表の総キャップ(テストマッチ出場経験)が、
- 先発15人計;314
- リザーブ8人計;144
- 23人総合計;458
なのに対し、オールブラックスは
- 先発15人計;170
- リザーブ8人計;8
- 23人総合計;178
となっている。
リザーブ8人合計で8キャップって。8人中6人が初キャップ組だし。
補足しておくと、かの有名なエディ・ジョーンズ(前のジャパンの監督)曰く、
W杯の決勝に出る様なチームは、先発15人のキャップ総合計が650は必要
W杯で良いパフォーマンスを出しているのは代表キャップ40くらいの選手
との事で、お互い如何に若いチームかがわかる。
これだけ見ると、さすがになめんなよ、と言う感じなのだが、NZのノンキャップ組は実はマジで怖い。
何故ならば、ここで活躍する事によって、この後の欧州ツアー(日本戦の後、イングランド・アイルランド・イタリアと試合)のメンバーに入れるかもしれないからだ。
若手にとってはまたとないチャンス。凄まじいハングリーさで臨んで来るのは間違いなく、同じ構図は1995年のW杯のあの145-17の悪夢で経験している。
あの時もNZは若手主体で、その若手の躍動に蹂躙された結果、佐賀県決勝みたいなスコアになってしまった。W杯の場なのに。
今回、145点を取られるはずはないが、下手したら60点くらい取られてしまう可能性も充分にあるので、ジャパンは必勝の気持ちで、ハングリーさで負けない様に体を張って欲しい所だ。
さすがに若手主体なので、ジャパン特有の速いディフェンスでパニックに陥らせる事が出来ればだいぶ流れが変わるはずだ。
と言う事で、予想スコアは57-25。
8トライ7ゴール1ペナルティゴール。
対するジャパンは3トライ2ゴール2ペナルティゴール。
こんな感じで如何でしょうか?
これが大外しになる様に頑張れジャパン!モルディブから応援してるぜ!!
〜今日の教訓〜
飲み会ですら体張れねぇヤツはラグビーの試合でも体張れねぇんだよ。by某解説者
1年生の時に言われたんだけど、これって仕事にも通じるよね。