何度でも書くが、日本がアイルランドに勝った。えらい事だ。
決勝トーナメントほぼ確定！みたいな風潮だが、実はそんな事は全くない。まだまだ、プール戦敗退のリスクはある。
ワーストシナリオは、3勝1敗で3カ国が並び、勝ち点差で日本が敗退する事、つまり4年前の再現である。まぁ、一番のワーストシナリオはサモアにもスコットランドにも負けて2勝2敗になるパターンだけど、サモアの2試合を見る限り、それはないだろう。
まずはこの後の日程から。
- 10/3：アイルランドvsロシア
- 10/5：日本vsサモア
- 10/9：スコットランドvsロシア
- 10/12：アイルランドvsサモア
- 10/13：日本vsスコットランド
日本がしっかり土日のみの試合になっているのに対し、サモアは中4日で日本戦を迎え、スコットランドは中3日で日本戦を迎える事となり、かなりきつそうだ。
各国の今後の展望を見ていこう。
アイルランド
1勝1敗、ボーナスポイント（BP）2を加え、現時点で勝ち点6。
この後は、ロシアからは間違いなく勝ち点5（勝利による4点とBP1）を取るだろうし、サモアからも5を取る可能性が非常に高い。
つまり、プール戦終了時点で恐らく16。後述する2か国の様子を見る限り、2位以上での通過は間違いない。
スコットランド
1勝1敗、BP1を加え、現時点で勝ち点5。
ロシアからは確実に5点取るだろうが、日本からどれだけ取るか？がキモになる。
つまり、最大15点となる可能性があり、10点〜15点のレンジでプール戦を終える事になるだろう。
日本
現時点で勝ち点は9、堂々の1位だ。
サモアにBPなしの4で勝って、スコットランドにBPなしの0で負けると、プール戦終了時点で13点となる。ちょっと条件を変えて、サモアにBPありの5で勝って、スコットランドにBPなしの0で負けると、プール戦終了時点で14点となる。
サモアの、ロシア戦とスコットランド戦の試合っぷりを見ていると、さすがに今の日本が負ける要素はほぼゼロだと言える。サモアは個は強いけど、ディシプリンが崩壊してるし、チームとして成り立っていない。従って、ここの5点は固い。
なので日本は14〜19点のレンジが予測されるのだが、もし14点だとしたら＝スコットランドからBPを取れなかったら、スコットランドがロースコアで日本に勝った（BPなし）場合は14点同士で並ぶ事になるので、当該国同士の対戦結果により、日本は決勝トーナメントに行けなくなる。
結局の所、サモアにもスコットランドにも勝てば、BPがなかろうがミニマムで17点は取れるので、文句なしの1位通過だ。
スコットランドに負けてしまうと、上述の通り、他人頼みの勝ち点勝負になってしまうので、勝利は必達である。
せっかくなので、スコットランドにどう勝つか？を次回書いてみたいと思うが、その前に今週末のサモア戦のメンバー予想から。
前3
稲垣・坂手・木津。
リザーブに、中島・北出・愛ちゃん。具くんと堀江はお休み。
ロック
ムーア・ヴィンピー。
リザーブに、ヘル。トンプソンはお休み。
バックロー
徳永・ラピース・ツイ。
リザーブに、姫野。マフィは怪我だろうし、リーチはお休みで。
ハーフバック
茂野・田村。
リザーブは流・松田で。松田をスタートにするのはちょっと怖い。田中はお休み。
CTB
久しぶりのラファエレ・トゥポウ。
トゥポウ君は、サモア相手に自信を取り戻して欲しい。
バック3
松島・レメキ・山中。
リザーブにアタアタ。福岡は休ませてあげてくれ。と言いつつ出されそうだけど。
どうだろうか。
フィジカル勝負で来る相手なので、比較的守りやすいし、マジでチームとして機能している様には見えないので、負ける可能性はかなり低い。
負けたり接戦になるとしたら、前半10分で3トライ取られる、とか、SHが2人とも怪我してSHがいなくなる、とかそんなイレギュラーな事が起きてパニックになるケースくらいだろう。
ただ、冒頭に書いた通り、サモアからの勝ち点5はマストなので、しっかりと4トライ取って快勝して貰いたい所だ。
何となく、メンツを落としている様に見えても、十分ワークすると思う。
これがどれだけ当たるか？が楽しみである。
頑張れジャパン！