さて、トンガ戦である。
負ける事のないイージーな相手だとは思っていたので、全く不安視していなかったが、バック3はやはり不安だった。
前回のフィジー戦で挙げた田村のキックは今回は冴え渡り、ゴール成功率100%、最高の結果ではある。難しい角度のキックがなかったので、額面通り受け取ってはいけないが、でも100%は100%。次回も継続して欲しい。
問題はバック3。
レメキは前日寝なかったのかな?と思うくらい出来が悪く、トゥポウも良い所がほぼなかった。
トゥポウの良い所は、セットピースの時のDFで田村とポジションを入れ替わり、田村への消耗を避ける事が出来る事、同時にDFの穴を埋められる事。後はハイボールへの適性がありそうな所か。
トンガは競り合う様なハイパントはほぼ蹴って来ず、カウンターのチャンスは何回かあったが、トゥポウとレメキのコンビのカウンターは合計で3回か4回ターンオーバーされていた。
前半35分くらいのトゥポウのカウンターは極めて中途半端で、一番遠い所にいた流よりレメキの方がラックに到着するのが遅いってどーゆー事やねん、である。
レメキ的には、さすがに1人で飛び出して来た12番のタックルくらいはかわしてもう少し自分の方に来るだろう、その間にFWが戻って来てクリーンアウトしてくれるだろう、の様な感覚があったのかもしれない。
ただ、トゥポウは松島やレメキほどの瞬発力があるワケではないし、読みが浅かった或いはコミュニケーションが足りてなかったのでは、と言う話になるので、この辺の精度はもう少し上げて行って欲しい。
後半には、マフィとトゥポウでお見合いしたシーンもあったし、不安のタネは多い。
昨日の試合では、ファンデルヴァルト・徳永辺りは当落線上のプレーヤーだったかな、と思うが、2人とも良かった。バックロー出身の当方からすると、徳永は非常に良い。布巻はこのままでは落ちてしまうだろうし、ミスと反則をしまくるツイよりも徳永の方が良い。
次戦はアメリカ戦だが、トンプソン・マフィ辺りはおやすみ。
出来れば、SOのスターターは松田で行ってもらいたい。SHも茂野、FBも山中で行って欲しい所だ。
LOは、高さを考えると確実にムーアが出ざるを得ない状態だろうが、ファンデルヴァルトとヘルでコンビを組んだ時に、ラインアウトがどうなるのかは見てみたい。
しかし、堀江と福岡は尋常じゃないな。怪我だけはせずに本番を迎えて欲しいと思う。
少し先の話ではあるが、堀江の後継としては、慶應の山本凱くんのHO転向に期待したい。