力強く前編を書いて以降、後編を書くのをあっさりこってり忘れていた。
最近、不覚にも毎日会食&出張となってしまっており、クソヒマなはずの殿下がムダに忙しぶっている点がキーである。
さて、忙しぶっているので、後編は手短かに行こうと思う。
前回のエントリは、キクタシェフの渾身のサーモンの親子丼が、圧倒的な勢いで変化(へんげ)を遂げた事を書いた。
今回は、グルガオンリージェンシーのレストランで当方が好んで食べている、YAKITORI(BUTA)と言うメニューについて。
名前がそもそも、鳥なのか豚なのかわからない上に、ご丁寧に但し書きには、TUNAと書いてある。
写真を撮っていない事が痛恨の極み乙女なのだが、表記としては、
YAKITORI
- BUTA – TUNA
- TORI – Chicken
- ・・・
と書いてあるのだ。マジだからね。
一応ツッコミを入れたら、
ミスプリントサー、すぐ直すサー
と言って、既に1年以上が経過している。お前らのそーゆートコが俺は大好きだよ。
結局の所、豚串なのだが、元々はこんな感じで非常にイケメソなスタイルをしていた。
この肉厚な豚を、ガーリックライスに載せると・・・・
おやまぁ。これまたイケメソの出来上がりである。ガーリックライスもハオ(好)であるし、非常に悪くない。
こんなイケメソに出会ってしまったので、今回も頼んでみたのだが・・・・
・・・・
・・・
・・
・
おいおい。なんかちっちゃくなってないかい?
暗い所で食べていたので、と言う言い訳をしておくが、写真が下手でわかり辛く、申し訳ない。見るからに薄くなっている事にお気付き頂けるだろうか。
ケチである一方、温厚である事で有名な殿下もこれには穏やかではいられず、シェフを召還。軽くコンプレインしておいた。
ぼく:君ぃ、だいぶ薄くなっているじゃないか、どう言う事だね?
シェフ:いえ、いつもと同じです。
ぼく:何を言っているんだね、僕は2年前から通っているんだ。この写真を見たまえ。
〜写真を見せる〜
シェフ:最近、肉の仕入れを変えたんです。今までは国産のロークオリティな肉でしたが、今はオーストラリアのハイクオリティな肉なんです。
ぼく:なるほど、でも僕は厚さと大きさの話をしているんだよ。
シェフ:コストが6倍も違うんです。1ロット500ルピーと3,000ルピーですよ。
ぼく:なるほど、でも僕は厚さと大きさの話をしているんだよ。
シェフ:やり直して持って来ます。
ぼく:うむ。
と言う事で、やり直して来たものがこちら。じゃん。
・・・・
変わってなくね?むしろ本数減ってるし。
結局、合計9本の串を食べる事になってしまい、何をやってるんだか良くわからなくなってしまったが、一つ言えるのは
味は前と大して変わってねーぞ
である。
- 6倍の価格のモノを仕入れた
- 商品の厚さは3分の1になった
- 大きさはだいたい同じくらい
さて問題です。コストはどのくらい変化したでしょう。なお、歩留まり等は考慮しないものとします。
この問題について、リージェンシーのシェフは一生懸命考えて出直して来るべきだろう。
と言う事で、なんだか軽くディスる形になってしまったが、一応フォローしておくと、
味は大して変わってないけどそもそもがフツーに美味い
になるので、ご安心頂ければと思う。
〜今日の教訓〜
コストは倍、でも値段は一緒。
そんなワケねーだろ、っつーの。テキトーな事言いやがって。