今週も力強くデリーに行って来た。
今回の出張で、今年に入ってからハイアットの宿泊日数は39泊になる。
これには勿論モルディブも入っていたりするので、全部が全部デリー出張ではないが、一方でハイアットじゃないホテルに泊まるケースもちょいちょいある為、4ヶ月で40泊以上、つまり1ヶ月で10泊以上。つまりつまり、月の半分はチェンナイの自宅にいない事になる。何やってんだ。
マダム（嫁）に、
私たちが行く前、『デリーの部下を教育して、俺が行かなくても済む様にしておくからさ！』とか言ってたよね
と笑顔で刺されると、震えが止まらない。
さて、デリー出張の時に定宿にしているハイアットリージェンシーグルガオン。
過去何度も宿泊しており、恐らく通算100泊は優に超えている。ハイアットグループを挙げて、感謝状でも出して貰いたい所だ。（金払ってる会社宛に）
そんだけ泊まってるから、当然メシも食いまくってるワケで、その手の話を過去のエントリでも良く紹介して来た。
グルガオンリージェンシーの1Fのレストラン（Kitchen District）には、以前はキクタさんと言う日本人のシェフがおり、それはそれは美味いサーモンの親子丼を裏メニューで出して貰っていた。←常連みたいに言ってるけど1回だけ。
※過去エントリ参照！
その後、キクタ選手が去り、弟子だとか言うヤツも恐らく去り、代替わりと共にノウハウが失われて行く典型的な様子を目の当たりにして来たのだが、それも過去エントリでちょいちょい書いて来た。
当ブログに装備されている検索機能で『親子丼』でサーチをかけると、たくさん出て来るので、是非見て頂ければと思う。
先ほど書いた通り、親子丼のクオリティはどんどん劣化して行っており、一方でアスパラガスとマッシュルームのリゾットがそこそこ美味しい事を発見した事から、ここ最近は親子丼を全くオーダーしていなかった。
そんな中、今回久しぶりにオーダーしたので、前置きがくっそ長くなったがそのおはなしである。
いつも通り、
Can I order salmon Oyako-Don? → What is Oyako-Don? → ググれカス のやり取り
を経て親子丼をオーダー。10分程待っていた。
正直、期待は全くしていない。むしろ、どんなシロモノが出て来るか？と言う方に期待していた。
どん。
うーん。。。
キャベツで嵩増しする手法は以前と一緒だ。そこのノウハウを伝授してどーする。つーか、これじゃ丼ものに見えねーっつーの。
採点すると、
酢飯を使っている点は合格
イクラがないからトビコ、これもOK
別皿とは言え、ガリとわさびを持って来てくれている
でも海苔がない
と言った形で、とりあえず海苔を持って来て貰う様に頼んだ。
じゃん。
おい、誰がフリカケ持って来いっつったんだ。
正直、フリカケの目的は全くわからないが、インド人目線では、日本人が何を求めてるかなんかわかんないよな、と言う事でこれは已む無しだろう。
逆の立場で、当方がインド人からチャパティだかなんだか足りないモノを持って来い、と言われたら、とりあえずその辺にある適当なモノを持って行ってしまう可能性が高い。
従って、
おい、フリカケかよ
とは思ったが、特に叱責する様な事はなく、ちょっとご飯にかけて食べておいた。ちなみに美味しかった。
もう一つちなみに言うと、サーモンの素材自体はさすがに美味しい。なので、あとちょっとでだいぶレベルアップするんだけどな・・・
せめて、見た目をこんな感じで工夫してくれると、努力の痕跡が見えて嬉しいのだが。
これは親子丼じゃなくて、親丼なんだけどね・・・
〜今日の教訓〜
キクタさん戻って来て。
リージェンシーもだいぶ儲かってるはずだから、そろそろ日本人シェフ雇おうぜ。