以前書いた通り、家族用ドライバージャナ君が辞めた。
1/3にジャナ君の新車が来て、即座にタクシードライバーとしての仕事を始めると言っていたので、1/1にスリランカに向けて出国する時、12月分の給料を渡しながら、彼と会うのは最後だよな、と考えていた。ただ、敢えて何も言わなかった。向こうから何か言って来るかな?と思ったからだ。そして当然ながら、向こうからは何もなし。
今までお世話になったんだから、最後くらい『今までありがとう、次も頑張ってね』くらい言ってあげなよ、と言う意見があるのかもしれない。
だが、菩薩への修行の道は険しい。当方はそんな菩薩になり切れていないので、
てめぇ今までお世話になりました急に辞めてご迷惑おかけしてすみませんじゃねぇのかよぶっ殺すぞ
みたいな気持ちを、かなり抑えた表現で心の中で抱いていた。
違う文章に直すと、
君の方から何か御礼かお詫びの一言があると思ってたけど残念だよもう二度と会う事はないねさようならフォーエバー
になるだろうか。
そんなこんなで、1/5の帰国後からすぐに通勤用ドライバージェイ君を家族用ドライバーに鞍替え。当方には新しいドライバーを月曜日からアレンジする様に総務に指示しておいた。
ちなみに、1年半くらい殿下のもとで働き続けているジェイ君の給料は、基本給19,800+交通費1,000 = 20,800INR/月、である。結構高いよね。
そして月曜日。
朝は、デリー出張中の社長殿のドライバーが代打でやって来た。
月曜の昼過ぎから当方もデリーへ移動だったので、ニュードライバー君は会社⇒空港への移動での登場となったのだ。
総務曰く、
- 彼のドライビングテクニックはチェックした
- オールモストパーフェクトだ
- 念の為、空港に行くまでの道中でチェックしてくれ
- お目付け役で社長殿のドライバーもつける
- 気に入らなかったら変えるから
との事。
お目付け役がいて、且つニューサーの前での初めての運転で荒っぽい運転するバカはいないだろ、このチェックに何の意味あるんかな、と思いながらOKを出し、空港まで。
最初に名前を聞くと、さばぱてぃ?とか言っていた。
サバか、最近北海道でシメ鯖食ってないな、と言うか佐波って同級生がいたな、飲酒するといつも全裸になってて、ニックネームが佐波全裸だったな
等と思いながら、後はいつも通り一言も発さず、ひたすら無言の空間が1時間続いた。
結果的には、佐波全裸は危ない運転もしないし、最後にちょっと話したら英語があんまり得意っぽくない不安はあったが、別に却下する程の要素は何もなかったので、明後日からよろしくな、と言う事で佐波全裸とは別れた。
最後に車から降りて来た時、気合の裸足だった事については、
さすが佐波全裸、まずは靴から脱ぐんだな、
等と思っていたが、お前靴は最低限はけよ、とだけ注意しておいた。
で。
迎えた水曜日。と言うか今日。チェンナイに帰る日になって、総務からこんなメールが来た。
内容としては、
- 佐波全裸が来なくなった
- 電話しても出ない
- ついては、ジェイ君を手配しても良いか
- 明日の出勤はタクシーを手配する
と言うもの。
当方の目論見としては、
佐波全裸を通勤用ドライバーにした⇒運転がクソ下手orクラクションプーさんorゲップ連発野郎⇒殿下憤怒する
の様なネタが今後ブログで書けるな、と思っていたのだが、佐波全裸はそれを凌駕する圧巻の瞬発力を持っていた様だ。
何も言えねぇ としか言い様がない。
明日からは通勤ドライバーなし子さんになるので、毎日違うドライバーが入れ替わり立ち替わりっす。
ちなみに全然怒ってません。こんなのもう慣れっこだよね。
~今日の教訓~
タクシー運転手が来ると、毎朝道案内しなきゃいけなくてクソ面倒。
この前会社の場所くらいわかってると思って新聞読んでたら、全然関係ない所連れてかれてたよ。クソが。