変な言い回しばっかしてたらインド人に怒られた件

当方のブログを読んで頂いている方から、以下の様なご指摘を受けた事がある。

形容の仕方が特殊だ

と。

例えば、頻出する単語、『鋭く』、或いは『蹂躙』等だ。

他にも挙げれば色々とある。

  • 圧倒する
  • 剛直
  • 漢らしい
  • 不甲斐ない

等々。

確かに、一般的にはあまり使われない言葉だ。特に会話の中では発生し辛い。

では当ブログにおいて、何故ここまで頻出するのか?

いきなり結論から書くと、これらの言葉は、大学の体育会で使われていた言葉だ。

大学の体育会、と一括りにすると良くないので、正確には『体育会の中の一部の人間』になる。

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体育会にも色々とあり、野球の様に華のあるメジャーなスポーツから、例えば少林寺拳法の様な正直メジャーとは言えないスポーツまで、たくさんあった。

大学の卒業アルバム以外に、体育会の卒業アルバムと言うものも存在しており、クラスや学部に全く思い入れのない当方としては、体育会の卒業アルバムの方が圧倒的にお気に入り。

が、とにかく色々な部があり、知らない人も沢山いたので、一括りにするのは良くないだろう、と言う極めて常識的な考え方だ。

その、当方を含む一部の人間で流行っていたのが、

世間の流れに安直に流されずに、自分達が面白いと思える言葉で会話しよう

と言うもの。

今になって振り返ると、中坊が『ワル』『ツッパリ』に憧れるのと同レベルの話な気もするが、世間と同じ様な言葉遣いはしない、の様な事をやっていた。

最近で言えば、○○ハンパないって!等と言う言葉の言い回しは

『工夫がなくてぬるい』

と評されていただろう。

当方のツイッターでもこの言葉は一回も出て来ていないはずだ。

あまり使われていなくて、それでいて響きが面白い言葉を頭で考え、言葉を選びながら会話をする事で、クリエイティブな思考を養う、の様な、今となっては謎な目的意識もあった。

そんな事をやっていたら、段々と言葉遣いが変になってしまった、と言う点は否定出来ない。

社会人になってもその癖は抜けなかった。

学生の頃は、相手の事を貴様と呼ぶ事が多かった。

当方がつるんでいた体育会の連中は、ほぼ全員が学ランを着ており(ラグビー部はブレザーだけど)、

いかつい大学生が学ランを着て、二人称を貴様にして談笑している

と言うのが純粋に面白い、と思っていたんだと思う。

そのノリで、会社の新人研修で、男子にも女子にも二人称;貴様を使っていたら、漢らしく浮いた。

体育会要素の強い人間としか仲良くなれず、今に至る。

会社の会議等でも、色々と出てしまった。

例えば、お客さんが当社の製品から他社の製品に乗り換える、所謂転注危機が訪れた時、

これは大変だ

とか

影響が非常に大きいですね

と言った、具体性に欠ける極めて生ぬるい言葉を周囲が使っているのに耐え切れず、

それはシットとしか言い様がないですね

と表現した所、数秒の沈黙の後、

ふざけるな馬鹿

と言われた。

表現の仕方が違うだけであって、数字等の具体性がないのはどれも同じであるし、どう見てもシットとしか表現出来ない状況なのだから間違ってないじゃないか、と真面目に思っていた。

もう一つ言えば、そう言った堅苦しい空気の中に、こう言った面白い(と当方が勝手に思っていた)スパイスを入れ、その場の空気とみんなの頭を柔らかくする事が大事だ、とも思っていた。

会社だけでなく、一般家庭等においてもこの手の工夫を入れ、会話をもう一段弾ませる事が出来れば、家庭の中が100ルクスくらい明るくなり、消費電力も少しは小さくなるだろう、と今でも思っている。

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そんなこんなで、未だにその時の流れを引きずり、あまり一般的には使われない様な表現を使ってしまっている。

半分は意図的に出しており、半分は無意識に出てしまっている感じだろう。

ただ、一般的でない表現をムダにこねくり回した結果、伝えたい内容と逆に捉えられる様な事も起こる。

当ブログをそのままGoogle翻訳にぶち込むと、どうやらあまり良い翻訳が出来ない様だ。

例えば、

反対意見を垂れ続ける剛直な彼は、課長の様なシットな輩と違い、漢らしいと思った

と言う表現。

これをGoogle翻訳に突っ込むとこうなる。

He is a rigid man who keeps disagreeing opinion, unlike a senior citizen like the section chair, he thought he was like Han

更にその英語を、再度Google翻訳に突っ込むとこうなる。

彼は異論のない意見を残している堅い男で、セクションチェアのような高齢者とは違って、彼は漢のようだと思った

全く以って良くわからなくなってしまった。


先日、サリーを着て家族写真を撮った話(前編後編)を書いた。

うーん、微妙だよな、と逡巡しつつも、一応スタジオのオーナーにリンクを送った所、

なんでそんなネガティブな事を書くんだ

と案の定クレームが入った。

正直、

は?何言ってんだお前、ちゃんと読めや

ともちょっと思ったが、間違いなく当方の表現方法が招いた事なので、一つ一つ丁寧に説明をした。(↑こう言う所が良くないんだと思う)

  • まず、結論は100%ポジティブ。非常に良い経験をさせて貰ったと思っていて、本当に感謝している
  • と言うかもしネガティブな印象を持っていたら、わざわざ俺が君にリンクを送る必要性はない
  • 価格が高いと言うのは、他との比較ではない、ドライバーの給料との比較であり、それは事実だろう
  • もし自分の経験に見合うバリューがないと本気で思っていたら、出すのを渋ったが、俺は喜んで払ったし、それを君も覚えているはずだ
  • 俺はブログで特殊な表現を使っていると自分でも思っており、Google翻訳では正しい意図は伝わらない事がある
  • 最初に書いた様にポジティブな内容だし、意図が伝わらなかったのは残念だが、不愉快にさせたのであれば謝るよ

の様な、非常に筋の通った内容を送った。

が、返事がない。なんなんだ。

納得したのかどうかは不明だが、わかりにくい表現ばかり使っていると、こう言った事を起こす事もあるんだな、と勉強になった。

今の所、日本人の方から

不適切なコンテンツだ、剃髪して全裸で謝罪しろ!

の様なシュプレヒコールが起きていないのが幸いだ。

当方、ゴリラの様な見た目とは違い、ハートはiPhoneの液晶画面よりも弱いので、そんな事を言われてしまった日には自らベンガル湾に沈んでしまう事間違いなしだ。

不適切なタマノミヤを今後とも宜しくお願い申し上げると共に、家族が目出度くインドに帰って来た事をお知らせ致します。

~今日の教訓~

スタジオのオーナーが納得したのか、マジで謎。

返事よこさんかい。

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