たった今、こちらのエントリでクールEMSのネタを書いた。
もう使う気満々ではいるものの、EMSですらそこそこお高い料金がかかるので、クール便ともなるとかなりお高い料金を請求される事が予測される。
このスキームのコストベネフィットパフォーマンスはどうなんだいタマノミヤ君!
と上司にガン詰めされる事を予測し、ファイヤーをウォッチするよりもオブビアスなこの難問に取り組んでみたいと思う。
シンガポール買い出しとどっちがお得なんでしょ
ちょうど先週、シンガポールの明治屋で冷凍食品と一部冷蔵品のみを買い込み、17.5kgをえっちらおっちら運んだ経緯があるので、それをベースに考えてみたい。
家族4人で行ったが、当方1人で買い出しに行った事にして考えてみる。
まず航空券代。
えあいんでぃあ なんぞと言うちんちくりん航空会社は使わず、JALの次に愛しているSQを使ったので、19,401INR。日本円にして33,000円としておこう。
次に実際の食品の代金。
明治屋さんの価格は、近所でドンキが価格破壊を起こしているとは言え依然として高く、254.30SGD。日本円にして20,000円としておこう。
参考までにレシートを貼っておく。
今回は宿泊したのでホテル代がかかっているが、買い出しオンリーであれば気合いの日帰りが可能(厳密には機内泊1泊)なので、ホテル代はカウントしない。
後は現地交通費だが、タクシーで行ったとしても往復で50SGDくらいだろうから、ここは4,000円としておく。
従って、この17.5kgの食料品を買う為にかかるコストは57,000円と言う事になる。
クールEMSで同じモノを調達したら??
ではこれをクールEMSで送ったらどうなるか?を考えてみる。
ご存知の通り、シンガポールの物価は鬼の様に高いので、日本との差を考慮する必要がある。
例えば、子供が大好きな『さけるチーズ』。
マダム曰く、
日本で買ったら140円とかよ!
のモノがまさかの5.5SGD、つまり440円。え、3倍ですか?
他のモノが軒並み3倍と言うワケではないが、仮にそう考えると、20,000円出して買った食料品は、日本では6,666円で買える計算となる。
そんなアホな、とも思うし、イメージ1.5~2倍くらい、って感じを受けるのでその式を当てはめると10,000~13,333円くらい。
かなりレンジが広いが、まぁとりあえず6,666~13,333円って事で間を取って10,000円として考えておく。
次は輸送費。
日本郵便が開示している料金表はこちら。
これを見ると、今回の17.5kgに対しては、恐らく大Box×2箱で、保冷剤込みでそれぞれ10kgずつ、みたいな感じになりそうな気がするので、25,700円×2箱=51,400円。
一番めんどくさい、デリーからチェンナイへの輸送には飛行機代がかかるが、チェンナイ⇔デリーは、早めに取ればエアインディアであっても往復8,000INRくらいなので、約13,000円。
と言う事で、全部を足すと74,400円。あれ?
比較表にするとこんな感じだ。
うーん。。
これではEMSの優位性を示す事が出来ない。
当初の目論見が完全に狂ったので、他の要素を考えてみる。
自分の人件費も考慮してみる
良く考えたら、どちらのケースにおいても自分の時間を使う事を忘れていた。
発生していない自分の人件費を考えるのも微妙だが、どちらのケースにおいてもそれに費やす時間をブログ執筆に充当していれば、広告収入が1億円くらい入って来るであろう事を考えると、考え方自体はリーズナブルであると言える。
まずシンガポールに行く場合は、以下の日程となる。
2000;自宅発
2315;フライト
0555;シンガポール着
1800;買い物完了し空港へ
2020;フライト
2200;チェンナイ着
2330;イミグレ後帰宅
つまり、自分の時間を28時間程使う事になる。
一方でデリーであれば恐らく以下のケースが想定される。
0700;自宅発
0840;フライト
1135;デリー着
1530;ピックアップ完了し空港へ
1720;フライト
2010;チェンナイ着
2100;自宅着
こちらのケースでは14時間である。
次に考えるのは自分の時給だが、マックのバイトをクビになるレベルの社会不適合者の当方の実勢時給は、恐らく当時の700円レベルと思われるので、シンガポール;28h×700円=19,600円、デリー;14h×700円=9,800円となる。
これを既出の表に当てはめると・・・
あれ?まだEMSの方が高い。。
やはり当方はもっと価値のある人間だと考えるべきだ。
昨今はマックのバイトも1,000円/hくらいになっており、深夜勤であれば25%加算されるはずだから、シンガポール;28h×1,250円=35,000円、デリー;14h×1,250円=17,500円となる。
これでようやく逆転。EMSの方がメリットがある事が証明された。
如何だろうか。
ここから導き出される答えは、
シンガポールまで買い出しに行くのは意外と安い
圧倒的に画期的だと思っていたEMSは意外とカネがかかる
日本にいるのが一番
となる。
しかしそれでは身も蓋もないので一つの提案は、
17,500円もらえればデリーまで取りに行って来ますよ♡
と言う事になる。
株式会社タマノミヤの設立やで!!!
〜今日の教訓〜
デリー行くよりシンガポール行った方が多少カネはかかっても精神安定の効果が抜群。
マジで癒されるよね。