諭吉先生の真似っこ。
ちなみに『学問のすゝめ』については実は読んだ事がない。
そう言う事やってるから、日本人は教養がない、とか言われちゃうんだよな。已む無し。
って事で、今日は、当方が考える『単身赴任ではなく、家族帯同した方が良い理由』を一方的に述べてみる。
チェンナイにはそこそこの数の日本人がいる
ここチェンナイには、700人ばかりの日本人がいる と言われている。
但し、それは日本人会に登録している人数であり、当方の周りにも日本人会に登録していない人が意外といるので、実際はもうちょっと多い説もある。
一方で、帰任したのにそのまま日本人会に名前が残りっぱなしの人もいるらしく、実態は不明。
何れにしろ、700とか800人くらいがいる、と言う事だ。
家族帯同は意外と多くない
正確な数は知らないが、家族帯同者より、明らかに単身赴任の人が多い。
家族帯同は、100世帯いるかどうか?って感じじゃなかろうか。
当社には、当方含め4人日本人がいるが、家族帯同は当方のみ。4打数1安打で.250。そこそこの打率とも言えるが、まぁ少ない。
『意外と』って書いたけど、全然意外じゃないかも。むしろ当たり前の結果の様な気がする。
単身赴任を選択する理由
これはまぁ各家庭やら企業によって事情が違うんだろうけど、共通して言えそうなのは、
別居する事で単身赴任手当がもらえる
そもそもインドには行きたくない
と言うのが二大巨頭ではなかろうか。
当方は最初の8カ月を単身赴任にしたが、子供が1歳になる=予防接種がある程度終わるまで、と言う背景があった。
で、確かにこの8カ月は面白いくらいインカムが増えたんだけど、調子に乗ってiMac買ったり、8カ月で4回も日本帰ったりしてたから、全く金は貯まらず。ジーザス。
なんでインドは敬遠されるの?
これについても色々あるんだろうけど、当方の中では
インド自体が発展途上の汚い国だと思われてる
そもそもインドについて正しい認識がされてない
って事が理由じゃなかろうか、と思っている。完全にイメージ先行型だ。
汚い、って点においては実際汚い所もたくさんあるし、先日のエントリの通り、国民の半分以上が野グソマンである事からも、そのイメージはあながち間違ってはいない。
ただ、我々日本人派遣者は、野グソをせざるを得ない様な所で生活するワケではないし、日々の生活で、常にうんこに怯えながら暮らすワケでもないので、そこまで気にしなくても良いんじゃないの、とは思う。
貧富の差の激しい国なので、キレイな所は本当にキレイだし、恐らく日本人はそう言う所ばっか出没する事になるし。
本音はインドについて知って貰いたいのよ
それよりも、『インドについて正しい認識が為されてない』って方が問題かなぁ、と思っている。
恐らく、インドについてみんなあんまり知らないから、
インド=汚い
の域から全く脱する事がなく、結局そのまんまインドについて調べる所にすら行き着かず、
インド=汚い=行かねー
の方程式の自動成立なんだろう、と考えている。
せっかくインドに住むチャンスがあるのに、みすみすそれを逸する日本人ももったいないし、インドにとっても金を落としてくれる日本人を失うのでもったいないのだ。
だから、当方としては、もっとインドの事知って欲しい!と言う思いを多少なりともこめて本ブログを書いているんだ、とかなり美談化してみる。文句ばっか書いてるけど。
家族帯同すると何が良いの?
ここでようやく本題に入る。
以下、チェンナイに家族帯同で来る事のメリットを一気に挙げてみる。
家族との時間が圧倒的に増える
ビビるくらい娯楽がないから、基本的に会社と家の往復の日々が待っている。
結果、毎日奥さんの手料理を食べられるのだ!まさに家族団欒!
キャバ嬢への浮気疑惑とか心配する必要がない
娯楽がない=キャバクラなんてモノは恐らく未来永劫存在しないだろうから、旦那の浪費を気にする必要もない。
きっと旦那は真っ直ぐに家に帰って来てくれるだろう!それがウザいと言うご意見は受け付けない!
ちなみに、デリーには中国人がやってるカラオケがオープンした様で、この前ちょっと覗いてみたが、焼酎一本Rs.10,000とか書いてあってドン引きなのだ。
話のネタが多すぎて会話が弾む
会社でも学校でもその他の生活でも、インド人は常にネタを提供してくれる。
そのネタがイラつくモノであっても問題はない。夫婦でそのネタを明かしあって、ストレス発散ができるのだ!
圧倒的に我慢強くなれる
時間は絶対に守られないし、約束した事すら忘れられてる様な事もある。
その逆パターンで、こっちが時間を守らなくても、約束した事を履行しなくても誰も怒らないのだ。
最初は超絶ストレス溜まるけど、時間の問題で絶対に我慢強くなれる!
インド経験後は世界中どこでも生活できる
世界各国での駐在を経験して来た人ですら、インドはタフで・・と言うくらい。
電気工事に来たヤツが、電気の配線直して水道の配管ぶっ壊して帰っちゃう、とか、ネット回線引きに来た業者が、ノーモーションで壁に穴を開けだして壁が崩落する、とか日常茶飯事で起きる。
ここでの生活を経験したあなたは、世界のどこでも生きていける戦士(ソルジャー)なのだ!!
幸せのハードルが下がる
インド人は基本的に自分の事しか考えてないし、ホスピタリティの対極にいる様な人種。
だから、たまに日本に帰って、日本ではごく当たり前のサービスに触れただけで感動できる!
宅配便が時間指定した通りに来た時なんて、ヤマトの兄ちゃんを抱きしめてミスチルを歌ってしまいそうになるのだ!
インド英語が上達する
インド人の英語は訛りが強い。
important informationとか、インポルタントインフォルメーションになってしまう。
ぶっちゃけ、最初の数ヶ月は何言ってるかマジでわからない。でも時間が解決してくれる。
結果、インド人の英語は理解出来て、欧米人の英語が全く理解出来なくなるが、それも乙だろう。
だって、インドの方が人口は多いんだから!!
高級ホテルに我が物顔で出入りできる
チェンナイには、ヒルトン・ハイアット・インターコンチ・ウェスティン、、と言った具合で、高級ホテルがたくさん進出している。
でも、どこも日本とかに比べるとビビるくらい安い。
結果、かなりの頻度で通う事になり、ウェルカムサー と ウェルカムマダーム のオンパレードなのだ!
海外での家族との思い出プライスレスをたくさん作れる
チェンナイはスリランカとかモルディブが目の前にあるし、日本からだと行くのを躊躇う様なヨーロッパ方面へもアクセスが良いので、必然的に海外旅行が増える。
過酷地だからか、結構な企業が『特別休暇』みたいな制度を作っていて、それを利用すれば、日本にいる時とは比べものにならないくらい旅行ができる。
インド駐在だからお金貯めよう なんて思ってはいけないのだ!金をばら撒いて経済を回そう!!
どうだろう。
ここまで読んでくれた方は、もうチェンナイ行きの航空券の予約に入った事だろう。
なんせ、こんなに魅力的な赴任地なのだ。来ない手はない!
えーインドー?
とか言ってないで、チェンナイで僕と握手!!
〜今日の教訓〜
俺がインドをdisるのは良いけど、インドの事知らないヤツがインドをdisってるのを聞くとぶん殴りたくなる。
てめーに何がわかんだよ!ってヤツやね。
コメント
北インド、チャンディーガルに住んでいるものです。(駐在妻)
家族帯同のススメ、共感しました!もう、わかるわかるの連続です(笑)
そして、この記事を読んで、旦那さんとの時間が日本にいる時より何倍も濃くなっていたな、
と気付くことができました。帯同して良かった!
日本食レストランも無いし、日本人に会ったことも無く、
夫婦二人の生活はなかなかハードですが、インドでの駐在を無事満了させ、
最強になって日本へ帰るか、次の赴任地へ向かいたいと思います^^
これからも更新楽しみにしています!
ありがとうございます!
チャンディガルですか・・・壮絶な生活の絵面しか目に浮かびませんがどうぞご無事で・・・
チェンナイなんて、ド楽勝なんでしょうね・・・次は、是非横ズレでチェンナイにお越しください!恐らく、すべてが楽勝過ぎて無双モード突入かと思います笑