インド最高裁初志貫徹!あぶりカルビの提供を許可へ!

いきなりだが、旬菜寒ブリ初鰹、このワードをご存知だろうか。ちなみに当方は先週まで全く知らなかった。

ちょっと前まで知らなかったくせに、さも昔から知っていた、或いは自分で考え出したかの様に、しれっとその知識をひけらかす行動のナチュラルさに関しては当方の右に出る者はいないと思っているのだが、このワードは日経ビジネス(しかも1か月以上前の)の中に書いてあったモノであり、超絶パクリである事をここに白状しておく。

その超絶パクリを承知の上で、開き直ったかの様に解説すると、メディアだったりブログだったりで好まれるワードとして

  • 最も(最高とか最低とか)
  • ○○ぶりの~
  • 初の~

と言ったものがあり、これらのワードが含まれる記事はキラーコンテンツになり得る、って事らしい。

例えばこんな感じだ。

インドの株価、史上高値を更新!

インド国内高級車販売、5年ぶりの2ケタ成長!

GST導入後!インド政府が予算案発表!

みたいな。一応、全部フェイクじゃなくて過去にあった出来事なのでご安心を。

んで、それぞれが以下の感じでリンクしてる、と言う事だ。

旬菜⇒旬サイ⇒『最も』のサイ

寒ブリ⇒『ぶり』

初鰹⇒『初』

やや旬菜が厳しい様に思える部分はあるものの、これらのワードを使う事で、垂れ流しているその情報が、何となくバリューのあるモノの様に見えてしまう、って事らしい。

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このご時世、ウソ・ホント含め、様々な情報がインターネット上を駆け巡っている事は周知の事実。

その読者たる一般大衆は、まずはタイトルでその記事を読むかどうかを判断している為、タイトルの内容が死ぬ程重要なんだ、と言う事らしい。

これは示唆に富んでいて、非常に興味深い。確かに自分もタイトルで取捨選択をしている時があるかもしれない。

そんな旬菜寒ブリ初鰹。

当方が早速ブログに使用して、見せかけのバリューアップを狙う気満々である事は言うまでもない。

そしてせっかくだからインドに関連付けたい、と思っている事もご理解頂けるだろう。

当方は、新聞記事をエクセル上でスクラップしておくヘンタイ的な性癖があるので、この3つのキーワードに合致するものを検索してみた。

が、さすがに3つを兼ね備えた記事はなかなかなく、どの世界でも、走攻守揃ったイチロー的存在は稀有である事を再認識。

ラグビー界で言えば、スクラムを組める屈強な肉体を持ちながらウィング並みに足が速くハンドリングスキルも非常に高い、NZ代表のDane Colesと言えるだろう。


で、そこそこの時間をかけて色々と見ていたら、半年くらい前のこの記事を発見した。

  • インドの最高裁判所は、中央政府が5月に発表した牛の食肉処理禁止令を無効とする判断を下した
  • 政府は5月下旬、牛の食肉処理を目的とする売買(水牛を含む)を禁止する通達を出した
  • 国民の約8割をヒンズー教徒が占めるインドでは、牛が神聖視されている事が背景
  • 一方で、牛肉を食べる習慣のある州もあり、ある州では与党所属の州首相からも批判の声が上がっていた
  • タミルナドゥ州のマドラス高等裁判所は、『個人の生活様式や食習慣に関わる事であり、基本的人権の侵害に当たる』との判断をした
  • 最高裁はこれを支持した形

これは、中央政府に反抗的な我がタミルナドゥ州の連中の超ファインプレーであり、結果的に今でも制限を受ける事なく、我々は肉が食べられている。

肉が合法的に食べられるかどうか、が駐在員に与えるインパクトは当然凄まじく、もっと日本でも大々的に報道されていて然るべき内容。肉は不法だよ、ってなった場合を想像してみたらマジで引く。

にも関わらず、不倫騒動だのとくだらないコンテンツに邪魔されて露出が少ないので、改めて日本の皆様にお知らせしておく必要があるだろう。

従って、この事実をもっとたくさんの人に知って頂きたい!もっとクリックして欲しい!そのピュアな思いだけでこのニュースに旬菜寒ブリ初鰹を適用してみたら、本エントリのタイトルに行き着いたのだ。

インド最高裁初志貫徹!あぶりカルビの提供を許可へ!

ぶりも入っていて、これ以上に完璧なタイトルは存在しないだろう。

このタイトルがGoogleの検索結果に載った瞬間、我がサイトへのアクセス数はうなぎ上りとなり、当方はプロブロガーとなったも同然だ。


どんなツールであってもそれ自体は万能ではなく、使い方を間違えると何の効果もない、と言う非常に有益な事実がわかる良質なエントリでありんす。

~今日の教訓~

そもそも焼肉の文化がないから、あぶりカルビなんて見た事ない。

結局フェイクニュース作っちゃった。てへぺろ。

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