本エントリは、どこかで見た誰かの記事に影響されているが、誰だか覚えていないのでリンクが貼れない。已む無し。
日本では、サムライジャパンとかサムライブルーとか、とにかく何でもかんでもサムライと言うワードを付けたがる風潮がある。
サムライを美化しているのか、自分達の祖先がサムライだったから、と思っているのかわからないが、ちょっと待てと。士農工商の割合を考えてみてください。と言う所から今日のネタは始まる。
気になったので調べてみた。
明治政府の調査によると、江戸末期における士農工商の割合はなんと以下の通りらしい。
お侍さん:6.4%
僧侶・神官:1.2%
農民含む平民:90.6%
エタ非人:1.7%
その90.6%の内訳としては、
農 79.2%
工 3.5%
商 6.6%
雑 9.1%
雇人 1.6%
だそうな。
雑って何?と思うが、要は9割を占める農工商(非サムライ)のうち、8割は農民なワケで、単純計算で72%が百姓、って話になる。
そもそもサムライなんて江戸末期には6%しかいなかったワケで、その人口構成から考えると、今の日本人が自分達の事をサムライと称するって事は、残り94%の農工商は全員死んだのか、ウソをついてると言う事になるだろう。
そんなはずはないので、やはり我々としては、自分たちのルーツは百姓だ、と認識し、日本代表だって、百姓ジャパン、或いは、戦の時は百姓も竹槍持ってエイエイヤーだったんだから、足軽ジャパンか竹槍ジャパンにしてしまえば良いじゃないか、と言う論法である。
で、今日。
以前から何回か登場させているネタ、原価企画担当の中途採用が出来ない件が相変わらず何の進展もないので、人事担当部長補を呼びつけた。
君らは何をしているんだい?君らのアクションが遅すぎるから俺はもう内部昇格(バイトみたいなヤツを社員にする)させる事にしたよ。早く進めたまえ。
と言ったら、そのバイト君はエンジニアじゃなくて図面が読めないからタマさんに迷惑をかけます云々、、とネガティブな反対意見ばっかぬかすので、
うるせー俺だってエンジニアじゃないけど図面くらい読めるわ、とっととやれ!
と圧倒。
その様子を見ていた部下が後で部屋にやって来て、色々話していたら、彼が『サムライスピリッツ』と言う言葉を口にした。
良くそんな言葉知ってるね!と言うと、この前の日本出張でタマさんが教えてくれたじゃないですか、との反応。
あぁ、そう言えばこの写真撮った時に教えたな、とか考えながらこのシュールな写真を思い出した。
この時に、君がしているカッコは赤穂浪士と言って、忠義を守るサムライスピリッツを持った人々だったんだ、みたいな説明をした記憶がある。
それを覚えていたらしく、タマさんはサムライスピリッツを持っている云々と言うヨイショをかまして来たっぽいが、ここは丁寧に説明しなければならない。
いいかい?日本人の祖先は殆どが百姓だったんだ。だから僕のルーツは百姓なんだ。だから僕が持っているのはサムライスピリッツじゃなくて、百姓スピリッツなんだよ。
と。
ここで、足軽スピリッツとか竹槍スピリッツの話をしてウケを狙おうかと思ったが、足軽ってランニングサムライ?なんて説明するの?って所が良くわからず断念。
でも良く考えたら、当方のおかん側の婆さんは、長州だかどっかの家老の家だったらしく、そう考えると当方はクォーターサムライになるので、明日やっぱり、俺には25%のサムライスピリッツがある、と再度説明しておこうと思う。
但し、親父の方がゴリゴリのド百姓なので、50%分上書きされて、シェアNo1は百姓スピリッツなんだよ、と言う点も申し添えておく。
〜今日の教訓〜
なでしこジャパンは良い名称だと思うけど、サクラフィフティーンってのも結構好き。(ラグビー)
ちなみに男子ラグビー日本代表は、海外からはチェリーブロッサムズと言われている。なんかかわいい。