『特権とは』の動画が興味深い件

特権と言う言葉を聞いた時、何が思いつくだろうか。

当方は、政治と絡んだ既得権益とか、一部の大金持ちとか、なんとなく自分と縁遠い話の様に感じてしまう。が、そんな事ないんだよ、と言うのが以下の動画でわかる。

6/6に公開されて、未だに1万5千回くらいの再生回数なので、あんまり伸びてない部類なのかな?とは思うがかなり興味深い。

動画は、数十人のヤングメンを横一列に並べて、100ドルを賭けてレースをする、と言う設定で始まる。

但し、レースを取り仕切る先生的なオジサンが、様々な条件を提示、それに当てはまる人間は2歩ずつ前に出て良い、つまりアドバンテージを握る事になる。

その条件が、

  1. 両親が離婚していない
  2. 父親(or父親役)のいる家庭で育った
  3. 私立学校に通った事がある
  4. 無料の家庭教師がいた
  5. 携帯電話を止められる心配をした事がない
  6. 家計を助ける必要がなかった
  7. スポーツ特待生だからと言う理由以外で大学の学費を自分で払わなくて良い
  8. 食べ物の心配をした事がない

なのだが、全部に当てはまる人もいれば、1つも当てはまらない人もいる。

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レース自体は、この条件全部が当てはまって、2歩×8項目=16歩前に出た人間が間違いなく勝つんだろうけど、オジサンが言う通り、

前にいる人達にはより多くのチャンスが与えられていた

と言うだけ。

後ろにいる人達には競争する資格がないかと言うと当然そんな事はないのだが、これが現実。そして前にいてレースに勝った人も、ちゃんとその事を理解しなければダメだ、と言ってレースが始まる。

最後に、

今日ここから何も学ばなかったヤツはただのバカだ

と言ってオジサンの発言は終わるのだが、ホントその通りだな、と感じる動画だった。

当方の例で言うと、上の8項目は見事に全て当てはまる。動画上のレースでは、最前列からスタートする典型的なアドバンテージ保有者、つまり特権を持った人間となる。

結果、一部上場企業にしれっと就職し、子供が3人いても食っていけるだけの給料をしれっと毎月貰い、家も車もしれっと買って、と言う事で、何を以って人生が成功しているのか失敗しているのかは良くわからないからそのジャッジは難しいけど、少なくとも明日全てが終わってしまう様な人生ではない。

とは言え、この資本主義全盛の世の中で大きなファクターとなる『収入』の尺度では、もっと成功出来てるヤツがラグビー部の同期や後輩でもたくさんいるんだけど。

ちなみに、本当はこのブログで年収3,000万くらい叩き出して一発逆転するつもりだったのだが、今は月収3,000円にも届かないレベルなのでどうしようもない。

話を戻すと、この動画では何故か最後に聖書が出て来て、困ってる人を助けようみたいなメッセージが書かれていて、それは邪魔だな、と感じた。当方も一応ユニセフへの募金とかは自動引き落としで毎月やったりしているが、そこは別に個々人の自由だし、強制する様な話ではないと思う。

ただ、この動画を見て、今自分の人生が成功している、或いは少なくとも失敗していないと思っている人も、

それが純粋に自分だけの努力によるものなのか、生まれながらの特権によるものなのか

みたいな所にはちゃんと思いを馳せておく必要があるのかな、とは感じた。実際、当方も、16歩前に出られたのは100%親のおかげで、自分でやったのは前にせり出たスタートラインから走り出しただけなので、その点はしっかり認識しておく必要はあるんだろう。

なので、まずは親に感謝しなければならないし、自分も親にしてもらったのと同様に自分の娘達を何歩か前に出してやる義務はあるな、と感じる。可能性を広げるって意味でも。同時に、この動画でオジサンが伝えたかった様な事も理解させなければならんのだろうな、と。

ただ、何歩出してやれるかわからない上に、やっぱり前に出す=カネをかけなきゃいけない・・・と言う事くらいはわかるので、

どこにそんなカネあるんだ・・・

と暗澹たる気持ちになっている。

そもそも塾のコストで年間70万円くらいかかってるし、マジでカネ貯まらないんだけど。

子供がいる皆さん、子育て頑張りましょう。。

〜今日の教訓〜

中学からオール私立だとだいたい2,000万円/1人必要=3人とも、だと6,000万らしいゾ。

桃鉄なら1ターンで稼げるのにな。

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