インドは、とかく労働争議とか、デモとか、その手の集団行動での抗議活動みたいなのが多い。
以前、子供が巻き込まれる面倒なデモがあったものの(参照!)、最近は直接被害を食らう事もなくそれはそれで助かるのだが、流言蜚語に踊らされてるケースもあったりする。
最近のニュースで、このデマはひでーだろ!と思うのが2つあったのでそのご紹介。1件目はパキスタンの話だけど、まぁインドみたいなモンなのでインド枠としておく。(パキスタンの人怒らないでね☆)
エントリーNo1;ポリオワクチン陰謀説
パキスタンとアフガニスタンが、ポリオの2大蔓延地である事は知られている。
その事に胸を痛めた良心的な活動家たちが、ワクチン接種を無償で行ったり、とかの活動をしているのに、そのワクチンを持った医療関係者を狙った襲撃事件が後を絶たないのだ。
恩を仇で返すとはまさにこの事!と思いきや、そもそも彼らはこれを恩と感じていない点がミソ。
何故ならば、『ポリオワクチンを接種すると、性的不能になる』と言うデマが流れているから。
その手の事実かどうかわからん胡散臭い噂を耳にしたら、その学術記事を調べる、とか、手の打ち様はあると思うんだが、まぁそこには発想が至らないんだろうな。
このデマを信じている人たちは、ポリオワクチン接種は、イスラム教徒の人口減少を狙った西欧諸国の陰謀だ!と言い張っているそうな。
そんな事言ったら、西欧諸国の人達だってみんな滅亡しちゃうじゃん、って話なんだけどね。
エントリーNo2;LED電球陰謀説
さっきのはパキスタンの話だけど、インド国内でも妙なデマが横行している。
当方がカモミールと勘違いしていた、紛争勃発地域カシミール。(ほぼパキスタン)
インド政府が、カシミール地方の貧困層の電力負担軽減を目的に、LEDの無償配布を決めたらしい。
それ自体が正直良くわからないバラマキ政策でしかない、ってのは置いておいて、どうやら受け取りを拒否するファミリーがいるそうな。
で、その理由が『インド政府に反抗的なカシミール地方を支配する為に、LED電球内に監視カメラが隠されているから!』らしい。
アホか。
ってな感じで、『そんなワケねーだろ』とまず思う様な事を信じてしまう人が結構いるっぽいよ、と言うお話。
ポリオの話をしたついでなので、インドにおける病気について。
どうも、インドにおける二大疾病は、栄養失調と結核らしい。
昨年時点で、インドにおける栄養失調状態の人は6億人を超え、結核感染者は5.2億人らしい。ホントかよ。
人口の半数が栄養失調で、4割が結核、って計算になるけど、さすがにそりゃねーだろ、と感じる。
絶対数の正確性はまだしも、過去10年での結核患者の増加率が20%と言うデータが事実に近しいなら、人口増加率(13%くらい)を大幅に上回る事になるので、政府何やってんだよ、と言う事になる。
そう言えば、うちの社長殿のドライバーは、当方が赴任した去年から今に至るまで、ずっと変な咳してんな、、と言うのを思い出したが、もし結核がそんなに身近なんだとしたらちょっとリアルに怖い。
~今日の教訓~
睡眠不足とか続いて抵抗力が落ちるとえらい事になる。
実際に当方は、ちょっと疲れただけですぐ風邪をひいてしまう。かよわいのよん♡