サービスへの対価と言う点を考えてみる件

少し前の話だが、8月の日本出張、名目が必要だったので、インド人スタッフを無理矢理同行させた。

高級レストランやら、色々な所に連れて行き、This is Japanese hospitalityだ!と圧倒し、インド人に欠けているもの=相手への思いやり=を自覚させる、と言う目的もあった。

その中で、エレベーターホールにいる案内係やら、新幹線の中の車内販売の人が、ドアが閉まるタイミングや退出するタイミングで深々とお辞儀をしている姿を見て、そのインド人が驚愕していた。

Too much politeですね!と。

ちょっと今日はその辺りの『行き過ぎたサービス』について。

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日本の普通は海外の普通ではない

日本でずっと生活していると、そのお辞儀もそうだし、コンビニの店員の丁寧な対応も、ごく普通の事に感じられる。

ところが、海外に行くと、コンビニ的な、ある種低級ショップの店員が礼儀正しいかと言うと、そんな事はまずない。中には時々陽気なヤツで、きちんと笑顔でThank you〜とか言って来る店員もいるが、それはレアケースだ。

ちなみに『インド』ではなく『海外』と書いたのは、それが何もインドに限った話ではないから。

アメリカとかフランスだって同じ話。

『サービス』と言うのは本来価格に含まれているべきであり、高級店ならいざ知らず、チェーン店だったりディスカウントショップで同じ対応を求める方がそもそもおかしいだろ、と言う話なのである。

で、この後の話としては、日本が異常にサービス過剰だとか、コンビニの24時間営業とかいらない 的な話に持って行きたいのだが、そっちに行くと超絶長文になるのでそれは次回に取っておく。

え、んじゃどう話を展開すんの?って事になるのだが、今日はサービス業の話をしたいので、マックでのバイトの話をする。だいぶ方向転換しているが已む無し。

なんでいきなりマック?と言う点では、当方が人生においてあんまりバイトをした事がなく、サービス業の経験があまりなかった為、已む無しなのだ。

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マックでのバイトの黒歴史を書いてみる

時は2001年5月。

無事大学に入学し、日々部活で死にそうになっていた頃の話。

ガリガリとすねかじりをしていた当方に対し、あんたバイトくらいしなさいよ、と言うママンの一言を受け、しょうがねぇな、近場で何か探すか、とバイト探しを始めた。

社会の仕組みも良くわかっていなかった当方は、求人欄にマックのバイトがあるのを発見、ポテト食えるかも と言うこの時点でウルトラ邪な考えで面接に臨んだ。

どんな質疑応答があったか全く記憶にないが、その面接で当方がまともな受け答えをしていたとも思えない。

ところがあっさり採用、当方のバラ色アルバイト生活が始まったのである。

こっちだって疲れとんねん と逆ギレ

とは言え、練習があって、且つ一年生は雑用もあったりするので、入れるシフトは基本的に2100-2400の所のみ。

2200の閉店までの1時間、そんな時間にマックをガッツリ食うヤツなんかあんまりいないよね って事で殆ど客もなく、2200の閉店後、ひたすら掃除をする、と言う内容だった。

なので、バーガーを作る機会はあまりなく、一度チーズバーガーのオーダーが来たので慌てて作った所、チーズを入れた所で満足したのか、肉を挟むのを忘れる、と言う痛恨のエラーをかました事があるレベルだった。

こんな感じなので、ビッグマックは最後まで作り方を覚えられず、また、レジに出て接客対応する事も一度もなかった。

当然、掃除なんかクソめんどくさいワケで、青森から来ました!みたいな専修大のとっぽい感じのお兄ちゃん(同い年)にゴミ出しとか頼みまくってたらチクられて、更に秋のシーズンが始まったらシフトも殆ど自発的に入れなくなった為、最終的には『もう入らなくて良いよ』と言う戦力外通告を受けるに至ったのである。

確か、それが11月半ば〜末くらいの出来事だったのだが、その後年末年始のバイト君達が里帰りするタイミングで、恐らく当方が頼って(?)いた青森の専大生も帰ってしまったんだろう、人手が足りなくなったらしく、『もう一回入って貰える?』とのオファーを受けた。

当然、それは丁重にお断りし、完全に人間関係が清算されたのだが、まぁ一言で言えば労働を舐めている。

このレベルのバイトもたくさんいるよね

但し、マックレベルの従業員であれば、このレベルのヤツがたくさんいるのが海外のスタンダード、とは言わないまでも、已む無しと考えるべきだと思う。

それはアメリカだってインドだって一緒。

マネジメント側からするとふざけんな、って話だが、先ほどの『サービスは価格に含まれている』と言う考え方からすれば、このレベルの輩がいても文句は言えないだろう。

金を貰っている以上プロであり、自分の仕事はしっかり遂行せい、と言う考え方も正解である一方、十分なサービスを受けたかったら、その分のお金を払うのが当たり前、と言う考え方も、日本人には持っておいて貰いたい、と本気で思う。


と自分の黒歴史を振り返ってみたが、自分がこんなだったんだから、インド人がコーヒーメーカーを割ったり(参照)、ウソをついて会社を辞めたり(参照)されても、怒る権利は1mmもないのである。

マッククビ事件から15年以上が経ち、当方も多少は大人になったので、恐らくこの思いやりとかが欠けてる傾向にあるインド人達だってあと15年もすれば、そこそこ立派なビジネスマンになっていると信じたい。

その一助になれば、と思いながら、当方は『社会人とは』と言うテーマでしばしば部下に教育的指導をしているのだが、そんな感じの話をする度に毎回マック事件を頭が過ぎり、どの口がそんな偉そうな事言ってんじゃい、といつも思っているのもまた事実。

已む無し!

〜今日の教訓〜

それでもやっぱり日本人は便利に慣れすぎている。

コンビニなんかなくても生きていけるわ。

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