日本だろうがアメリカだろうが、生活において不可欠なアイテムの一つがクレジットカード。
アメリカでクレジットカードを作るに当たっては『クレジットスコア』なるものが必要になるらしい。要するに支払い能力がちゃんとある信頼の置ける人間なのかどうか指数、的なものだ。
ドサクサに紛れて一部上場企業に潜り込み、会社の看板をフル活用して圧倒的な信用度を得て日本でゴールドカードを使い倒していた当方も、アメリカに来た瞬間にクレジットスコアはゼロ。つまり、竹槍を持った足軽以下の扱いとなってしまい、クレジットカードすら簡単に作れなくなってしまう。
そんな足軽未満、英語で言えばless than running samurai?に朗報なのがDiscover Cardなる初心者向けクレジットカード。こんなロゴ、ご覧になった事はないだろうか。
元々は、今は亡きシアーズが作ったカードらしく、世界的にもそこそこ有名らしいが、恥ずかしながら当方は渡米するまで知らなかった。日本では発行されてないみたいだし、インドにもなかったから仕方ないよね、と開き直っている。
で、このDiscover、当方の様な足軽未満人間にもクレジットカードを作らせてくれたので、渡米後1ヶ月程して4/26にゲット。そこから怒涛のクレジット払いライフが始まった。
とは言え、信頼度の全くない足軽なので、クレジットのリミットはわずか2,000ドル。これは1ヶ月に2,000ドル以上使っちゃダメ、って事ではなく、2,000ドルを超える前に銀行口座からちゃんと支払っておけば良い、と言う事。
なので、でかい買い物をする度にセコセコと銀行口座から入金を行い、ひたすらクレジットスコア作りに勤しんで来た。
結果。
この4ヶ月あまりで。
何なら7月は殆ど日本にいたから実質3ヶ月ちょっとで。
マジか。
見にくいけど、1ヶ月単位で区切ってみたらこんな感じに。
家族が来てからの使い方エグい。
クレジットカード以外にも、デビットカードで支払ってる買い物もあるワケで、何にこんなに使ったかな・・ってのをザックリ振り返ってみると・・・・
- ルンバ:$619
- ダイソン:$615
- TOTOウォシュレット:$365
- SONY 65″テレビ:$1,008
- IKEAでの買い物:約$1,300(次女のベッド一式・テレビボード等々)
- ダイニングの椅子:$315
- 主寝室のベッドマットレス:$640
- 長女のベッドマットレス:$480
- ウェイトトレーニング用のベンチ台:$133
- 車の後ろのヒッチカーゴ類:$200
- 芝刈り機:$351
- ブロワーとエッジトリマー:$200
- 高圧洗浄機&ホース類:$200
- ファイヤーピット:$190
と、これ以外にもアホみたいにあるはずだが、パッと思いついただけでも合計$6,600。残りの$7,800が何なのかイマイチ思いつかない辺りがマネジメント能力のなさを物語っている。だから仕事でも成果出ないんだろうな、と暗鬱な気分になってしまった。
そもそも銀行口座直結のデビットカードで支払っているケースもあるワケで、
渡米してからのトータルの消費額とその内訳 及びそこから見える殿下の人間性について
ってのを未だに書いていない大学の卒論にしても良いのではないか。大学で卒論書いてない、と言う話をすると、は?何なのお前的な扱いを受ける事が多いのだが、書いてないモンは仕方ない。
きっと、ではなく、間違いなくついで買いの連発で必要のないものまで買っている気がする。実際、無駄に充実したDIYグッズを見ても、最初の1回しか使われずに不活動在庫化している工具が大量にあったし。スパナとか。
ただ、間違いなく言えるのは、
アメリカ赴任は初期投資がクソみたいにかかる
と言う事。
当方の任期は偉い人曰く4年らしいが、4年の任期の間に貯金しよう・・みたいな昭和的な邪な考えは捨て、二度とやって来ない今を家族と共に楽しむ方向に舵を切るしかない、と開き直っている。
まずは小手調べにBBQグリルを購入してみよう。と思う。早く日本の留守宅を誰かが借りてくれる事を願って・・・・・
ちなみに、これだけ米国の消費に貢献しており、律儀に都度都度支払いを行なっているのだからもう良いだろう、と思って意気揚々とCostcoのクレジットカードに申し込んでみた所、光の速さでdeclineされて憤怒した。
冗談じゃないよ。
〜今日の教訓〜
Trust me。
鳩ぽっぽ。