スズキが進出した事で一気に有名になったグジャラート州。
最近色々と話題のパキスタンと隣り合わせ、と言うそこそこクリティカルな州にこのタイミングで出張に行って来たのでそのおはなし。
とりあえず3つに分けて書くが、今回は日本食屋さんについて。
アーメダバード市内からスズキはクソ遠い
まず位置関係について。
この地図でわかる通り、とにかくクソ遠い。
今回はハイアットリージェンシーに泊まったのだが、スズキまでは2時間〜2時間半かかる。2時間以下で着く事はまずない、と言って良いと思う。
なんでこんなクソみたいな所に作ったんだよ・・・なんて言わないが、みんな思っているだろう。
州の中心地でもあるアーメダバードからこんだけ離れてるんだから、想定通りクソ田舎だ。当方の実家の牧場並みに田舎だ。道中、畑ばっかりだし、牛やらラクダやら山羊やらが死ぬ程歩いていて、まるでサファリパークの様だ。
スズキの周りの日本食屋さんは2つしか行った事なかった
もう何回も行っているアーメダバードだが、メシが課題である事は他の都市と変わらない。(除くグルガオン)
以前、こちらのエントリで紹介した『ミカドホテル』にある店と、その目の前にある『雅』しか経験がなかった。
位置関係はこんな感じ。
味はまぁどっちもどっち。だけど、インドで、しかもこのエリアで日本食が食べられる事自体がありがたい話であり、作ってくれてありがとう♡と言う感じだ。
日本からの出張者を連れて行くバリエーションを増やさなくてはならぬ
何かとホットなグジャラート州。
今後、日本からの出張者が増える可能性がある事を考えると、彼らを連れて行く日本食屋のバリエーションは増やしておく必要がある。
社内で人気を博す為には、
ここは◯◯が美味しくて、こちらは◯◯がメニューにあるんですが、どっちにしますか?
と言うデキリーマンプロポーザルが求められるので、人気者になりたい当方はこう言う作業には目がない。
そんな邪な動機を裏に、新しいバリエーションを求めて、行った事のない日本食屋さんに行ってみたよ!と言うのが今回の趣旨である。
Ajuホテルと言うアジャコングの様な名前のホテルに行ってみた
アジュだかアジャだか良くわからん、と感じられるこのAjuホテル。インド在住の方はご存知かと思うが、Ajuホテルと言うのは、グルガオンとかで複数の日本式ホテルを運営しているグループである。
それがグジャラートにも進出して来たよ!と言う事で、目の付け所はさすがとしか言い様がない。
スズキの工場から約25km程離れた所に位置しているので、スズキ勤務の人がここに昼食を食べに来ると言うのはほぼ出来ないとは思うが、ホテルの中にちゃんと日本食が食べられるレストランが併設されている。
ホテルの外観はこんな。あじゅりょかん。
レストランの入り口。
座敷とかもあって、なかなかの日本っぽい雰囲気を醸し出している。
色々あるけどメンチカツカレーを食べてみたよ!
メシに行く前に、高々と積み上げられたティッシュにツッコミを入れざるを得ない。
なんでこんなに積んだんだろうか。
そして、お茶を頼むと水にティーバッグをブチ込んで運んで来るスタイル。
以前のミカドホテルでも同じやり方だったので、グジャラートではこれが流行ってるのか?と勘ぐってしまう。
ミカドホテルバージョンがこちら。
気を取り直してご飯のおはなし。
メニューはこんな感じで、結構豊富にある。
その中で、かなり魅力的に映る『メンチカツカレー』をオーダーしてみた。
どん!
カレーは、インドで食べるジャパカレー、って感じで特筆すべき点はなかったが(充分美味しいんだよ)、メンチカツが普通に美味しかった。
カレーも、こんだけ芋が食べられるなんてちょー嬉しい みたいに思えるし、500INRであれば充分に安いと感じてしまう。
ちなみに、同行者が食べていたカツ丼がこちら。
これもなかなか美味しかったらしい。見た目も美味しそうだしね。
ホテルが泊まれるクオリティかどうかは不明
てな感じで、ここの日本食は合格点だろう、と思っているのだが、気をつけなければいけないのが、
久しぶりに行ったらシェフがどっか別の所に引っこ抜かれて一気にクオリティが下がってた
みたいな事象が起こりやすい事。
インドはやっぱりジョブホッピング文化だし、競争が激しくなって来ると、金で解決しようとする後発組が出て来るはずで、このAjuも1ヶ月先2ヶ月先に同じクオリティを維持出来ているのか、は気をつけてウォッチした方が良さそうだ。
で、このレストランは、客室エリアの奥の方にあるので、動線上客室の前を通る事になる。
昼時だったから清掃に入ってたのかもしれないが、複数の部屋のドアが開いていて、普通に中が覗ける状態だった。
中には、ゴルフバッグが置いてあって、明らかにこの人チェックアウトしてないだろ、ドア開けてちゃダメだろ、みたいな部屋もあり、セキュリティ面はどうなんだ?と感じてしまう。
ただ、部屋自体はそこそこキレイに思えたので、次回こちらに来る時は、勇気を振り絞って宿泊体験ボンバイエをしてみたいと思う。そうしないと、社内の人とかお客さんとかブチ込めないもんね。
と言う事で、最後まで人気者になりたい根性を丸出しにしてしまったが、アーメダバードのスズキの周辺の進化が凄まじい事を書いて来た。
これ以外にも中華料理だか韓国料理だかのお店も出来たらしく、次回はそこにチャレンジしてみたい所だ。
Ajuホテルはこちら!
〜今日の教訓〜
グジャラートはゴルフ場もキレイらしい。
名前忘れちゃったけど、有名な人が設計したのがあるらしいよ!