今週、鋭くアーメダバードに出張して来た。
厳密には、アーメダバードに泊まったけど、用があったのは80kmくらい北西に行った、スズキの工場があるエリアなので、発展が目覚ましいのはそっちの方の話。
何が発展したの?と言う話の前に、週替わりで起きるトラブルがまた起きたので、その話を最初にぶっこんでみたいと思う。
なお、日常茶飯事過ぎて、最早トラブルとも思わなくなってる感は否めない。
違うホテルが予約されている
今回、日本からお偉いさんが来てたので、初めて泊まるホテルにつっこむワケにもいかず、実績のあるハイアットリージェンシーをチョイス。
※ハイアットリージェンシーアーメダバードについてはこちらをご参照。
多少高いが、お偉いさんと一緒だしまぁいいだろ的に予約させたのだが、アーメダバードの空港に着いて、リージェンシーのプレートを持ってるお兄ちゃんに名前を言うと
そんな予約は入ってないサー
とつれない返事。
なんでや!といきり立って予約を取った担当に電話をかけたら、
ハイアットリージェンシーじゃなくてハイアットサー
とアリアハンな回答。はぁ?
どうやら、リージェンシーと間違えて、ハイアットアーメダバードと言う違うホテルを取ってしまったらしい。バカ。クソ。カス。辞めちまえ。
空港ピックアップも来ていない
気を取り直して、ハイアットアーメダバードに空港ピックアップは頼んであるんだよな?と聞くと、いえっさー!と力強い返事。
が。
ハイアットアーメダバードのプレートを持ったオッサンはどこにもいない。
結局、国内線ターミナルと国際線ターミナルを間違えていたらしいが、
フライト情報ちゃんと連絡してあるよね?どうして国際線だと思ったの?バカなの?カスなの?
と言う点は解せない。
ホテルタクシーがアレンジできない上に道を間違えまくる
6時半にホテルに着いて、お客さんとの会食があったので6時45分に出発すべく、タクシーを手配。
が、タクシーが全然手配出来ず、7時半まで待ってて、と言われた。
これについては、『タクシーなんてすぐ捕まる』と言う根拠のない勘違いをしていた当方が悪いのだが、腐ってもハイアットなんだから、タクシーくらいすぐアレンジしてくれよ、とは思う。ま、インドって、あんまりタクシーの文化ないからどこ行ってもたぶんすぐは捕まんないよね、冷静に。
そんな事言ってても仕方ないので、7時半まで待って出発したのだが、こいつが道を間違えまくる。
グーグルマップの指示も明らかに真っ直ぐだろ、と言う所でいきなり左折するし、それをリカバリーさせようとしてここは右折だ、と指示しているにも関わらずUターンしようとしたり。
ばかっ!!
ミカドホテルとか言うホテルが出来てる
さて、漸くアーメダバード、と言うかマンダルエリアのお話。
以前は、雅と言う名前のこんな感じのレストランがぽつんと一軒あっただけ。
まぁそれでもあるだけ有り難かったのだが、今回行ったら新しいレストランが出来てた。
そのレストランが入ってるのがこちらのホテル。
様々な漢字から、この『帝』と言うワードを持って来る辺り、なかなか興味深い。
This Kanji means Emperor, so almost same meaning as Imperial hotel, sir.
とか言われて盛り上がったんだろうな。
当方もこれからこのホテルの事を、
アーメダバードの帝国ホテル
と認識する事にする。
エントランスが死ぬ程わかりにくい
帝国ホテルがあるのはわかったんだが、どこから入るんだい?階段を昇るのかい?階段昇っても、コンクリート打ちっぱなしの空間だけだぜヘイ、とか思ってたら、工事のおっちゃんが
そこのエレベーターだ
と言って、上への行き方を教えてくれた。
どこやねん、と思って見たら、このクソ細い柱の中にエレベーターがぶち込まれている。
狭いっつーの。
レストランはそこそこ広い
エレベーターを降りると、まずこんな感じ。
で、もういっちょ扉を開けるとレストランがある。
逆からのアングル。
だいたい、50席くらい?と言う感じだろうか。
雅が20席もなかった事を考えると、倍増以上なのだ。
ちなみに、置いてあるテレビがヒュンダイ製だった。ヒュンダイって家電やってるのね。知らなかった。
味はそこそこ
上の写真の真ん中のお姉ちゃんの横に、ホワイトボードが置かれている。
写真を撮り忘れたが、そこに手書きで今日の献立、的なのが書いてあった。
グランドメニューから選ぶ事も出来るらしいが、時間もなかったので、一番早そうなかき揚げうどんを鋭くオーダー。
うどんはたぶんぺらっぺらだし、つゆも変な味するんだろうな・・・とか思いながら待っていたら。
どん。
結論。
麺は想定内。コシはないが已む無し。充分食べられる。
つゆは意外と美味しい。超美味しいワケではないが、インドである事を考えれば充分。
かき揚げも、べっちゃべちゃなのを想像していたので、意外と悪くなかった。
要するに、
結構美味しかったよ
が結論になるだろう。
価格は450INR(約700円)。安っ。
当方としては、お茶を頼んだら、リプトンのティーバッグをダブルで出して来る辺りが豪快で、気に入っている。
これを見て、美味しそう!と思った方はグジャラートへの適性があるんだろう。是非グジャラートへ。
今は商工会もないみたいなので、もっと日本人が行って、盛り上げて貰えればと思う次第だ。
とりあえず、このスズキの周辺は日本食の心配もしなくて良さそう(そうは言ってもスズキの工場から10kmくらい離れてるんだけど)なので、ここからは、その他マンダルエリアの状況について書いてみる。
帝国ホテルの横にも日系ホテルがいた
まず、帝国ホテルの横に、アジュホテルがいた。
※アジュホテルってのはインドの色んな所にある日系?ホテル
稼働開始してるのか良くわからなかったが、駐在員の人に『してる』と聞いた気がする。
このエリアは、スズキのおかげで、結構日本人が増えているらしい。それは駐在も出張も。
そう言う意味では今はブルーオーシャン状態だろうから、このタイミングで進出した彼らの意思決定の速さには脱帽なのだ。突破力あり過ぎる。
スズキの看板が超弩級
インドでシェア50%を握る巨人のスズキ。
巨人らしく、工場の前に建てられているシンボルマークもクソでかい。
これ作るのにいくらかかるんだろうなー数百万円かかるんだろうなー 等と思う一方、
サイクロンとかで倒れたらやべー
とも思ってしまう。
守衛全滅だろ。
英語が読めない
帰り道で追い抜いたこちらのトラック。
HORAN PALESEと書いてある。
これ、
クラクション鳴らしてちょ
って意味で、ケツにこのワードを入れてるトラックが結構多い。こんな感じ。
が、だいたいはSOUND HORN か HORN PLEASEだ。
ほーん ぷりーず。
が、この車、HORAN PALESE。ほらん ぱりせ?
ラリアの往年の名プレーヤー、ティムホランと、イタリアの闘将セルジオパリセの顔しか浮かんで来ない。
ホラン。
パリセ。
これはスペルミスなのだろうか。それともグジャラート語ではこう書くのだろうか。誰か教えて欲しい。
と言った感じで、スズキ周辺のお話を書いてみた。
グジャラート州、と言うかアーメダバードは、まだまだ日本人が生活するには厳しい環境である事は間違いない、
ここに異動しろと言われて、チェンナイと同じハードシップを提示されたら剛直に闘ってしまうレベルだ。
なので、既にここで生活しているソルジャー達には敬意を払わなければならないとマジで思ってしまう。
そのソルジャー達のお陰なのかどうかはわからないが、行く度に新しい店が出来てたり、アパートが建っていたり、と発展のスピードが目覚ましいのも事実。(アーメダバードではなく、スズキの工場のエリアの話。)
そんなに頻繁には行かないが、次回行く際には、また新しい何かが発見出来ればと思う次第だ。
~今日の教訓~
182mの巨大像は逆方向。
くっそ遠いよ。