稀勢の里が豪快に4連敗した。漢らし過ぎる。
こうなると、綱の重み、とか、横綱としての責務、とか色々な意見が出て来る。
まぁ、それはそれで当たっている、と言うか、少なくとも間違ってはいない。この成績で横綱として現役を続けられると思うなよ、と言う事だろう。
ただ、よくよく思い出して貰いたい。こいつは稀勢の里なんだ、と。
稀勢の里=我々を裏切り続ける力士だっただろう、と。
数年前。
綱取りの前、大関昇進の前、大一番ではことごとく別人の様な取り口を披露し、ぬるく土俵の上を転がっていたはずだ。
逆の裏切り方で言えば、双葉山の記録に挑んでいた白鵬を止めたのも稀勢の里。
余計な事しやがって!と言う人、良くやった!と言う人、様々だったが、これも予想を裏切る結果だった。
そして初の一人横綱で迎えた今場所。
初日。人々の期待は当然全勝優勝。その期待に応え、あっさり負ける。
2日目。今日からだよね!と言う期待に応え、あっさり負ける。相撲内容も初日より悪い。
3日目。3連敗はないよね!進退がかかるもんね!の期待にも応え、あっさり負け。
4日目。そもそも出るんかい!と言う所から始まって、その漢らしい覚悟に、誰もが勝利を期待して、気合いの逆転負け。
こうやって書いてみれば、今までと大して変わらんじゃないか。
確かに立場変わって、と言うのはあるが、これだから稀勢の里にみんな惹かれるんだと思う。マジで。
もうこうなったら、絶対に休場とかしないで欲しい。
5勝10敗くらいのクソぬるい数字でも良いから、15日間取り続けてくれ。
若乃花だって大乃国だって負け越してたじゃん。今場所いっぱいは大目に見てやって欲しいと思う。
と言う事で、明日も剛直に強行出場する事を願ってるよ。
~今日の教訓~
8勝7敗で良いならまだまだできるが、横綱には勝ち続ける責任があるby曙の引退会見
非常に漢らしいぞ、ボノちゃん!