最近、冒頭にいきなり質問を投げかける手法が幅を利かせているが、皆様はカレーと言う食べ物は好きだろうか。
某著名シンクタンク・タマノミヤ総研の調べによると、嫌いと言う方よりも好きと言う方の割合が上回る、とのデータがある様だ。
当方もこのシンクタンクからのアンケートを受けた事があるのだが、こう回答した。
カレーは好きだが、あくまでジャパカレーの話である。
インド=全てがカレー味、と言うのは日本から見たインドの印象だろうが、まぁあながち間違ってはいない。
当社のキャンティーンにおいても、
出て来るのは9割カレー、残り1割は辛さを中和するヨーグルト。以上。
と言った塩梅である。
インドのカレーも、美味いモノは美味いんだけど、やっぱり日本で食べるカレーとは根本的に違う。
どっちが主流でどっちが亜流か、みたいな議論になると、ジャパカレーの方が亜流になるんだろうが、別に良いのだ。亜流好きだし。中日ファンだし。
と、相変わらず前段が長く恐縮だが、当方がカレー好き、と言う事を読者諸賢にインプリンティングした所で本題に入る。
今日のキーワードはこれだ。
大塚食品 現地法人を設立 ボンカレー販売へ
けしからん。実にけしからんニュースだ。
プレスリリースは以下の通り。
最初このニュースを見た時、
どうせいつも通りデリーでしょ
と思っていた。
すると、冒頭に
南部で販売
とあった。
なんとナント。ナントの勅令1598年アンリ4世!これはセンター試験に出るので覚えておこう。
南部を選ぶなんてさすが大塚食品。株買っちゃおうかな、とか思っていたら。
バンガロールに現法を設立
とも書いてあった。ありゃ。
惜しい。惜しすぎる。なんでチェンナイじゃないのよ。
株も上がり基調だし、またの機会にしよう。
気を取り直して報道とプレスリリースをまとめると、どうも以下の様な感じらしい。
- 5/28付けで『Otsuka Foods India Private Limited』を設立
- 本社はバンガロールで、代表者は植松さんと言うオジサン
- 資本金は172.5m INRで、出資者は99%が大塚食品、1%が上海大塚食品
- アジア圏での海外進出は、2003年の中国↑に続いて2か国目
- レトルト食品が年率12%を超えるスピードで成長している事に目をつけた
- ボンカレーだけでなく、ボンカレーをブチ込んだカレーパンも販売する
- 生産は外注となり、企業のオフィスや工場の食堂への納入から始める
- 3年後をメドに黒字化を目指し、5年後までにはスーパーへも納入をする
なるほど。
超余計なおせっかいだけど、3年後の黒字化なんて無理だろ・・といきなり思ってしまう。
一般的に、5年〜10年かかると言われているインド市場での黒字化を3年で達成するなんて。
男らしすぎるぞ大塚食品。
味が違うとは言えインドはカレーの本場だし、吉野家の牛丼なんかよりはインド人のハードルも低そうだし、そもそも内製じゃないから固定費負担もないだろうし、実際に12%以上と言う驚異的な成長率を見せてるマーケットだし、、、って事であり得ない話じゃないんだろうけどね。
ガンバレ大塚食品。
なお、大塚食品の広報の方はきっと非常に優秀なんだろう、と考えている。
優秀な広報担当者であれば、本投稿においてSEO対策用に無数にぶち込まれたキーワードを探り当て、
タマノミヤさんのオフィスで是非ボンカレーの導入を
と言う連絡をして来てくれるはずだ。
イセ食品も吉野家も全然連絡して来てくれなくて、毎日枕を濡らしてカビを増殖させているのだが、きっと大塚食品こそは連絡をくれるはず、と信じ、ロシアが鬼無双モードに突入しているのを横目に床に就きたいと思う。
ご連絡お待ちしております・・・
あ、エジプトがPKゲットしとるわ。
〜今日の教訓〜
必ずボンカレーは自宅の在庫をキープしている。
チェンナイ帰ったらカレーの在庫チェックしてみよ。
コメント
こんばんは!
明後日、ガイヤの夜明けでボンカレーのバンガロール進出で植松さん出ますよ〜。
一緒にテレビ観るので、チェンナイ進出も打診しておきますね!
そうなんですか!今週ばたばたしてて、全く知りませんでした・・・
是非チェンナイでのテストマーケティングに私を推薦しておいてくださいませ!よろしくお願い申し上げます!!!