先日、衝撃的なニュースが出ていた。
『イセ食品、スズキと合弁会社を設立して、インドでの養鶏事業参入!』と言うもの。
なーにー!そんな事したら、生卵食べられる様になっちゃうじゃないか!って事で、目を皿にしてそのニュースに食いついたのは言うまでもない。
要旨はこちら。
イセ食品は、埼玉の鴻巣にある鶏卵大手
スズキと組んで、イセ・スズキ・インディアと言う合弁会社を今月設立する
資本金は60m INRで、イセが60%のマジョリティを持つ
養鶏以外にも、洗卵や卵の選別・包装を行う『鶏卵選別包装施設(GPセンターと言うらしい)』も併設、サルモネラ菌などの細菌除去にも取り組む
イセ曰く、養鶏場の規模として最も効率的な120万羽体制を構築する、との事
学校給食としての引き合いもあるそうで、イセ曰く『子どもの栄養改善にも役立つし、生で食べられる品質を維持したい』との事
120万羽体制=卵は3.6〜4億個/年の供給が可能
最終的には、日本と同規模の1,300万羽体制に持って行きたいらしい
1,300万羽体制だと、卵はまさかの40億個/年供給となる(!)
へー。
逆算すると、1羽の鶏って、年間300個くらい卵産まされるって事なのね。すご。知らなかった。
こんなけしからんニュースを見ると、生卵なんて夢のまた夢、、なんて思っていた我々としては、一気に胸が膨らむちゃんなのだ。
日本に帰ると、自宅での食事の一発目は必ず卵かけ御飯にしている、と書けば、どれだけ我々が卵に飢えているか、ご理解頂けるかと思う。
ヨダレ出るわ!
ちなみに、今更ながら解説しておくと、インドでは卵は余裕の常温販売だし、そもそもインド人的には、卵を生で食べるなんて発想がないので、インドで日本同様に生卵が安心して食べられる可能性は1ミクロンもない、と言っても過言ではない。
なので、外地から持ち込むしか方法はないのだが、その時に役立つのがこの手のガード。
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当方はあまりこれを信用していないので未経験なのだが、当方の前任者は日本に帰る度にこの手のアイテムで卵をキャリーしていた。
話を聞くと、『12個運んで2個か3個程度の破損で済むよ!』との事。いやいや、割れてますやん!
あー3個割れちゃった、と捉えるか、9個も卵が手に入った!と捉えるかは個人の考え方次第だろう。
一応、卵も冷えた状態で運んだ方が良いと思うので、卵を運ぶ運ばないに関わらず、このアイテムは冷凍食品のキャリーにおいて超絶役立つので、強くオヌヌメしておく。
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閑話休題。話を戻す。
そんなこんなですっかり浮かれていたのだが、良く良くニュースを見てみると、もっとけしからん事が書かれていた。
曰く、
生産は、グジャラート州のスーラト、またはヴァドダラを予定している
当初は、グジャラート州からも近く、一大消費地であるマハラシュトラ州ムンバイで販売を開始する
販売は2020年からを予定している
おい!こらイセ食品!
わざわざムンバイにまで買いに行けないし、ムンバイに卵買いに行くならシンガポールまで行った方が絶対良いし、そもそも2020年なんて俺インドにいねーよ!!!
もうツッコミ所満載だし、先日の亀田製菓の件同様に、ぬか喜び感がハンパないのだ。
スーラトとかってこの辺ね。
クソ遠いんじゃい。
〜今日の教訓〜
卵が来る前にみんな日本に帰ってる。
インドってみんな任期短いからね・・・