日本でも報道されてるかもしれないが、インドにおいて、ワクチンが開発されていないニパウィルスとか言うヤバそうなウィルスが暴れている模様だ。
ジカ熱とかチクングニアとかデング熱とか、そんなんばっかりあって、やな国だよな、と思ってたけど、もっと嫌になっちゃうわ、って事で、ニパウィルスさんについて書いてみたいと思う。
なお、聞きかじった内容を、まるで自分の知識かの様にナチュラルにひけらかす、いつも通りのスタンスである事は言うまでもない。
そもそもニパウィルスって何よ
ワクチンが開発されていない事は書いた。これは事実の様だ。
元々は1999年にマレーシアの養豚場関係者の中で初めて確認されたモノらしい。
で、初期の頃は、『Hendra virus-like virus(ヘンドラ様ウィルス)』とか呼ばれてたらしいが、ウイルスが分離されたKampung Sungai Nipah(かんぷん・すんがい・にぱ)と言う村にちなんで、Nipah Virus(ニパウイルス)と名付けられたとの事。
もしこれが真ん中を取ってSungai Virus(スンガイウィルス)になってたら、
すんごいウィルス!
とかってオヤジギャグを連発出来たのに、そこら辺のネーミングセンスは残念なのだ。
冗談は置いといて、国立感染症研究所のサイトによると、
- ニパウィルスの自然宿主はコウモリ
- マレーシアでは、ジャングルを切り開いた結果、豚が未知のウィルスと遭遇
- その感染した豚を介して人間へ感染したものと思われる
- 感染ブタの分泌物および尿などとの濃厚な接触と考えられている
- マレーシアでの流行当初、医療機関従事者は特別なバイオハザードの注意を払わずに診療やら検査やらを行っていた
- これらを担当した者の中からは、ニパウイルス感染者は見つからなかった
- 従って人間から人間への感染の可能性は極めて低いものと考えられた
- なお、マレーシアでは1999年2〜3月に患者が急増し、週ごとに数十人単位で増加し、その半数は死亡した
とある。
一方で、Wikiさんには
コウモリからブタを介してヒトに飛沫感染する
と言う記述があったが、それがマジならヤバすぎ。ちゃんと事実を書いて欲しい。
インドでは何が起きているか
そのヤバそうなすんごいウィルス、じゃなかったニパウィルスさんが、インドで何を起こしているのか?について。
ニュースをまとめると、
- ケララ州のコーリコード市近郊の村落の住民がニパ・ウィルス感染症で死亡
- 州政府は、ニパウイルスに感染した患者のうち少なくとも10人が死亡したと発表
- 死者との接触があった90人以上を隔離
- 他にも発熱などの症状が出た患者数百人が病院に殺到中
- ついでに、カルナタカ州のマンガロール(バンガロールじゃない)で、ニパウイルスに感染した疑いのある患者2人を隔離
- 1人は20歳の女性で、コーリコード市の病院を訪れて、ニパウィルスで死亡した看護師と接触していた
- もう1人は75歳の男性で、旅行の履歴はないが、両者とも発熱や頭痛の症状がある
だそうな。
ちなみに、ケララ州ってのはこちらの赤枠のエリア。☆がつきまくってる東海岸がチェンナイで、内陸についてる☆はカルナタカ州のバンガロール。
マンガロールってのも、超西海岸なので、我がタミルナドゥ州まではまだ距離はあるが、超パンデミックの予感。
対策は?
なんかヤバそうな気しかしないんだけど、今日総領事館から来た注意喚起の中には、以下の形での予防策が書かれていた。
- 切り口がむき出しのままの果物や鳥がかじった果物を食べないこと
- 口が開けられたままのココナッツのジュースを飲まないこと
- 熱がある場合は、家族及び外部の人との接触を避けること
- 十分休養をとること
- ビタミンCが豊富な果物及び野菜を摂ること
- 患者と同じタオル等を使用しないこと
- マスクを着用し衛生に注意すること
- 感染患者の世話をする人たちの間でタオルやマスクを共有しないこと、また十分に手を洗うこと
- 周辺地域への渡航・滞在にあたっては、感染者が発生している地域には近づかないようにし、また最新情報の入手に努めるよう、十分注意すること
とりあえず、明後日から日本に帰るので、少なくとも2ヶ月くらい帰って来ないうちの家族は大丈夫だと思うけど、2週間で帰って来ざるを得ない当方としては、ややビビっちゃうのだ。
ココナッツの香りのするコパトーンとマリブは大好きだけど、ココナッツジュースなんか1mmも興味はないし、ケララには何があっても行かないから大丈夫として、ケララから来た人間によるアタックなんか、防ぎようがないんですけど。
そこで気になるのが、
ホントに飛沫感染しないよね?
と言う点。
これについては正直わからないので、色々調べてみたいと思う。
何れにしろ、気をつけましょう以外の言葉が見つからず、深刻なボキャ貧をさらす形になるのだが、すんごいウイルスの前にはナスがママ、ニンジンがパパ、と言った形で已む無し。
ちなみに上述のマリブとは以下の様な飲み物。
ギャル男の飲み物として扱われており、当方と飲んだ事のある人であれば、気がふれた様にマリブコークを注文する当方の姿を目撃した事があるはずだ。
と言う事で、インド在住の皆様、マジで気をつけましょう。
出張に来る人も、ガチで気をつけて。
〜今日の教訓〜
精神的苦痛を受けたので、ハードシップ増やして欲しい。
気苦労が多いよね!!